株式会社テクリコ

株式会社テクリコ(本社:大阪府大阪市、代表取締役:杉山 崇)の「リハまる」開発部門は、ビジネスケアラー(30代~50代の男女)を対象に「ビジネスケアラーの親のリハビリに関する意識調査」を実施しました。リハビリ中の親を介護するビジネスケアラーが抱える負担や、親のリハビリに対する期待などが明らかになりました。
<背景>
2025年問題を目前に控え、高齢者の介護・リハビリ需要は増加の一途です。同時に、介護離職は深刻な社会問題となっており、「仕事と介護の両立」を迫られる「ビジネスケアラー」の負担軽減の重要性が増しています。要介護者の多くは、身体機能や認知機能などの維持・回復のため、リハビリテーションサービスを利用していると考えられます。しかし、ビジネスケアラーは、仕事との両立ゆえにリハビリの現場に立ち会うことが難しく、様々な不安や葛藤を抱えやすい状況が想定されます。そこで、「リハまる」開発部門は、その実態を明らかにするべく「ビジネスケアラーの親のリハビリに関する意識調査」を実施しました。
<調査サマリー>
・ビジネスケアラーの半数以上が、自身が介護に関わっている親は現在リハビリを受けていると回答
・ビジネスケアラーが、仕事と親の介護を両立する上で主に負担に感じることは「介護時間の確保などの時間的な制約」や「親への不安や職場のストレスなどの精神的な負担」
・親のリハビリに対して期待することのトップ3は、1位「日常生活動作の維持・向上」、2位「身体機能の維持・向上」、3位「自分や家族の介護負担の軽減」
・ビジネスケアラーの半数以上が、親のリハビリに期待していたほどの効果を感じられていない
・親のリハビリに関して不安や不満に感じることは、主に「リハビリによる効果がわからないこと」や「本人が意欲的に取り組めているかがわからないこと」
・親のリハビリに関して“見える化”してほしい情報のトップ3は、1位「リハビリによる身体・認知機能の変化」、2位「今後のリハビリ計画や目標設定」、3位「リハビリの具体的な実施内容」
<調査概要>
調査期間:2025年11月19日~11月21日
調査方法:インターネット調査
調査対象:ビジネスケアラー(30代~50代の男女)
調査人数:623名
モニター提供元:RCリサーチデータ
ビジネスケアラーの半数以上が、自身が介護に関わっている親は現在リハビリを受けていると回答
まず、「介護に関わっている親は、現在リハビリを受けているか」を尋ねる設問への回答では、「はい」が53.5%、「いいえ」が46.5%という結果になりました。この結果から、ビジネスケアラーの半数以上が、自身が介護に関わっている親は現在リハビリを受けていると回答していることがわかりました。

ビジネスケアラーが、仕事と親の介護を両立する上で主に負担に感じていることは「介護時間の確保などの時間的な制約」や「親への不安や職場のストレスなどの精神的な負担」
次に、介護に関わっている親が現在リハビリを受けていると回答した人を対象に「仕事と親の介護を両立する上で、最も負担に感じていることは何か」を尋ねる設問への回答では、1位が「介護時間の確保などの時間的な制約」で30.0%、2位が「親への不安や職場のストレスなどの精神的な負担」で27.7%、3位が「介護サービス費用やリハビリ費用などの経済的な負担」で21.3%という結果になりました。この結果から、ビジネスケアラーが、仕事と親の介護を両立する上で主に負担に感じていることは「介護時間の確保などの時間的な制約」や「親への不安や職場のストレスなどの精神的な負担」であることが明らかになりました。

親のリハビリに対して期待することのトップ3は、1位「日常生活動作の維持・向上」、2位「身体機能の維持・向上」、3位「自分や家族の介護負担の軽減」
続いて、リハビリを受けている親を介護するビジネスケアラーを対象に「親のリハビリに対して最も期待していることは何か」を尋ねる設問への回答では、1位が「日常生活動作の維持・向上」で22.6%、2位が「身体機能の維持・向上」で21.0%、3位が「自分や家族の介護負担の軽減」で19.5%という結果になりました。この結果から、ビジネスケアラーの多くが、親自身の「日常生活動作の維持・向上」や「身体機能の維持・向上」といった直接的な効果に加え、「自分や家族の介護負担の軽減」も期待していることがわかりました。

ビジネスケアラーの半数以上が、親のリハビリに期待していたほどの効果を感じられていない
さらに、リハビリを受けている親を介護するビジネスケアラーを対象に「親のリハビリに期待していた効果を感じるか」を尋ねる設問への回答では、1位が「期待していたほどの効果を感じていない」で42.0%、2位が「期待通りの効果を感じている」で35.5%、3位が「期待以上の効果を感じている」で12.0%、4位が「全く効果を感じていない」で10.5%という結果になりました。1位と4位の回答を合計すると回答率52.5%となり、この結果から、ビジネスケアラーの半数以上が、親のリハビリに期待していたほどの効果を感じられていないことが判明しました。

親のリハビリに関して不安や不満に感じることは、主に「リハビリによる効果がわからないこと」や「本人が意欲的に取り組めているかがわからないこと」
そして、リハビリを受けている親を介護するビジネスケアラーを対象に、「親のリハビリに関して不安や不満に感じることは何か」を尋ねる設問への回答では、1位が「リハビリによる効果がわからないこと」で34.5%、2位が「本人が意欲的に取り組めているかがわからないこと」で27.9%、3位が「リハビリにかかる費用が負担になっていること」で26.1%という結果になりました。この結果から、親のリハビリに関して不安や不満に感じることは、主に「リハビリによる効果がわからないこと」や「本人が意欲的に取り組めているかがわからないこと」であることがわかりました。

親のリハビリに関して“見える化“してほしい情報のトップ3は、1位「リハビリによる身体・認知機能の変化」、2位「今後のリハビリ計画や目標設定」、3位「リハビリの具体的な実施内容」
調査の最後、リハビリを受けている親を介護するビジネスケアラーを対象に、「親のリハビリに関して、あなたが“見える化”してほしい情報は何か」を尋ねる設問への回答では、1位が「リハビリによる身体・認知機能の変化」で46.6%、2位が「今後のリハビリ計画や目標設定」で38.7%、3位が「リハビリの具体的な実施内容」で34.8%という結果になりました。この結果から、親のリハビリに関して、「リハビリによる身体・認知機能の変化」の情報を“見える化”してほしいと考える人が最も多いことが明らかになりました。

まとめ
今回の調査により、ビジネスケアラーの半数以上が、自身が介護に関わっている親は現在リハビリを受けていると回答しており、こうした人が、仕事と親の介護を両立する上で主に負担に感じていることは「介護時間の確保などの時間的な制約」や「親への不安や職場のストレスなどの精神的な負担」であることが明らかになりました。また、親のリハビリに対して期待することのトップ3は、1位「日常生活動作の維持・向上」、2位「身体機能の維持・向上」、3位「自分や家族の介護負担の軽減」であるものの、ビジネスケアラーの半数以上が、親のリハビリに期待していたほどの効果を感じられていないことがわかりました。さらに、親のリハビリに関して不安や不満に感じることは、主に「リハビリによる効果がわからないこと」や「本人が意欲的に取り組めているかがわからないこと」であり、親のリハビリに関して“見える化”してほしい情報のトップ3は、1位「リハビリによる身体・認知機能の変化」、2位「今後のリハビリ計画や目標設定」、3位「リハビリの具体的な実施内容」であることが判明しました。
本調査の結果から、ビジネスケアラーが親のリハビリに感じている不安や不満として、「リハビリによる効果がわからない」「本人が意欲的に取り組めているかが見えない」といった点が多く挙げられていました。さらに、「親のリハビリについて“見える化”してほしい情報」を尋ねた結果では、「身体機能・認知機能の変化」や「リハビリの具体的な実施内容」が上位に選ばれており、現在提供されているリハビリテーションでは、 成果や取り組み状況の可視化が十分とは言えない 実態が浮かび上がっています。このような背景を踏まえると、ビジネスケアラーが親のリハビリに対して感じる不安・不満の大きな要因は、「リハビリの実態が見えにくいこと」にあると考えられます。この点、「リハまる」は、訓練結果が自動で記録され、得点・反応時間・視線情報などが可視化される仕組みを備えています。また、ゲーム感覚で楽しく運動や認知課題に取り組めるため、本人のモチベーション維持にもつながりやすいという特長があります。したがって、「リハまる」は家族が求める “リハビリの見える化” を実現するとともに、利用者本人の意欲向上にも寄与する、課題解決に適したリハビリ機器であると考えられます。
調査実施会社
株式会社テクリコ
所在地:〒530-0001 大阪市北区梅田1-1-3 大阪駅前第3ビル23階
代表取締役:杉山 崇
事業内容:ITコンサルティング、Webシステム開発全般、ソーシャルアプリ開発全般、Androidアプリ開発・iPhoneアプリ開発、メディカルヘルスケア分野におけるソフトウェア・システムの研究開発、製造、販売及び運営
URL:https://techlico.co.jp/
MRリハビリテーションシステム「リハまる」
株式会社テクリコが開発・提供するMRリハビリテーションシステム「リハまる」は、MR(複合現実)の最先端技術で3D空間での立体的リハビリトレーニングをご提供するシステムです。医科大学との共同研究を行い医療理論に基づいた効果が期待できるプログラムを厳選して搭載しています。患者様には3D空間でのトレーニングを通じて意欲の向上を促し、スタッフには準備や片付けの時間短縮によって業務負担を軽減します。訓練データは自動で記録・可視化され、チーム内でのスムーズな情報共有も実現します。詳細は以下をご覧ください。
MRリハビリテーションシステム「リハまる」:https://rehamaru.jp/




















