STORY読者アンケートでは定期的に「夫にもっと垢抜けて欲しい」「夫にもう少し美容に気を遣って欲しいのに興味を持ってくれない」と悩む妻の声が多く聞かれます。そこで、SNSで話題を呼んでいる、外見がタイプじゃなかった夫と二人三脚でメンズ美容に取り組み、垢抜けていく様子をInstagramにて発信されている「アラフォー夫の垢抜け美容(@kyokun_0203)」kyokunさんご夫婦に、旦那さんのメンズ美容に対する意識の変化やご夫婦が二人三脚で歩んでこられた夫美容の軌跡をお伺いしました。(全2回/後編)
▼前編はこちら
https://storyweb.jp/?p=809375&post_type=beauty&preview=1&_ppp=e449ad7dd1
【INDEX】
SNSでの発信は夫婦で気遣い合いながら「男性美容について発信したいという妻の想いにできる限り協力したいと思っていました」
STORY編集部(以下同)ーー前編では夫ビジュ改革に取り組まれたきっかけや、お勧めのメンズ美容アイテムについてお伺いしました。SNSでの発信が注目されるようになって、プレッシャーを感じた時期などはありましたか。
【妻】そうですね。仕事が忙しくて思ったように発信できなかったり、客観的にみたら垢抜け具合が思うように伝わらなくて停滞したり、私が体調を崩した時もあって。そういう時は「無理しない、頑張らない」と割り切って発信を止めた時期もありました。私としては、夫は会社員なので不特定多数の方に見られるということに対し抵抗もあったと思いますし、職場や周りの人に何か言われたりしないかなとか結構気にしていて。幸い夫の周りはとても優しい方たちばかりなので、嬉しい声掛けはあってもネガティブなことはなくて、そこは安心しました。その後も気になったことは、都度、お互いが腹落ちするまで話し合いを重ねて今の発信の形に落ち着いたという感じです。
【夫】私自身は実はそんなに気にしていなくて。妻の方が気にしすぎじゃないかなと思った時もあったんですが「仕事の邪魔になってない?」とか気にかけてくれたことは嬉しかったですね。妻が美容が大好きで、男性向けにこういう発信をしてみたい、といった話も聞いていたので、私ができる範囲で協力はしたいなとずっと思っていて。なので、そこに迷いはありませんでした。私の仕事が忙しい時や家族のライフイベントなどがある時は決して無理せず、できない時はできないと割り切っていたのも良かったと思います。
垢抜け美容に取り組んで、自信がついただけでなく夫婦間や父子間にも前向きな変化が
――メンズ美容を続けられて、外見の変化はもちろんですが、内面の変化などは感じられますか?
【夫】20代の頃から結構老けて見られるタイプでしたが、最近は久々にお会いした方に「若くなったね」と言われることが増えて、自分の中でも自信に繋がったと思います。美容を始める前は、性格もどちらかというと陰キャで、街中を歩く時も節目がちで知り合いとすれ違っても気がつかないようなタイプでした。美容に取り組む様になって少しずつ自信が持てた今は、顔を上げて歩けるようになったと感じますし、店員さんと身構えずに会話ができる様になったとか、小さなことではありますがポジティブな変化があったと思っています。妻と一緒に買い物に行く楽しみも増えましたし「女性は出かける前の準備が遅い」と男性が感じる世間的な「あるある」に対しても「あれだけのことをやってるなら時間かかるよね。準備してくれてるんだよね」という視点になれたのも、夫婦関係においてプラスだったと思います。
【妻】夫婦の関係性で言うと、美容が共通の趣味になったので会話の幅が増えたり休日の過ごし方も広がりました。昔は一緒に買い物に行っても、私が化粧品を見ている間は夫と別行動でしたが、今では一緒にコスメを見ながら試してみたり、お互い美容系SNSをチェックしながら「こんな新商品が出たみたい」「次これを使ってみようか」といった会話もするようになりました。私が買ってきた美容アイテムが自分の肌に合わなくても、夫が使ってみるなど共有アイテムも増えましたね。
家族の関係性で言うと、高校一年生の息子がいるんですが、中学2・3年生くらいで見た目を気にするようになってきてからは運動会とかで夫を見たお友達に「パパかっこよくなったな」と言われたりするのが嬉しかったみたいで。夫に直接は言わないんですが、私に言ってきたりします。相談事とかも、私よりも夫に色々と相談しているみたいで、父子関係においても少なからず良い影響があったのかなと思っています。今後は夫婦2人時間も増えていくと思うんですが、2人で楽しみながら過ごせるんじゃないかなと思って今から老後が楽しみです。
男性美容に抵抗がある人は「やる前から否定するよりやってみよう」の精神でまずは何か一つ気楽に挑戦を
――今後挑戦したいことはありますか。
【夫】メガネからコンタクトに変えてみようかなと考えています。度ありのメガネだと、どうしてもサングラスやアイウェアに制限があるし、妻は視力が良いのでアイウェアのシェアができなくて。コンタクトにすれば、顔の印象も変わるしシェアできる楽しみも増えるんじゃないかなと思っています。後はホワイトニングも良さそうだよね、と夫婦で話し合っているところです。
【妻】夫の垢抜け美容を発信していることで、DMで旦那様や彼氏の垢抜けについてご相談いただくことが結構多くて。どんな人でも魅力はあると思うので「こういう人を目標にしたらいいよ」と何人か挙げた上で、具体的にこういうところを改善するともっと魅力が増すんじゃないかな、というご提案をさせていただいたりもしています。そういったお手伝いができるのも楽しいですし、需要があるんだなとすごく感じるので、これからも無理なく発信を続けながら、そういったお手伝いもしていきたいと思っています。
――これから夫美容に取り組みたいと思っているご夫婦に向けて、アドバイスをそれぞれいただけたら嬉しいです。
【妻】「絶対個性を否定しない」ということと、「焦らない」ことですね。女性はすぐに効果を期待してしまう方が多いと思うんですが、夫の時もそうでしがいきなりガラって変わるのは難しいんですよね。男性自身もいきなり変化が出るようなメイクとかにはすごく抵抗感があるので、「まずはこれ」慣れてきたら「次はこれ」という風に、段階的に少しずつやっていくと段々と鏡の中の自分の変化に慣れてきて受け入れやすくなると思います。「否定しない」ということに関しては、やっぱり自尊心を傷つけるようなことはしてはいけないと思っていて。「私がこうしてほしいからやってよ」じゃなくて、まずは男性の気持ちを尊重しながら、段階的に小さいステップを上がっていくところを見守る姿勢でいれば、お互い心地よく一緒に楽しめるのかなと思っています。
【夫】メンズ美容を始めることに抵抗がある方は、とりあえず何か1つでもやってみてから続ける続けないを考えればいいんじゃないかなと思います。「やる前から否定するよりやってみよう」の精神で、私みたいに洗顔からとか、本当に小さなことでいいのでまず一つトライしてみて欲しいです。今の時代、男性用化粧品のCMや化粧品売り場に男性美容コーナーがあったりも普通になってきてますし、世間的にみても「男性だって美容に気を使ってないとダメだよね」って時代も近いうちに来ると思うんです。これは人によるかもしれませんが、私は今までかっこいいとか言われたことがなかったんですが、妻に言われて身だしなみを整える様になり、そう言ってもらえるようになった時はやっぱり素直に嬉しかったですし美容に取り組んで良かったなと思いました。清潔感はあって絶対損ないですし、あまり身構えず、気楽に何か一つトライしてみて欲しいです。
取材・文/渡邊景子 構成/玉榮日菜子 ※写真/ご本人提供

































