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エルメス「ケリー」の新作は、ロングネックレスとの3WAYで腕と胸元で楽しめる!

『Watches & Wonders Geneva 2022』速報!

3月30日からスイス・ジェネーブで開催されている世界最大の時計の祭典『Watches & Wonders Geneva 2022』。次々と発表される注目すべき最新モデルをSTORY webではブランド別に速報でお届けします。

メタルブレスレットでジュエリー感をアップした「ケリー」

  • ©Mark Kean
  • ©Mark Kean

1975年に誕生したエルメスの「ケリー」ウォッチ。1930年代にロベール・デュマがデザインしたエルメスを象徴するハンドバッグの錠前(カデナ)をモチーフにデザインされたもので、エルメスを代表するパワフルなモデルです。
その新作はブレスレットウォッチとしてだけでなく、付属のクロシェットにカデナを差し入れるとロングネックレスにチェンジできるというもの。クロシェットといえば、マルタン・マルジェラがエルメスのプレタポルテのデザイナーに就任していた1997年〜2003年に発表され、今や伝説ともいえるアイテム。それが新作時計とともに復活です!
従来のケリーウォッチのベルトはレザーのみでしたが、今回の新作はステンレススティールとピンクゴールド。コーディネートもしやすくアップデートされて人気再燃間違いなしといえそうです。

ケリー 上〈ピンクゴールド製、スイス製クォーツ、文字盤はナチュラルホワイトのマザー・オブ・パールにダイヤモンド1個、ブレスレットに179個のダイヤモンド、黒のアリゲーター・リスまたは黒のカーフレザー製クロシェット、レザーコードストラップ付属、2022年9月以降発売予定〉¥10,362,000予価)下〈ステンレススティール製、スイス製クォーツ、文字盤はスパークリングホワイトラッカー仕上げ、黒のボックスカーフ製クロシェット、レザーコードストラップ付属、2022年9月以降発売予定〉¥523,600(予価)新モデルは全部で5つのラインナップ(予価¥523,600〜¥10,362,000)。ケース素材はステンレススティールとピンクゴールドの2択。

こちらにも注目!

©Joël Von Allmen

続く新作が「ケープコッド」クレプスキュール。特徴はシェーヌ・ダングルのコマの半分を二つ組み合わせた “長方形に正方形を重ねた”ケース。二つの異なる世界観をひとつに融合するよう、文字盤に独自の美学が注ぎ込まれています。
この文字盤、エルメス社とスイスの電子工学・マイクロ技術研究センターが共同で開発。半導体製品にも使われる最新塗装技術を取り入れ、時計の素材としてはエルメスが初めて採用したもの。
描かれているのはデザイナー兼グラフィックアーティストのタン=フォンガ・リによる、緻密で洗練された「クレプスキュール(夕暮れ)」モチーフです。ブルー・ネイビーのレザーストラップはエルメス・オルロジェのアトリエで制作されたオリジナルカラー。文字盤の色とストラップの色の絶妙なカラーコーディネートはエルメスならでは。シェーヌ・ダングルのリングやブレスレットとコーディネートしたら、上級者レベルのリンクが楽しめそうです。
ケープコッド クレプスュール〈ステンレススティール製、ケース径29×29mm、スイス製クォーツ、レザーストラップ、2022年4月以降発売予定〉¥598,400(予価)

コンプリケーションモデルでは世界24都市のタイムゾーンを表示する独自開発のモジュール「ル タン ヴォヤジャー」を搭載した新作が登場。ガルバニック加工を施した文字盤にはシルクのカレ<乗馬の世界地図>の幻想的なモチーフが描かれ、その周囲を衛星のようにディスクが移動します。
アルソー ル タン ヴォヤジャー〈ステンレススティールケース、直径38mm、スイス製エルメス・マニュファクチュール機械式自動巻き、時・分、都市表示付きデュアルタイムディスプレー、2022年11月1日世界同時発売予定〉¥2,695,000(予価)

●問合わせ先
エルメス TEL03-3569-3300
https://www.hermes.com

取材/安西繁美

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