美容愛好家であるmimiさんがSNSで発信し瞬く間に話題となった「ベビーオイル洗顔」。40代・スキンケア迷子の方必見、mimiさんご自身の肌の立て直しを叶えたこの洗顔方法と、目的とアプローチを明確にする、mimiさん流「インテリジェンススキンケア」について、STORYライター尾崎がインタビューしてきました！。
mimi(みみ)
1983年生まれの美容愛好家･美容インフルエンサー･歌手(山本美禰子名義で活動)。自身が肌荒れに悩んだ経験から最新の皮膚科学や化粧品について学び、独自のスキンケアメソッド「インテリジェンススキンケア」を確立。SNSで発信した美容法「ベビーオイル洗顔」が効果がある!と口コミで大ブームに。InstagramとTwitterのフォロワー数は約14万人。
洗顔は「ベビーオイル」だけ。石鹸･クレンジング洗いをやめたら……
ライター尾崎
とっても肌が白くておキレイなmimiさんですが、以前は敏感肌で肌荒れに悩む日々だったそうですね。肌が安定するようになったきっかけのベビーオイル洗顔とは一体どんな洗顔なのでしょうか?
mimiさん
私の洗顔の核となるのが「石鹸・クレンジングを使わない」ことなのですが、石鹸・クレンジングが悪ということではなく、それぞれの肌にふさわしい合う洗浄力を見つけるのが大事ということなんです。18歳の頃から石鹸やクレンジングを20年使っていないのですが、メークが落ちにくかったり、メークが楽しめる範囲が限定されてしまったりするので生活に制限が出てくることも。そこで出会ったのがベビーオイルで化粧を浮かせる方法です。それからなぜ肌が荒れてしまうのか、ベビーオイル洗顔をすることでなぜ良くなるのかなど研究して、皆様の写真付きのコメントからもヒントを得て「ベビーオイル洗顔」として少しずつブラッシュアップさせたものにしていきました。
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ライター尾崎
皆さんすごく肌がキレイになっていますね! ベビーオイル洗顔のやり方はどんなものでしょう?
mimiさん
ベビーオイル洗顔のやり方は、覚えてしまえばとっても簡単なんです。
➀オイルを3プッシュ程度手に取ります。ポイントメークは先に落としておいて。
②顔全体にオイルを伸ばすように置き、まぶたや小鼻、髪の毛の生え際などの細かいところにもなじませます。
③ティッシュでオイルを吸い取ります。このときこすったり、強く押しつけたりせずに手のひらや指で優しく押さえて吸い取ります。
④二枚重ねになっているティッシュをはがして、ざらっとした内側の面でオイルを吸い取ります。目の周りや小鼻などの細かいところも丁寧に吸い取り、この後入浴時にぬるま湯で顔を軽く洗います。
ライター尾崎
実は、この間ベビーオイル洗顔をやってみたんです。マスク荒れなのか肌の調子がとても悪くて、なかなか落ち着かないので、家にあったホホバオイルでやってみたら、翌日の朝はしっとり赤みも落ち着いていて調子が戻ってきました!
mimiさん
それは良かったです! ベビーオイル洗顔はぴったり合う人にはすごくいい方法です。他のオイルでももちろん大丈夫。ただ、異変を感じたら中止するようにしてください。このベビーオイル洗顔は、普通の主婦だから思いついた発想。実は化粧品開発者や専門家からの評価が高くて、「水で流さなきゃならない」という固定観念があるからこういう発想が出てこないと言われたんです。
mimi流「インテリジェンススキンケア」。美容も効率化する時代です！
ライター尾崎
肌がどんどんゆらぎやすくなる40代、加えて乾燥の季節は肌の調子が悪くなりがちですが、何かいいケア方法はあるでしょうか?
mimiさん
まず、老化対策全般に言えることですが「予防」が一番大事ですね。もし肌荒れがあるなら、マイナスの状態。まずやるべきはゼロ(＝ニュートラル)な状態へ戻すケアです。ハリ･くすみ対策などのプラスのケアはゼロ地点がスタートなので遠回りしないためにもなるべくマイナスの状態を起こさない基本の予防ケアをちゃんとすることが大切です。
ライター尾崎
そうですね、肌も何事も悪くなってから立て直すのは大変! どのような予防を心がけたらいいですか?
mimiさん
基本的にあらゆるスキンケアの中で肌にダメージを与える行為が、洗顔クレンジング。私たちの肌は自分で潤いを生み出す力をもっていますが、その守りの機能を邪魔しないということが大切です。なのでまずは洗顔から見直していただくのが一番、その選択肢の一つが「ベビーオイル洗顔」です。
「ベビーオイル洗顔」が肌に合えばいいのですが、ベタつくならそこに洗顔を加えてみる。それもマイルドなものから始めてだんだん強くしていく。というように自分の肌が一番イイ状態の洗顔をまず見つけることが大事です。それから次に保湿ケアを見直します。
そこまできてある程度肌が良くなってきたと感じたらゼロ地点。エイジングケア・プレエイジングに「ナイアシンアミド」「レチノール」「ビタミンC誘導体」といった、エビデンスレベルの高い美容成分を取り入れて「攻め」に転じるのです。
ライター尾崎
きちんと計画して、手順を踏んでスキンケアを組み立てるんですね。肌荒れで長年悩んでいて手順を間違えている人は多いと思います。
mimiさん
私のスキンケアの考え方を「インテリジェンススキンケア」と呼んでいるんです。自分の肌をよく観察して、何かを使ってみた時のフィードバックを自分で感じる。これを使ったら肌がこうなったなとか、この成分は合ってないのかも。次はこれを買ってみようとかちょっとずつ選択肢をしぼっていくことで、自分にぴったりくる人生スキンケア知識を身につけようというのが今回の『一生モノの人生スキンケア』（光文社）という本なんです。一回身につけた知識は一生使えるし、わかるようになると肌が荒れにくくなり、荒れてもリカバリーしやすくなりますよ。
ライター尾崎
『一生モノの人生スキンケア』読みました！ 仕事の業務効率を高める手法と同じように、あれもこれもというスキンケアの迷い整理する。自分にぴったりの手法がわかるようになると、肌がキレイになることが楽しくなリますね!
mimiさん
鏡を見るときに自分がキレイだと心も元気になるんですよね。美容は人と比べるものではなくて、自分が前向きに生きていくためのツール。自分史上最高の肌を目指すというような気持ちで、鏡を見た時に今日も元気そうだな、今日も頑張ろうと思えるそんなスキンケアをしていただけたらといつも思っています。
撮影／相澤琢磨(光文社) 取材／尾崎亜佐子
