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社会的処方に関する日本最大のイベント「社会的処方EXPO2025 in Kawasaki」2025年3月9日(日)に開催

一般社団法人プラスケア

2023年、東京。2024年、京都。そして今年は川崎・武蔵小杉にて開催

チケット申込みサイト(Peatix)
日時:2025年3月9日(日)11時(開場10:30)~20時場所:川崎市コンベンションホール先行チケット:8,000円(2/10以降は標準料金:10,000円となります)学生チケット:3,000円

「暮らしの保健室」「社会的処方研究所」の運営をおこなう一般社団法人プラスケア(拠点:神奈川県川崎市、代表理事:西 智弘)は、社会的処方に関する日本最大のイベント「社会的処方EXPO 2025 In Kawasaki」を2025年3月9日(日)に開催することをお知らせいたします。

2023年、東京。2024年、京都。そして今年は川崎・武蔵小杉にての開催となります。
日時
2025年3月9日(日)11時(開場10:30)~20時
※世界における社会的処方やリンクワーカー、また地域コミュニティの努力と関与に感謝し、お祝いするSocial Prescribing Dayに連動したイベントです。
※イベントへの参加をハッシュタグ #socialprescribingday にてSNSに発信しよう!
会場
川崎市コンベンションホール
〒211-0063 神奈川県川崎市中原区小杉町2丁目276−1
https://maps.app.goo.gl/cZ1T3JLghmmhgduN7
※JR南武線/東急東横線武蔵小杉駅徒歩4分
※1階の店舗やマンション入り口から2階へは上がれません。外付けのペデストリアンデッキから階段またはエレベーターで2階へお昇りください。

チケット
・先行チケット:8,000円(2/10以降は標準料金:10,000円となります)
・学生チケット:3,000円

※「学生チケット」をご購入の場合は、申し込みフォームの「所属」に学校名を必ずご記載ください。
※社会的処方研究所オンラインコミュニティメンバーは割引がございます。コミュニティページから割引コードをご確認ください。
※当日に参加できなかった方も、一部の講演などについては後日アーカイブで配信いたします(有料/展示やワークショップについてはアーカイブ配信はございません)。チケット購入者もアーカイブ動画はご覧いただけます。
社会的処方EXPOのテーマは、「社会的処方のはじめの一歩」
「薬で人を健康にするのではなく、人と人とのつながりでウェルビーイングな暮らしをつくる」=社会的処方。
イギリスの市民活動から生まれた社会的処方は、世界のさまざまな地域に長い時間をかけて手渡されてきました。そして今、それぞれの国や地域での多様な取り組みが、ときに社会的処方という言葉を超えて広がっています。
人と人が共にウェルビーイングに暮らしていくための知恵。
心身の調子が揺れたり不調になってもお互いを助け合う仕組み。
人にとって心身の危機となりうる喪失や災害などを共に悼み、癒す文化装置。
これらは、地域に暮らす人と共に、医療・文化芸術・市民活動・まちづくりとさまざまな分野が交差しながら育まれてきた知恵であり、文化でもあり、変化しながら受け継いでいくテクノロジーであるとも捉えられます。

今回の社会的処方EXPOのテーマは、「社会的処方のはじめの一歩」

孤独・孤立対策推進法が施行された今年度、国も、自治体も、市民一人一人も、孤独・孤立について理解し、みんなが連携を深めながら地域の課題に取り組んでいくことが求められています。
「でも、何から始めればいいか分からない」
という方がほとんどではないでしょうか。

今年の社会的処方EXPOは、そんな皆さんが「はじめの一歩」を踏み出せるように、いま日本国内で行われている最先端の活動を集め、文化や芸術について理解を深め、具体的な「一歩」の姿が見えるようになるセッションを多数ご用意しました。そして実際に一歩を踏み出した後に、自分の足跡の良し悪しをどうやって評価していけば良いの?といった方法についても学び、未来に向けた発展にも資する内容になっています。

あなたの「はじめの一歩」、その積み重ねがこの国の大きなうねりを作り出します。
ぜひ多くの方のご参加をお待ちしております。

各セッションのご紹介
●ホールA
【1st Session】日本における孤独と孤立のすがた
11:15~12:15
・根岸督和(認定NPO法人あなたのいばしょ理事長)
・西智弘(一般社団法人プラスケア代表理事/川崎市立井田病院 腫瘍内科部長)

この国の孤独・孤立の現状、そしてその課題に対してこれから私たちはどのように取り組んでいくべきでしょうか。
24時間365日のチャットによる相談事業に取り組んできた、「認定NPO法人あなたのいばしょ」から根岸督和氏を迎え、これまで120万件を超える相談内容から見えてきた課題や今後の展開についてお伺いします。
また、その後のディスカッションでは、フロアも交え、日本における孤独・孤立の姿と課題解決の方法について探っていきます。

【2nd Session】文化的処方のはじめの一歩
13:45~15:15

・伊藤達矢(東京藝術大学 社会連携センター 教授)
・飯嶋健司(株式会社kushami)
・福本塁(長岡造形大学 造形学部 建築・環境デザイン学科 准教授/東京藝術大学 共創拠点推進機構 客員教授)
・司会:稲庭彩和子(独立行政法人国立美術館 国立アートリサーチセンター 主任研究員)

社会的処方が全世界で広がっていく中、市民団体やリンクワーカーが社会的処方の仕組みについて詳しく知り、実践をサポートするためのツールブック(ガイドブック)がイギリスなどで作られています。その種類は多岐にわたり、アートや文化を中心とした「文化的処方」を取り扱うものもありますが、その多くはインターネット上に無償で公開され、全世界の人たちが参考にできるようになっています。
一方で日本では、こういったツールブックはまだまだ少なく、市民団体に気軽に紹介できるものはありませんでした。
そこで今回、一般社団法人プラスケアと、東京藝術大学が主宰する「『共生社会』をつくるアートコミュニケーション共創拠点プロジェクト」が協力して、手に取りやすいツールブック『文化的処方のはじめの一歩』を製作しました。
本セッションでは、このツールブックにどのような思いが込められているか、どういったプロセスで作られていったか、今後この本を用いて行われる「まちをハックする」とはどういった取り組みか、そしてどのようなPRを展開していくか、などについてディスカッションします。
※ホワイエにて、『文化的処方のはじめの一歩』を無料配布します!

【3rd Session】日本から伝えていく文化と幸せの形
15:30~17:00

・岩本涼(株式会社TeaRoom代表取締役/茶道裏千家準教授)
・矢田明子(株式会社CNC代表取締役/コミュニティナース)
・司会:西智弘(一般社団法人プラスケア代表理事/川崎市立井田病院 腫瘍内科部長)

近年、日本でも取り上げられる機会が増えてきた「文化的処方(Cultural Prescribing)」。
その国、その土地に根差した文化と、そこに暮らす人々とがつながることで、孤独感の緩和と幸福感(Well-Being)の醸成が得られるとされている。 日本では、その幸福感が全体に低く、また孤立・孤独に苛まれている人たちも多いとされているが、「日本人としての文化と幸せ」を改めて考え直すことは、世界に「日本の文化的処方」を発信していくカギになるのではないだろうか。
このセッションでは改めて、日本が育ててきた文化と、その文化につながっていく・育てていく視点がどのように幸福に結びついていくのかを、文化の醸成と歴史、産業的視点、そして地域での実践の視点から多角的にディスカッションしていきたい。

●ホールB
【ART共創拠点 文化的処方を体験しよう!】
孤独・孤立がもたらす健康への影響は大きく、従来の薬の処方ではない、人と社会をつながりをケアするコミュニケーションの手法や技術の開発が求められています。「共生社会をつくるアートコミュニケーション共創拠点」(通称:ART共創拠点)は、東京藝術大学を中核に、大学、美術館など文化施設、医療・福祉系法人・企業・自治体など41の機関が共創し、健康の社会的格差を縮める「文化的処方」の取り組みを進めています。「文化的処方」とは、アートや文化を通して生き生きした感覚や創造性、多様性を再発見し、その人をとりまく時間と空間に「つながり感」を増やす処方です。
今回、社会的処方EXPOホールBでは、地域における対話の記録、アートコミュニケータの活動動画、写真とテクノロジーを融合させた展示など、この2年間の「文化的処方」への取り組みを紹介します。

●ホールC
※ワークショップは事前申し込み制となります。チケット購入時にフォームからお申し込みください。
※最少催行人数に達しない場合は、開催が中止となることがございます。
※事前申し込みが定員に達した場合は、ワークショップの受付が終了となりますのでお早めにお申し込みください。

【Work Shop1.】ウェルビーイングにかかわりあうために
11:00~12:15

・小澤いぶき(一般社団法人Everybeing共同代表)
・渡邉淳司(NTTコミュニケーション科学基礎研究所 人間情報研究部 上席特別研究員)

身体的にも、精神的にも、そして社会的などにも、すべてが満ちた状態・ちょうどいい感じの状態と、そこに向かうプロセスを「ウェルビーイング」と表現します(その定義は多様でもあります)。
私たちの状態は揺れて変化します。今日と来週では違うかもしれませんし、小さい時と思春期でも違うかもしれません。「調子がいいな・元気だな」と感じることもあれば、「調子が良くないなあ、しんどいな」と感じることもあり、それはとても自然なことです。
ウェルビーイングは揺れて変化するものでもあります。
ウェルビーイングは、個人の身体や心の状態などにも影響を受けますが、周りの人との関係、社会的状況、経済的状況、暮らしている地域や国の状況や制度、自然環境など、様々な世界の影響を受けます。
個人と環境の間の相互作用がウェルビーイングに影響するからこそ、社会的処方や文化的処方の観点からも捉えてみることができます。
国際的にも日本国内でも、一人ひとりのウェルビーイングが相互存在する状態をどのように捉えていくかへの関心が高まる中、今回は、学校や自治体、そして国連など世界中の様々な協働の中で子どものウェルビーイングのワークショップを行う渡邉淳司さんと一緒に、その具体的な方法を体験してもらいます。
一人ひとりにとってのウェルビーイングを感じながら、それに影響している環境について考え、それぞれのウェル(良い状態)が共存するとは何か?を理解する工夫や知恵をワークショップを通して体験します。
最少催行人数:20名 最大人数:50名

【Work Shop2.】写真で暮らしとつながり直すために
13:45~15:15

・幡野広志(写真家)
・西智弘(一般社団法人プラスケア代表理事/川崎市立井田病院 腫瘍内科部長)

現代は、スマートフォンの普及により写真がどんどん身近になってきている。写真が身近になって、日常を気軽に切り取れるようになったことで、多様な「まちとのつながり方」が発明されるようになった。しかし一方で、「写真がうまく撮れないから」と、腰が引けていたり、「旅行では撮るけど、いつもの町なかで撮るものなんて無いよ」と、暮らしと写真がつながれる機会を逃している方も少なくない。
このワークショップでは、社会的処方における写真の意義から、「いつもの写真が100倍楽しく撮れる方法」までをお伝えし、写真を用いて暮らしや文化とつながっていける道を開いていきたい。
最少催行人数:10名 最大人数:140名 ※写真が撮れるスマートフォンをご持参ください

【Work Shop3.】オープンダイアローグ
15:40~17:10

・小澤いぶき(一般社団法人Everybeing共同代表)
・星野概念(精神科医など)
・藤井和世

あちこちにたんぽぽの綿毛が飛んでいくように柔らかく広がる「オープンダイアローグ」。医療に内在化されていた権威的な勾配が埋め込まれた構造をリフレームしていく取り組みでもあり、「その人に関わること」を、それぞれにとって大切な選択として一人ひとりの手に戻すプロセスを開いていく試みでもありました。このプロセスは、社会的処方を試行するプロセスとも共通する部分があるのかもしれません。
私たちは、日々誰かと、何かと関わっています。一人でいる時も、様々な存在に私たちは触れ、出会っています。例えば、いる場所の雰囲気、そこにあるもの、吹いてくる風、その土地の文化、記憶。
そんな様々な存在の中で、私たちは知らず知らずのうちに影響し合いながら暮らしています。
影響しあっているからこそ、私たちは揺らぎ、葛藤したり、関わり合いに疲れたり、痛むことがあります。心地よさを感じたり、ワクワクしたりすることもあります。その感覚を、一人の人と人として、大切に受け取りあいながら、言葉にならないこえ・感覚も含めた「こえ」を聴き合い、対話を重ねていた時、そこには何が生まれゆくのでしょうか。
オープンダイアローグでは、言葉になることだけでなく、言葉にならないそこにある大切な感覚や「こえ」に耳をすませていきます。一人の人と人として、開かれた対話を重ねていく。対話を重ねていくプロセスの中で、暮らしにおける関わり、そして暮らしそのものが少しずつ変化していくような営みが蠢きはじめる。
今回は、そんなオープンダイアローグのプロセスの体験を通して、安全な環境の中、敬意あるまなざしが交わされ、身体や心が開かれていく可能性を探索します。
最少催行人数:20名 最大人数:50名

【Work Shop4.】社会的処方における「社会的インパクト評価」を考える
17:35~19:05

・千葉直紀(株式会社ブルー・マーブル・ジャパン代表取締役)

行政や市民活動に取り組んでいて、「自分たちの活動って、どんな価値を生んでいるんだろう」と疑問に感じたことはないだろうか。営利企業なら、「お金」という分かりやすい価値基準があるが、非営利活動は「良いことをしているから、良い」といった曖昧な判断になりがちだ。イギリスなどでは、社会的処方に関連した活動を、「社会的インパクト評価」の手法を用いて見える化し、自分たちの活動の意義を確認し、対外的にも示している。そのような手法を用いて活動の価値を自覚できるとよりその価値を高めるための活動改善にもつながり、その価値を対外的に示すことで、助成金やスポンサーを集めるパワーになっているのだという。このワークショップでは、これから日本でも重要視される「社会的インパクト評価」の考え方と基本的な方法論を学び、今後の活動の発展につなげられるようにしていきたい。
最少催行人数:10名 最大人数:100名

(主催)
一般社団法人プラスケア
https://www.kosugipluscare.com/

(共催)
「共生社会」をつくるアートコミュニケーション共創拠点プロジェクト
https://kyoso.geidai.ac.jp/

(協力団体)
ノクチ基地
https://nokuchikichi.com/

株式会社kushami
https://kushami.jp/

(感染症予防のためのご協力など)
・会場参加者は当日、可能な限りマスクのご着用にご協力をお願いします。
・会場参加者は当日、お越しになる前に体温測定をお願いします。37.5℃以上ある場合は、外出をお控えください。

(キャンセルポリシー)
・お支払い後のキャンセルの場合、開催前日のAM12時まではチケット代金を全額返金いたします。それ以降は払い戻しいたしかねますのでご了承ください。料金はPeatixにご登録の口座にご返金いたします。
・決済時に「コンビニ払い」を選択されたお客様に関しましては、Peatixのシステム上の仕様により払込手数料(340円)の返金ができませんので、差額分の返金となります。あらかじめご了承くださいますようお願い申し上げます。
・イベントに関するお問い合わせは「主催者へ連絡」よりお願いいたします。お電話によるお問い合わせは受け付けておりません。

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