ミズノ株式会社
ミズノはオフィシャルサプライをしているホッケー日本代表選手に夏場の暑さ、汗対策のための新素材を着用いただき、来年に向けての新素材ウエアテストを2019年8月20日に行いました。
今回新たに開発した『ミズノ ドライエアロフロー』は汗の膜が生地の通気性を低下させ、不快感の原因を生むことに着目し開発した素材です。
従来の衣服は、生地に空隙(メッシュ)を施すことで空気の通り道を確保し通気性を高めてきました。
しかし、大量発汗時には空隙が汗で埋まってしまうことで「汗の膜」が形成され通気性が減少するため、皮膚上の汗の気化が阻害される状態になり、汗の乾きづらさ、衣服内温度上昇、蒸れ感、べたつき感などの不快感につながっていました。
そこで、空隙の周囲、もしくは一部に水の保水量を抑える「疎水・撥水糸」と水を吸い込む「吸水糸」を組み合わせ、汗が下に流れやすい特殊な構造にし、空気の通り道である通気孔に水分を残さないことで、汗をたくさんかいても汗の膜ができにくく、通気性を保つ生地設計にしています。そのため、肌表面の汗が気化する状態となり、汗が気化する時に身体から熱を奪う作用によって放熱性を高め、運動パフォーマンスと快適性をキープします。