株式会社東京証券取引所
個人投資家のETFの利用状況・アンケート調査結果を公表
株式会社東京証券取引所(以下「東証」という)は、このたび、証券各社の協力を得て、個人投資家に対するETFの利用状況等に係るアンケート調査を行い、当該調査から得られた結果・示唆を取りまとめました。また、その結果・示唆を受け、ETF普及・理解促進を図るため、ETFの基本から最新の情報を網羅した総合解説本『東証公式 ETFの常識』(以下「ETFの常識」という)を発刊いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
詳細は別紙「個人投資家のETF利用状況(アンケートの調査結果)及び『ETFの常識』の発刊について」をご覧ください。
記
1.アンケートの概要
・実施期間2024年10月~11月
・実施方法東証が設問を作成し、協力いただいた証券会社の顧客に対し、各社からアンケートへの回答を依頼
東証上場ETFを保有している層と保有していない層について、それぞれ実施
・有効回答数9,901件
2.アンケート調査結果サマリ
■ETF未保有層
・約6割の投資家が、ETFの商品性について認知していない
・ETFに投資をしない理由には、分かりにくい・情報が少ないといった情報面の課題が挙げられる
・ETFを知ったキッカケは、ウェブ媒体に次いで、雑誌・書籍
■ETF保有層
・約4割の投資家が、ETFを4銘柄以上保有
・前回(2022年)のアンケート結果と比較し、マーケットメイク制度の認知度は10%程度低下
・一方、東証ETF市場に対する要望では、板を厚くすることが最も多かった
以上の結果から、ETFの商品性並びに東証が重点的に取り組んでいる流動性の向上及び品揃えの拡充などについて、十分に認知されているとまではいえないことがうかがえました。
本邦でも資産形成の重要性が認識されつつある中、ETFの基本から最新情報を網羅した書籍の必要性が高まっているとも考えられ、今般、東証はETFの総合解説本である『ETFの常識』を発刊することといたしました。
3.『ETFの常識』 の概要
『ETFの常識』は、ETFの商品性や活用法といった基本的な事柄から、マーケットメイク制度の導入やアクティブ運用型ETFの上場など、東証ETF市場の最新情報を解説する、ETFの総合解説本です。
『ETFの常識』 表紙
本書の特徴は冒頭の1章から3章を読めば、東証ETFの大枠を知ることができます。また、気になる単語があれば、索引や用語集から該当箇所を開くといった辞書のように使用することも可能です。
本書は、個人投資家のほか、個人投資家向けに金融サービスを提供する方や機関投資家も含め、多くの方にご活用いただくことを目的としています。
<『ETFの常識』 利用イメージ>
【本件に関するお問合せ先】
株式会社東京証券取引所 金融リテラシーサポート部
03-3666-0141(代表)