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Prtimes調査レポート

マイナビ、「正社員の“サードプレイス”と“働くモチベーション”に関する調査」を発表

マイナビ

正社員の5人に1人は「サードプレイス(第三の場所)」を持っている。「サードプレイス」を持つ人は、“自己理解度”が高く、“働くモチベーション”が高い傾向に

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、全国の20-50代の正社員男女を対象とした「正社員の“サードプレイス”※と“働くモチベーション”に関する調査」の結果を発表しました。

※「サードプレイス(第三の場所)」とは、自宅や職場ではない、自分らしく過ごせる居心地のいい場所のことを指す

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【TOPICS】
◆正社員の5人に1人は「サードプレイス(第三の場所)」を持つ。具体的には、「カフェ」「趣味の集まり」などが挙がる【図1、2】
◆サードプレイスを持っている人は、 “自己理解度”が高く、“働くモチベーション”が高い傾向に【図3、4】
◆サードプレイスを持つ人は、「仕事と私生活どちらも満足している」割合が39.4%で、持たない人に比べて、15.1pt高い【図5】
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【調査概要】

◆正社員の5人に1人は「サードプレイス(第三の場所)」を持つ。具体的には、「カフェ」「趣味の集まり」などが挙がる
20-50代の正社員にサードプレイスを持っているかどうかを聞いたところ、19.3%の人が「持っている」と回答した。そのうち、「1つ持っている」は14.0%、「2つ持っている」は3.9%となっており、サードプレイスと呼べる場所が複数ある人もいることがわかる。【図1】

また、サードプレイスを持っていると回答した人に対して、どのような場所かを自由回答で聞いたところ、最も多かったのは「カフェ」で、その他「ジム」や「趣味などの交流の場」などの回答が目立った。
回答を分類したところ、大きく「1人の時間を過ごす」もしくは「他者とのコミュニケーションがある」、そして「場所が固定されている」もしくは「やることが固定されている」の4つの特徴に分けられた。
具体的な回答例として、「1人の時間を過ごす」かつ「場所が固定されている」例としては、「カフェ。決まった曜日の決まった時間に行くので、会話はないが同じ顔が揃っていて安心する。ゆったりとした時間を過ごせる。」などが挙がり、「1人の時間を過ごす」かつ「やることが固定されている」例では、「1人でのドライブやツーリング」などが挙がった。また、「他者とのコミュニケーションがある」かつ「場所が固定されている」例は、「自宅近くの公民館。将棋サークルに入っていて、サークル仲間と2週間に1回ほど将棋を指している。」、「やることが固定されている」例としては、「音楽やゲームで繋がった人たちとの輪」などが挙がった。【図2】

【図1】

【図2】

◆サードプレイスを持っている人は、 “自己理解度”が高く、“働くモチベーション”が高い傾向に
サードプレイスの有無別に、キャリアについての考えを聞いたところ、「働くモチベーションが高い」と答えたのは、サードプレイスを持つ人は40.0%、持たない人は24.0%となり、16.0ptの差があった。
また、「自分のキャリアを自分で作り上げている実感がある」と答えたのは、サードプレイスを持つ人は53.3%となり、持っていない人(34.0%)に比べて19.3pt高く、キャリア自律が高い傾向にあることがうかがえる。
「困難な仕事でも自分ならできるという自信(自己効力感)がある」についても、サードプレイスを持つ人は56.3%となり、持っていない人(35.8%)に比べて20.5pt高い。
サードプレイスを持っている人は、働くモチベーションが高く、キャリア自律や自己効力感が高い傾向にあるようだ。【図3】

また、サードプレイスの有無別に、自分自身への理解度を聞いた。「自分自身への理解度が高いと思うか」という質問に対して、サードプレイスを持つ人は60.8%が「そう思う」と回答し、持っていない人(34.4%)に比べて26.4pt高い結果となった。
また、「自分の好きなこと」や「得意なこと」についての理由の説明ができるかどうかも、サードプレイスを持つ人の方が25pt以上高い。
これらの結果から、サードプレイスを持つ人は、自分の好きなことや得意なことなど、自身への理解度が高く、サードプレイスでの活動が自己理解を深める機会にもつながっていると考えられる。また、それが仕事における自分の強みを活かすことにもつながっている可能性がある。【図4】

【図3】

【図4】

◆サードプレイスを持つ人は、「仕事と私生活どちらも満足している」割合が39.4%で、持たない人に比べて、15.1pt高い
サードプレイスの有無別にみた、仕事と私生活の満足度を見ていく。
調査では仕事と私生活の満足度をそれぞれ5段階で聞いており、「仕事も私生活も満足」「仕事のみ満足」「私生活のみ満足」「どちらも満足でない」の4グループに区分した。
「仕事も私生活も満足」と答えた割合は、サードプレイスを持っている人は39.4%であったのに対し、持っていない人は24.3%となっており、15.1ptの差があった。
また、どちらか一方だけは満足と答えた「仕事のみ満足」「私生活のみ満足」については、サードプレイスの有無で大きな差が無かった。
一方で、「どちらも満足でない」は、サードプレイスを持っている人は25.5%であったのに対し、持っていない人は44.9%と回答率が高く、19.4ptの差があった。
サードプレイスを持っている人は、「仕事と私生活どちらも満足でない」割合が低く、「仕事も私生活も満足である」割合が高い傾向にあることがわかった。【図5】

【図5】

【調査担当者コメント】

今回の調査からは、サードプレイスでの活動が自己理解につながっていることが示唆されました。そして自己理解の深まりが、仕事のモチベーションやキャリア自律、自己効力感の醸成にもつながっている様子もうかがえます。実際にサードプレイスを持つ人は、仕事・私生活どちらの満足度も高い傾向にありました。
また、サードプレイスは、実際の場所だけでなく、リラックスして自分らしさを発見できる時間を過ごすことも含まれていることがわかりました。例えば、カフェでのひとときや、趣味の時間を大切にすることもサードプレイスとなり得るようです。自分に合ったサードプレイスを見つけることで、今後のキャリアにも良い影響を与える可能性があります。
年末は、自分のキャリアを振り返る良い機会です。この時期に「サードプレイス」を探してみてはいかがでしょうか。

キャリアリサーチラボ 研究員 朝比奈あかり

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「正社員の“サードプレイス”と“働くモチベーション”に関する調査」
○調査期間/2024年11月15日(金)~11月18日(月)
○調査方法/インターネット調査
○調査対象/20~59歳の正社員の男女
○有効回答数/3,000件

※調査結果の詳細は下記からご確認いただけます。
https://career-research.mynavi.jp/reserch/20241219_90129/
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