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英国発化粧品ブランドLUSH(ラッシュ) 日本自然保護協会と連携し絶滅危惧種の渡り鳥サシバを守るべく 藁で作られたバレンタインギフトボックスを開発

株式会社ラッシュジャパン

~ 渡り鳥のルートを追い、生物多様性豊かな環境再生につなげるラッシュの原材料調達 ~

英国を拠点とし、世界49の国と地域でビジネスを展開する化粧品ブランドLUSH(ラッシュ)は、公益財団法人日本自然保護協会(以下、日本自然保護協会)と連携し、絶滅危惧種に登録されるタカ科の渡り鳥サシバを守るべく、里山の再生を実現する田んぼのみから採取した米作りの副産物である藁で作られたギフトボックス「サシバボックス」を開発しました。この資材は、日本全国の85店舗およびオンラインストアにて1月18日(金)から発売される5種類のバレンタインギフトに採用しています。また、これらのギフトアイテムは、日本以外の計6カ国(香港、韓国、タイ、シンガポール、フィリピン、マレーシア)でも同日より発売する予定です。


サシバボックス(中央)とサシバボックスを使用したバレンタインギフトアイテム5種

 絶滅危惧種の渡り鳥サシバを守るべく環境再生につながる原材料調達に関する動画

本件に関するリリースはこちらから
https://prtimes.jp/a/?f=d6160-20190208-7611.pdf

絶滅危惧種に指定された豊かな里山のシンボル、サシバ
サシバは猛禽類の一種でタカ科に属する渡り鳥です。全長50cmほどでタカの中でも比較的小柄なサシバは、春になると越冬地の東南アジアから日本に渡来し、繁殖・子育てをします。秋になると日本各地の繁殖地から沖縄の宮古島等を経由し、東南アジアへ渡っていきます。谷津や谷戸と呼ばれる谷状の地形をした水田や畑には、サシバが好むカエルやヘビの両生爬虫類や、バッタやセミといった昆虫類が豊富に生息しており、サシバにとって餌となる食べ物が豊富なうえ、止まり場や巣を作れる木が豊富にあります。このような里山環境は絶好の繁殖地であり、サシバが繁殖できる場所は豊かな生態系が育まれているとも言えることから、サシバは豊かな里山のシンボルと呼ばれています。
サシバは、2006年に環境省レッドリストで絶滅危惧II類に指定されました。宮古野鳥の会によると、秋の渡りで宮古島に飛来するサシバの数は、1980年代に5万羽以上いましたが、2000年代に入ると1万羽程度にまで減少しています。その減少の一因として背景にあるのが、日本の里山の環境変化です。 日本の里山は、長い間米作りが行われ、人による手入れがあったことで多種多様な生き物が育まれてきました。現在では農業従事者の高齢化や後継者不足などにより、里山からの人の減少や、耕作放棄地の増加などの理由で、サシバにとって必要不可欠な両生爬虫類や昆虫類が生息するような豊かな生態系を持つ里山が減少しています。

このような環境下において、ラッシュのパートナー団体であり、自然保護と生物多様性保全の活動を行う日本自然保護協会は、サシバの保全に関わる様々な団体と協力し、サシバとその生息地の保全に力を注いでいます。

渡り鳥のルートを追うラッシュの原材料調達
ラッシュでは、化粧品製造に欠かすことのできない新鮮な野菜や果物といった原材料や様々な資材調達を行う際、より自然の力を高め、生物多様性のある真の意味での持続可能な購買活動を通じて、世界中に存在するあらゆる社会問題の解決に繋げています。
その中でもユニークなラッシュの原材料調達の方法は、渡り鳥のルートに沿って、生物多様性豊かな自然環境が持続することはもちろん、再生につながることを目的としたものです。2018年8月からサシバの渡りルートを追いながら、サシバの繁殖地や中継地で里山再生のモデルケースとなるような生物多様性豊かな田んぼや水田を訪問し続けました。北は繁殖地の北限とされている岩手から、日本有数のサシバの繁殖地として知られる栃木県市貝町、ラッシュの製造拠点からほど近い神奈川県の三浦半島など、日本各地で出会った人々から日本自然保護協会を通して米の藁を購入し、今回のバレンタインギフトボックスの資材として使用することが実現しました。

ラッシュでは、渡り鳥のルートを訪問する中で、その他多くの里山の自然の恵みと出会うことにも成功しており、様々な化粧品アイテムの原材料として使用しています。このような原材料の購買やラッシュの商品を通して、私たちの生活と切り離すことができない日本の里山環境や、サシバのような里山が必要な生き物たちに関する逼迫した状況をより多くのお客様に伝えていくのと同時に、自然環境の再生を実現すべくラッシュの原材料調達の旅は今後も国内外で継続していきます。

原材料・資材供給先一覧
<岩手県奥州市>
里山生活学校、河内山 耕氏(米、米ぬか、藁)

<岩手県花巻市>
里山耕暮 素風、佐々木 哲哉氏(米、米ぬか、藁)

<栃木県市貝町>
NPO法人 オオタカ保護基金 代表 遠藤 孝一氏(米、米ぬか、ニンニク)
サシバの里自然学校 校長 遠藤隼氏(米、米ぬか、ニンニク)

<神奈川県横須賀市>
NPO法人三浦半島生物多様性保全 理事長、天白 牧夫氏(藁)

<愛知県豊田市>
豊田市自然観察の森(指定管理:公益財団法人日本野鳥の会)(藁)
古瀬間町 、 小野田繁春氏(藁)
とよた自然わくわくクラブ(藁) / 名城大学農学部生物環境科学科(藁)
香恋の田んぼ米の会、 倉地雅博氏(藁)

<山口県美祢市>
山口かえる米倶楽部、田原 義寛氏(コメ、米ぬか、藁)

<熊本県上益城郡山都町>
下田茶園・通潤丹精、下田 美鈴氏(コメ、米ぬか、 緑茶パウダー、緑茶エキス、生姜)

米作りの副産物である藁を使ったラッシュのギフトボックス
1月18日から発売するバレンタインギフトアイテム全9種のうち5種を対象に、5県で活動する10の異なる田んぼやグループから購買した米作りの副産物である藁と古紙を配合したサシバボックスを開発しました。店頭やオンラインストアでの販売時は、色鮮やかなデザインが施されたバナナペーパーなどの環境に配慮した紙でラッピングされます。

ピーチ アンド ラブ: 1,720円(税込・コンテンツ2種)
ニッカー ボッカー グローリアス: 1,980円(税込・コンテンツ2種)
バナナラマ: 3,040円(税込・コンテンツ3種)
ハッピー アワー: 4,380円(税込・コンテンツ4種)
ザ ジョイ オブ シックス: 5,680円(税込・コンテンツ6種)

<参考アーティクル>
「渡り鳥プロジェクト – サシバを追え!」 
https://jn.lush.com/article/regenerative-buying-with-grey-faced-buzzard
「人も生物もやわらかくなる三浦の谷戸田再生」
https://jn.lush.com/article/regenerative-buying-biodiversity-conservation-in-miura-peninusula
「カエル育む米づくり(前編)」
https://jn.lush.com/article/regenerative-buying-rice-farming-with-frogs-1
「カエル育む米づくり(後編)」
https://jn.lush.com/article/regenerative-buying-rice-farming-with-frogs-2
「熊本県山都町で“日常茶飯事”をつなぐ営み」
https://jn.lush.com/article/regenerative-buying-in-yamatocho-kumamoto

【参考】
公益財団法人日本自然保護協会とは

自然保護と生物多様性の保全を目的に、1951年に創立された日本で最も歴史のある自然保護NGOのひとつ。ダム計画が進められていた尾瀬の自然保護を皮切りに、屋久島や小笠原、白神山地などでも活動を続けて世界自然遺産登録への礎を築き、今でも日本全国で壊れそうな自然を守るための様々な活動を続けています。「自然のちからで、明日をひらく。」という活動メッセージを掲げ、人と自然がともに生き、赤ちゃんからお年寄りまでが美しく豊かな自然に囲まれ、笑顔で生活できる社会を目指して活動しています。山から海まで、日本全国で自然を調べ、守り、その恵みを活かす活動を続けています。
http://www.nacsj.or.jp/

サシバの繁殖地・中継地・越冬地が連携した「国際サシバサミット」の開催を予定しており、第1回は日本を代表するサシバの繁殖地である栃木県市貝町で2019年5月に開催され、サシバが子育てのできる豊かな里山の価値を社会に発信します。(リンク:www.nacsj.or.jp/GFB-SUMMIT)

日本自然保護協会のサシバ保護活動 https://www.nacsj.or.jp/2018/07/11513/

ラッシュとは
LUSH(ラッシュ)は、英国生まれのフレッシュハンドメイドコスメブランド。創立以来、新鮮さとオーガニックにこだわった、採れたてのフルーツや野菜、香り高いエッセンシャルオイルを使い、一つひとつ手作りしています。また、原材料は地産地消にこだわり、可能な限り国内で入手し、全ての製品をキッチン(神奈川県の製造工場)で生産し、フレッシュな状態でお客様に商品をお届けしています。 http://www.lush.co.jp
また、ラッシュは、人・動物・環境に配慮したビジネスを展開しています。化粧品の動物実験廃止や、容器のリサイクルはもちろん、ゴミをゼロに近づけるためにプラスティック容器や包装を必要としない固形商品の開発など、ビジネスを通して社会に存在する様々な課題の解決を目指し、持続的な取り組みを推進しています。
RSPCA(王立動物虐待防止協会)グッドビジネスアワードを2006年、2007年、2009年に受賞。2006年にはPETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)のTrailblazer Award for Animal Welfare(動物福祉の開拓者賞)も受賞。共同創立者のマーク・コンスタンティンとモー・コンスタンティンは美容業界への貢献によって2010年の新年叙勲者リストに載りOBE(大英帝国勲章)を受賞。2014年にはオブザーバー・エシカルアワードのBest in Business Award(最優秀ビジネス賞)を受賞、2016年の世界小売業者会議ではWorld’s Most Ethical Retailer(世界で最も倫理的な小売業者)に選ばれました。ショップやウェブサイトは、雑誌「Which?」の顧客調査において常に上位にランクインされています。現在ラッシュは世界49の国と地域に930店舗以上を展開し、日本では約90店舗を展開しています。

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