株式会社パルコ
アジアの若手デザイナー7ブランドがNYファッションウィークでランウェイデビュー
株式会社バンタン(本社:東京都渋谷区)と株式会社パルコ(本部:東京都渋谷区)が主催するアジアの若手デザイナーを発掘・インキュベートするプロジェクト「Asia Fashion Collection(アジアファッションコレクション、以下AFC)」は、ニューヨークにてファッションショー「Asia Fashion Collection New York Stage」を2月9日(土)に開催。数々の審査に勝ち残ったアジアの若手デザイナー7ブランドが出場、ニューヨークでのランウェイデビューを果たします。
【Asia Fashion Collectionとは】
AFCはバンタンとパルコが主催するアジアの 若手デザイナーを発掘し、インキュベート(起業支援)するプロジェクトです。日本、韓国、台湾、タイの若手デザイナーたちが、ニューヨーク・ファッションウィークでのランウェイデビューや、Taipei IN Style(タイペイ・イン・スタイル)など国際的な展示会への出場権と、パルコでの コレクション展示を賭けて競います。
今回の「ニューヨークステージ」は、ニューヨーク・ファッションウィーク(以下、NYFW)の正式コンテンツとして認められており、2018年10月に開催された最終選考会「AFC 6th東京ステージ」で勝ち残ったブランドをはじめ、ファッション 分野において世界3大デザインスクールの一つと称されるParsons School of Design(以下、パーソンズ)からもアジア出身のデザイナーが参加いたします。
これまでにニューヨークステージでランウェイデビューを果たしたデザイナーたちは、当プロジェクトの実績や支援をもとに店舗販売や出資者を獲得するなど、ブランドとしてのビジネスを拡大させています。AFC4th出場ブランドDAIRIKU(ダイリク)は今注目の若手ブランドとして数々のメディアにも取り上げられました。AFC5th出場ブランドAOI WANAKA(アオイ ワナカ)やFumiku(フミク)は東京コレクション「Amazon Fashion Week TOKYO 2019 S/S」に出場を果たしました。
アジアから世界に羽ばたく若手デザイナーたちの今後の活躍にご期待ください。
【Asia Fashion Collection New York Stage実施概要】 ※NYFW公式コンテンツ
名称: Asia Fashion Collection New York Stage(アジアファッションコレクション ニューヨークステージ)
内容: 日本、韓国、台湾、タイ、パーソンズのアジア代表デザイナーによるランウェイショー
日時: 2019年2月9日(土)20:00 ※ニューヨーク現地時間(日本時間:2月10日10:00)
場所: Gallery II at Spring Studios (50 Varick Street, Floor 5, New York)
主催: Asia Fashion Collection 実行委員会
後援: コリア ファッション アソシエーション、台湾テキスタイルフェデレーション、SIAM PIWAT、WWDジャパン、Fashionsnap.com、Parsons School of Design
協賛: 三井物産アイ・ファッション株式会社、シタテル、MODA TOKYO、ORIBE、MARY KAY
公式サイト: http://asiafashioncollection.com/
公式Instagram: https://www.instagram.com/asiafashioncollection/
【観覧方法】
ショー当日は、会場の様子をストリーミングサービスによりライブ配信いたします。詳細は公式サイトをご確認ください。ニューヨーク現地のショー観覧には事前予約が必要となります。
ショー観覧お申込みはこちら:http://bit.ly/afc_2019ny
【ニューヨークステージ参加ブランド/デザイナー紹介】
<<日本>>
■石田 謙一(イシダ ケンイチ) バンタンデザイン研究所
ブランド:『kenichi. (ケンイチ)』
kenichi.はメンズウェアブランドでありながら、レディース要素や母親からの遺伝を生かしたディテールにこだわったデザインを施す。
kenichi.2019awは懐かしい香りをテーマに。1人のマザコンな青年が主人公。母との間にあった思い出や香りを頼りに実際にあった出来事と空想に描くものをストーリーにし、どこか母親の面影のある青年の服装をデザインする。フェミニンなメンズでユニセックス展開し、フロッキー加工やニット、ツイードなどの生地、シルバーアクセやオマージュされた刺繍にもkenichi.の世界観が表現されている。
NYFW出場後は、3月に東京と名古屋にて展示会を実施予定。
早田 賀音(ハヤタ カノン) 大阪文化服装学院
ブランド:『KANON (カノン)』
リバティパンク – 次代を生きる若者たちに向けたリバティウェア - 次代を生きる若者に提案するブランド。
毎シーズンアートをデザイン要素に加える。今シーズンのアートはNYのアーティストのEric Nathaniel Mack。彼のアートワークからインスピレーションを受け、インスタレーションとしても使える服を作った。
柳ヶ瀬 みのり(ヤナガセ ミノリ) 大阪文化服装学院
ブランド:『FEY MINRIYANAGASE (フェイ ミノリヤナガセ)』
FEY MINORIYANAGASEは、グラフィックプリントを中心に、エッジの 効いた独特の色使いで今の時代に映える服をデザインするブランド。アイデンティティを強く持ち、自分主体でファッションを楽しむ人へ贈る。
今シーズンは”旅する服“として、旅先でもファッションをより楽しめるよう、複数の着方を持った服を提案する。デザイナー自身の旅行体験を交えたデザインとなっている。
<<韓国>>
Ayoung Kim(アヨン キム)
ブランド:『CAHIERS(カイエ)』
エレガントかつフェミニンなウィメンズウェアブランド。カーブや柔らかいシルエットで都会的な女性観を表現する。
19FWでは、多様な文化やスタイルが存在する映画『ボヘミアン・ラプソティ』の世界観をもとに、“Newtro”として新たな方法でのレトロ観の表現を加え、彼女なりの自由気ままな感情を表現する。
<<台湾>>
Joe Chan(ジョー ツァン)
ブランド:『TSUNG YU CHAN(ツォン・ユ・ツァン)』
ハイファッションとストリートスタイル、モダンアートの要素や台湾の伝統技術などを組み合わせたハイエンドなメンズウェアブランド。
今シーズンは、2018年の台湾での選挙期間中に彼が目にした要素を抽出したコレクションを発表する。プロバガンダや演説のコンセプトはユニークな プリントへ、選挙の旗やベストは再構築され、彼のデザインに落とし込まれる。
<<タイ>>
Titat Kuantrakul(ティタット クアントラクル)
ブランド:『TITAT(ティタット)』
“タイの伝統の再解釈と現代化”にフォーカスしたバンコクベースのメンズウェアブランド。タイの繊細な技術や職人技を継承しつつ、彼のデザインは現代のライフスタイルへとそれらを変換させる。
今シーズンは、デザイナーの祖先であるタイ北部のMong族の伝統的衣服のユニークさと何世代にも渡って受け継がれた歴史にインスパイアされた。Mong族のテキスタイルや刺繍といった美しい伝統はTITATの19FWコレクションへと順応される。
<<パーソンズ選考枠>>
Hyun Kyeong Jung(ヒャン キヨン ジョン)
ブランド:『HYUN JUNG(ヒャン ジョン)』
ハンドクラフトとドレーピングの混合を追求したラグジュアリーウィメンズウェアブランド。デザイナーHyunは、より偽りのない、強さのあるコレクションを制作するため、彼女自身の経験をデザインへと転換させる。
本コレクションは”Blur”(ぼやけた、不鮮明な)と題され、知らない世界へ落とされるという彼女が繰り返し見る悪夢について制作されたものである。彼女は視界がぼやけたまま取り残され、そこに何かがあったと感じるが、落ちていく感覚以外のことがはっきりと思い出せない。