キリンホールディングス株式会社
一方、スロードリンク(ゆっくりお酒を楽しむ人)は9割が好印象を抱く結果に・・・。お酒は“ゆっくり“楽しむ時代 キリンが提案する「スロードリンク(R)」のススメとは!?️
キリンホールディングス株式会社(社長 磯崎 功典)は、月に1回以上飲酒する全国の20~50代の男女500名を対象に「イッキ飲みに関する実態調査」を行いました。
過剰な飲酒やスピード飲酒(イッキ飲み)など危険な飲み方をしたり、あおったりした結果、急性アルコール中毒で搬送された方は年々増加傾向にあり、東京消防署管轄内では、年間1万人を超え、その約半数が20代の若者です。
キリンは「酒類メーカーの責任」として、適正飲酒の普及を従来より行ってまいりましたが、20代のイッキ飲みによる事故が増えている現状を鑑み、イッキ飲み、イッキ飲ませは、命にかかわる危険な行為であることを強く訴え、飲酒 マナーを守った適正な飲み方「スロードリンク(R)」の大切さを伝えるため、オリジナル動画広告を制作しました。
本マナー広告は、お盆休みに旧友と再会し、宴会が増える今年の8月に先行して公開しました。公開から9月末時点で80万回以上視聴されています。クリスマスパーティーや忘年会など飲酒する機会が増える12月にもTwitterでの広告配信を行い、危険な飲み方を防ぎ、適正な飲酒をより多くの方に普及し、実践していただくことを目的に展開します。
当社はお酒の時間をゆっくり楽しみ、誰かと語り合いながら、食事のおいしさを味わい、ほどよく飲んで、スマートに心地よく過ごすことを「スロードリンク(R)」と呼び、新しい飲み方として提案しています。
<お酒とうまく付き合う“スロードリンク(R)”で豊かな人生を URL>https://www.kirin.co.jp/csv/arp/
<SLOW DRINK 『スピードの出し過ぎが、原因でした。』動画URL>https://www.youtube.com/watch?v=YjFh-Pqidpo
<インターネット調査概要>
調査期間:2019年10月30日~11月1日
調査対象:全国の月に1回以上飲酒する20~50代の男女 計500名
飲みすぎ、イッキ飲みで後悔した飲み会1位は「忘年会」
11月下旬に差し掛かり、これから忘年会や新年会などお酒を飲む機会が増えてくる時期になりました。そこで今回飲みすぎ、イッキ飲みが原因で後悔した飲み会を聞いたところ、「忘年会」と回答した方が34.6%となり、2位の「歓迎会」、3位の「懇親会」と回答した方よりも約2倍以上差がつく結果となりました。
また、「忘年会で後悔した経験がある」と回答した方に具体的なエピソードを聞いてみたところ、電車で寝過ごしてしまったり、物を無くしてしまうなどお酒で失敗しがちなものから、救急車で搬送させてしまったという危険なものまでさまざまなエピソードが集まりました。
スピード飲酒は時代遅れ!?️一気飲みの現場をみたことがある人は6割、年代別にも差が。
イッキ飲みは命に関わる危険な飲酒行為です。
場合によっては死を招くこともあり、いわばイッキ飲みをすることは自殺行為に等しい程の危険行為です。
こういった危険な飲酒現場を見たことがあるかを調査してみました。すると、「ある(頻繁にある・時々ある)」と回答した人は62.4%と、半数以上の人が飲み会でイッキ飲みの現場に遭遇した経験があることが判明しました。性別・年代別で比較してみると、女性はほぼ世代間の差は見られないのに対し、男性は30~50代が「ある(頻繁にある・時々ある)」と回答した人が過半数以上いるのに対し、20代は50%以下という結果になり、さらに一度もみたことがない人が、この世代間で約2倍ほど差があることが明らかとなりました。この結果から、若い世代ほどイッキ飲みといった無茶な飲み方をしない傾向があることが読み取れ、命を脅かす危険なイッキ飲みは時代遅れと化している、と言えそうです。
2~3人に1人がイッキ飲みを求められた経験アリ。上下関係や空気を読んで8割が断れず。
上記の調査で6割もの人がイッキ飲みの現場を見た経験があることが判明しましたが、実際にイッキ飲みをするように煽られたことがある人はどの程度いるのでしょうか。イッキ飲みをするよう煽られたことがあるかどうか調査したところ、「ある(頻繁にある・時々ある)」と回答した人は39.0%と、2~3人に1人がイッキ飲みするよう求められた経験があることが明らかになりました。
イッキ飲みをするようにあおられた経験がある人に、誰にあおられたことがあるかも調査したところ、コンプライアンスが厳しくなってきている昨今にも関わらず「上司(先輩)」が55.4%が最多となり、次いで「友人」が44.7%、「同僚」が33.8%といった結果になりました。
さらに、イッキ飲みをするようあおられたことが「ある(頻繁にある・時々ある)」と回答した人に、イッキ飲みを断れなかったことがあるかどうかを聞きました。すると、79.5%が「断れなかったことがある(頻繁にある・時々ある)」と回答し、多くの人がイッキ飲みをあおられて、やむなくスピード飲酒をしてしまっている実態が明らかになりました。
なぜ断れなかったのか理由を聞いたところ、「場の雰囲気を乱したくない、ノリが悪いと思われたくない(兵庫県・56歳男性)」「場の雰囲気がシラけないようにするため(神奈川県・35歳男性)」と、周りの雰囲気を悪くしてしまう懸念から断れなかったという意見が多く目立ちました。
また、「その場の雰囲気を壊したくなかったので。それと上司からの指示だったのでどうしても断れずやるしかなかった。どうにか実行はしたものの内心は嫌だった。(広島県・35歳男性)」「クライアントからの命令のようなものなので断ると仕事に影響すると思い、断れませんでした(福岡県・54歳男性)」というように、今後の仕事の影響からイッキ飲みを断れなかったという意見も出ました。
周りは冷ややかな目、イッキ飲みをしている姿を見て“ドン引き“が8割。「かっこ悪い」9割超え
これまでの調査結果でイッキ飲み経験の実態が明らかになりましたが、世の中のイッキ飲みの印象はどういったものなのでしょうか。イッキ飲みの印象調査を行いました。
まず、イッキ飲みを進んでする人に対してどのような印象を抱くかを聞いてみました。すると、「時代遅れ」(54.2%)に圧倒的に票が集まる結果になりました。次いで、「見ていて恥ずかしい」(30.0%)、「ダサい」(27.2%)と続きました。4位以降もネガティブな印象が続くなど、多くの人がイッキ飲みをする人に対して良い印象を持っていないことが分かりました。上位に「時代遅れ」「ダサい」が入っていることからも分かるように、現代人にとって「イッキ飲み」はスタンダードでは無くなってきており、無理して周りに合わせてイッキ飲みをしても冷ややかな目で見られていることが分かりました。
恋愛におけるイッキ飲みの印象も調査しました。恋愛対象の相手に対してイッキ飲みをする行為についてどう思うかを調査したところ、91.2%もの人が「カッコ悪い(カッコ悪い・どちらかというとカッコ悪い)」と答えました。男女別で見ると、男性は89.2%、女性は93.2%の人が「カッコ悪い(カッコ悪い・どちらかというとカッコ悪い)」印象があるようで、男女関係なくイッキ飲みをする人は恋愛対象として良い印象ではないことが明らかになりました。
意識している相手やお付き合いしている相手の前でイッキ飲みをしてカッコつけようと思う考え方は、今の世の中では古い考えになりつつあるようです。
また、イッキ飲みをしている様子を見ると、ドン引いてしまうかどうかについては、「ドン引きする(とてもする、する、どちらかというとする)」と答えた人は79.8%という結果に。約8割の人がイッキ飲みという行為に対して引いてしまうことも分かりました。
ではどういった飲み方が好印象を受けるのでしょうか?イッキ飲みなどをし、短時間で大量に飲酒する「スピード飲酒」と、時間をかけてゆっくりと飲酒する「スロードリンク(R)」のどちらに好印象を抱くかを質問しました。結果は、「スロードリンク(R)」が92.6%と、ほとんどの人が「スロードリンク(R)」に好印象を持っていることが分かりました。
2人に1人がイッキ飲みの強要が罪になることを「知らない」という衝撃の事実が判明。
良い印象を持たれていないことが明らかとなったイッキ飲みですが、実際にイッキ飲みのコールに参加したことがある人はどのぐらいいるのでしょうか。質問したところ、31.4%の人が「ある(頻繁にある・時々ある)」と回答し、約3人に1人が一緒に飲んでいる人にイッキ飲みをするようあおった経験があるという回答が得られました。
なぜコールに参加してしまったのか理由を聞いてみると、「みんなでコールしなければならない雰囲気になっているから、自分だけ黙っている事はできない(埼玉県・36歳男性)」「その場の雰囲気を壊したく無かったから(東京都・35歳女性)」と、イッキ飲みを断れなかった理由と同様、場の雰囲気に合わせてしまい、やむを得ずコールに参加してしまったという意見が多数を占めました。
今までイッキ飲みの経験やあおった経験の有無・印象などイッキ飲みの実態を調査してきましたが、イッキ飲みなどを行い、短時間でアルコールを摂取する「スピード飲酒」は「急性アルコール中毒」を招く可能性があり、場合によっては死に至る非常に危険な行為です。
お酒を飲みすぎて救急車で運ばれた、もしくは周りの人が運ばれた経験がある人の割合がどの程度いるのでしょうか。「自分が運ばれた経験がある」人は9.0%で、「自分が運ばれた経験はないが、周りの人が運ばれた」人は25.2%と、3割もの人がお酒の飲みすぎにより救急搬送されたり、周りの人が搬送された経験を持っているという衝撃的な事実が明らかになりました。
先ほどの調査で、3人に1人がお酒の飲みすぎによる救急搬送を身近に経験していることが明らかとなりました。
これまでの調査でイッキ飲みをあおることは、印象が悪く、またイッキ飲みをする当人も周りの雰囲気や上下関係などで仕方がなくやっているケースが多々ある中で、こういった危険な行為であるスピード飲酒を強要したり、また嫌がっているのにあおって飲ませると罪に問われることがあります。
実際に罪に問われることを知っているのか調査してみたところ、罪に問われることを「知っていた」と回答した人は過半数を超えたものの、47.6%もの人が「知らなかった」と回答しました。イッキ飲みの強要は命をも脅かす危険な行為であるのにも関わらず、その行為自体が罪に当たることを知らない人はまだまだ多くいるようです。
イッキ飲みの強要は犯罪に・・・!?あまり知られていないお酒の刑罰とは
今回の調査でイッキ飲みの強要やあおりが犯罪に繋がるといったことが、まだあまり多くの方に認知されていないことが明らかとなりましたが、では実際にどのようなケースが犯罪に繋がるのかをご紹介致します。
相手が酒に弱いのを知っていて無茶な飲み方をさせ、
急性アルコール中毒になれば
「過失傷害罪」、死亡すれば「過失致死罪」。
上記の他に、酔い潰れた相手を放置した場合、
「保護責任者遺棄罪」、
死に至れば「保護責任者遺棄致死罪」
に問われることもあります。
増加傾向にある「急性アルコール中毒搬送人員」
右のグラフは、東京消防庁管内で発生した、過去5年間の急性アルコール中毒による救急搬送人員の推移を表したものです。平成30年は17,755人であり、毎年1万人以上が救急車で病院に運ばれています。
また、月別の推移を見てみると、12月の搬送人員が1,955人と多いことが分かります。グループで盛り上がって飲酒する機会が多いことが、一つの要因であると考えられます。
急性アルコール中毒で搬送された人を年代別に見てみると、男女ともに20代の人数が突出して多いことが分かります。理由として、経験の浅さから自分の適量が分からず、無謀な飲酒をしてしまうことなどが考えられます。一緒に飲んでいる周りの人も、節度ある飲酒について注意を払うことが重要です。
アルコールは、摂取量によっては死亡することもあり、昨年は56人の方が生命の危険が強い重症者でした。たかがお酒、されどお酒です。
※東京消防庁HPより抜粋
適正飲酒マナー広告について
<適正飲酒マナー広告を展開>
イッキ飲み、イッキ飲ませは、命にかかわる危険な行為であることを強く訴え、飲酒マナーを守った適正な飲み方「スロードリンク(R)」の大切さを伝えるオリジナルムービーです。
2019年8月9日(金)にWEB上で公開されました。
クリスマスパーティーや忘年会など、飲酒をする機会が増える12月にも、Twitterで広告配信を行い、危険な飲み方を防ぎ、適正な飲酒をより多くの方に普及し、実践していただくことを目的に展開していきます。
<SLOW DRINK 『スピードの出し過ぎが、原因でした。』Long ver. 動画URL>
https://www.youtube.com/watch?v=YjFh-Pqidpo
<動画内容>
キリンからの新しい飲み方の提案「スロードリンク(R)」について
<「スロードリンク(R)」について>
「スロードリンク(R)」とは、お酒の時間をゆっくりと楽しむこと。
だれかと語り合いながら、食事のおいしさによろこび、
ほどよく飲んで、スマートに心地よく過ごす。
飲む「量」ではなく、流れる「時」に心が満たされる、
これからの時代のお酒の楽しみ方です。
「ゆっくり語らい、時を味わう。」
「スロードリンク(R)」はキリンからの新しい飲み方の提案です。
※「スロードリンク」「Slow Drink」はキリンの登録商標です。
<ロゴに込められた意味>
<キリングループの「スロードリンク(R)」心得>
◆語り合い、楽しさを分かち合おう
一人よりも、誰かと楽しさを分かち合いながら、お酒の時間を過ごしましょう。ゆっくり語り合えば、飲み方も自然とスローに。新しいアイデアや出会いも生まれるかもしれません。
◆料理も一緒に堪能しよう
おいしい料理を堪能しながら、スローにお酒の時間を楽しみましょう。空腹で飲むよりも、体への負担も少なめ。ペアリングやマリアージュにもこだわって、味わい豊かなひとときを過ごしてください。
◆ほどよい量で心地よく過ごそう
お酒の時間を心地よく、さわやかな気持ちで過ごせるのは、ほどよい量だからこそ。気分がほぐれて会話が弾み、食事もリラックスして楽しめます。もちろん、周りの人のほどよいペースも尊重しましょう。
◆お酒も料理もスローに味わおう
お酒も料理もスローに味わいましょう。見過ごしていた味わいや香り、背景のストーリーといった価値を再発見して、それを語り合う。とびきり豊かなお酒の時間になりそうです。