老け顔も口臭もまとめて撃退！「口ゆすぎ」のススメ

マスクで覆われていた顔の下半分の老化現象「マスク老け」。前回、ほうれい線・たるみ・二重あごなど、老け顔改善＆防止に効く顔トレを、歯科医師・口もと美容スペシャリストの石井さとこ先生に教えてもらいました。

＞＞「マスク老け撃退顔トレ3選」の記事はこちら

しかし、マスク生活による悩みは、顔の老化現象だけではありません。実は、口臭が気になるという悩みが急増しているのです。

口臭の原因と取り入れたいデンタルケアの方法を、石井さとこ先生に教えてもらいましたのでご紹介いたします。老け顔防止にもなるという一石二鳥のデンタルケア法は必見です！

○ プロフィール

石井　さとこ先生　歯科医師・口もと美容スペシャリスト

「ホワイトホワイト」院長で、歯のホワイトニングを日本で広めた第一人者。歯と体を美しく保つための食事や、歯が美しく見える口もとメイクについてのアドバイスに定評がある。女優・モデル・タレント・アナウンサーなど、多数のビューティーセレブからの信頼も厚い。
著書に「美しい口もと」（ワニブックス）、「マスクしたまま30秒!! マスク老け撃退顔トレ」（集英社）他多数

口臭の原因は、口呼吸による口の中の乾燥！

長時間のマスク着用の息苦しさから、気付かないうちに口呼吸になってしまっていることが、口臭の大きな原因だといいます。

「口呼吸になると口の中が乾燥しやすくなります。しかし、マスクをしているため口元の運動量が減り、唾液の量も少なくなります。さらに、マスク中はのどの渇きに鈍感になるため水分もとらず、結果口の中はカラカラ。カラカラに乾くと、臭いのもととなる“嫌気性菌”という菌が発生し、口臭が強くなってしまうんです」。（石井さとこ先生）

唾液には口臭を防ぐ働きがあるため、ガムをかむなど意識して唾液の分泌を促したり、こまめに水分を摂ることが口臭対策として有効です。

そのほか歯磨きなどのケアも大切ですが、コロナ禍の今、飛沫が飛ぶ歯磨きは職場や外出先でNGとなっているところが多いそう……。そこで、さとこ先生がすすめるのが「口ゆすぎ」です。

口内環境を整え、老けも防ぐ「30秒口ゆすぎ」

口ゆすぎといっても、水を口に含んですぐにペッと出してしまうのは、あまり意味がありませんが、３つのポイントを押さえた口ゆすぎなら、ランチ後はそれだけでも十分、朝晩は歯磨きと併用がおすすめです。

ポイント１　行うタイミングは“食後”と“歯磨き前” 「食べ物のカスに含まれている糖分をエサに菌は増殖するため、食後に口ゆすぎで大きな食べカスを洗い流すことができれば、それだけで口内環境はずいぶん違います。そしてもう一つのタイミングは歯磨き前。口ゆすぎをすると大きな汚れがとれるため、その後、細かい場所まで目が行き届くワンランク上の歯磨きをすることができます」

ポイント２　口に含む水の量は、片頬に入る20ml程度 「たくさん水を含んでしまうと、口の中で水が動かないため、あまり汚れが落ちません。水は片方の頬に含める程度が適量です」

ポイント３　30秒間クチュクチュする 「口の中で上下左右に水を動かし、とにかくクチュクチュします。口の中の水があたたまってきたら、30秒経った目安。冷たい水が苦手な方は、ぬるま湯で行ってくださいね」

この口ゆすぎを30秒間行うと、結構口が疲れます。これはしっかり運動できている証拠！口内にある小さな唾液腺が刺激され唾液も出やすくなり、口元の老化防止・健康維持・美肌ホルモンUPなどさまざまな効果も期待できるそうですよ。

口ゆすぎは水で構いませんが、より口臭防止を考えるならマウスウォッシュの使用もおすすめです。

市販のマウスウォッシュがちょっと苦手・・・という方は、ナチュラルでシンプルな処方にこだわった石井さとこ先生監修のものを使ってみてはいかがでしょうか？レモングラス・ミントの香りが爽快で癒されます。