年齢とともに肌や筋肉がだんだんと衰えてきて、フェイスラインやほうれい線、目の下など、気になってくるのが「顔のたるみ」。40代だからとあきらめる前に、まずはたるみの原因を知って、手軽に予防することから始めてみませんか?今回はSNS総フォロワー100万人超の大人気整体院院長 坂下和哉先生(かず先生)に、簡単にできて毎日続けられる『たるみ解消エクササイズ』を教えて頂きました。
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教えていただいたのは
坂下和哉さん(かず先生)
和歌山県橋本市の整体院紡ぎ 院長。
「若返り」をテーマにSNSにて情報を発信し、現在SNS総フォロワー数は100万人超。セルフ整体オンラインスクールの運営や、月1で全国出張整体も開催している。著書に『奇跡の若返り 7日間プログラム』がある。
Instagram @seitai_tsumugi_wakayama
YouTube 「かず先生の若返りセルフケア塾」
★ LET’S TRY!! かず先生の【即引き上がる若返りマッサージ】
★ 若返りマッサージの効果はいかに!?
★ 筋肉を触るときは力加減に気をつけて!
★ マッサージをするタイミングは?
★ 『番外編』目の下のたるみエクササイズ
顔がたるむ大きな原因の一つは「姿勢」
スマホやパソコンを使っているときは、顔が下を向いた状態になるため、無意識のうちに猫背になっていたり、首が前に出たり(ストレートネック)、巻き肩になっていたりと、とにかく姿勢が悪くなるんです。姿勢が悪い常態が続くと、顎から鎖骨まで繋がっている首の筋肉(広頚筋)が硬くなって下に引っ張る力が強くなり、顔も引っ張られたるんでしまうんです。まずは姿勢を治すことがたるみ防止の土台となります。姿勢が良くなると、顔は小さく、首も長く見えて、鎖骨も綺麗に見えるようになります。
また、リンパの流れを良くすることもたるみ予防には大事です。リンパは鎖骨から顔に血液を送っているので、ここが硬くなると顔にリンパの流れが悪くなり、顔の血色が悪くなったり、老廃物もたまりやすくなり、顔がたるみやすくなります。
LET’S TRY!! かず先生の【即引き上がる若返りマッサージ】
1.ワキと首の筋肉をほぐして土台を整える
猫背になりやすい原因はワキや首の筋肉の凝り固まりが原因。ここが硬くなると、肩が内側に引っ張られやすくなるので、しっかりほぐすことが大事。リンパが流れている部分でもあるので、顔の血流も良くなって老廃物も流れやすくなります。
2.耳を横に引っ張りながら回す
耳の周りは胸鎖乳突筋や側頭筋などの筋肉につながっているので、耳を引っ張ることで刺激され表情筋が引き上がります。眼精疲労や偏頭痛にも効きます。
耳の奥の方をつまんで後ろに引っ張りながら30秒間回す。
3.側頭筋をほぐす
側頭筋が凝り固まると目まわりの筋肉が縮まり、下まぶたのたるみや頬のハリも低下しやすくなります。
指の腹で円を描くように、後ろ方向にマッサージ。側頭部は大きいので、場所を変えながらたるみを引き上げるように30秒間マッサージ。
4.口輪筋のエクササイズ
口周り(口輪筋)の筋肉が衰えてくると口角が下がってきてたるみにつながるので、口輪筋のエクササイズがおすすめです。ほうれい線も薄くなります。
ウは唇をしっかり前に突き出し、オはほうれい線を伸ばすようなイメージでテンポよく30秒繰り返す。
若返りマッサージの効果はいかに!?
筋肉を触るときは力加減に気をつけて!
マッサージをするタイミングは?
『番外編』目の下のたるみエクササイズ
目の周りの眼輪筋が上手く使えてなくて、目の裏にある脂肪が下に落ちて目がたるむから、下の眼輪筋を鍛えるのが大事。最初はなかなかコツを掴むのが大変ですが、続けているとだんだんできるようになります。
オの口をしたまま、下まぶただけを上に持ち上げる。上まぶたは動かさないように気をつけて30秒続ける。
撮影/浦田 拓 取材/沢 亜希子