今月の『スタイリスト・大草直子さんの一押しアイテム』をご紹介します!
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Room no.8 BLACKのワンピース
さまざまなセレクトショップで見かける「Room no.8」。なんて読むか知っていますか? 「ルーム エイト」です。〝ナンバー〟は読みません。
読み方は良いとして、そのアッパーライン「Room no.8 BLACK」がデビューして7年目。レギュラーラインが、仕事や学校などオフィシャルな場面にフィットしたコレクションだとすると、BLACKは、もう少しフォーマル。そして華やか。
ディレクターの小島直子さんは、BEAMS出身で、STORY世代。ご自身がデザイナーや代表としてオフィシャルな打合わせ、さらに撮影や展示会など、さまざまなシーンをこなすパワーウーマン。だから、着心地の良さ、手入れのしやすさ、どこから見られても「緊張しなくて、かつ美しい」シルエットを作っているのだなあ、と思います。
先日久しぶりにオフィスを訪れて、真っ先に目に留まったのがこのニットワンピース。白衿とカフスが、リラクシーなニットのワンピースにピリッとした気品を備えた1枚。試着もさせていただきましたが、不思議とウエスト回り、ヒップ回りのボディラインを拾わない。ニットなのに……。
さらに、この白衿、白カフス。「白が気恥ずかしい」シーンでは、折りこんでしまえば良いんです。スニーカーに合わせるときは「白を隠し」、パンプスで着るときは「白を生かす」。そんな着方ができるのが嬉しいワンピースです。
撮影/佐藤 彩 スタイリスト・取材/大草直子 ※情報は2022年11月号掲載時のものです。