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Fashion大草直子さんの「今、ひとつだけ何かを買いたいなら“コレ”になさい」

大草直子さんが選ぶ「エルメスのブーツ」は、きっと20年使える

今月の『スタイリスト・大草直子さんの一押しアイテム』をご紹介します!

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HERMÈSのブーツ

このエルメスのブーツを見たとき、真っ先に思ったのは、「エイジングが美しいだろうな」ということ。たいていのアイテムが、新品の輝きを少しずつ失っていくのに対して、5年後はきっと、10年後はもっと美しい、そう確信しました。

上質なナッパレザーは艶を増し、色を深め、きっと肌のように柔らかく変化していく。フォルムは自分の形になるだろうし、もちろん履きやすさも重なっていくでしょう。大げさに言うと、自分の姿や形が変化していく様を肯定してくれるようで、一瞬で心を奪われたのでした。更に続けると、私もかくありたいなあ、と姿勢を正したりして。

そして、「超ベーシック」じゃないのがポイント。ソールはラバー。「ケリー」のバックルを模したチャームもアクセントに。太めの筒もトラッドだし、横から見るとつん、と上を向いた鼻先もチャーミングで好き! 脈々と受け継がれたブランドアイデンティティと、「今っぽさ」のハイブリッドが、もう最高です。

デニムをインにしても良いし、ふわっとしたワンピースからのぞかせても様になる。そうそう、ロングブーツは「全体像」を無理に見せなくても良いので、爪先、かかと、ふくらはぎを着こなしによって生かして。この連載の原稿を書いていると、そのうちに本当に欲しくなって、実際に買ってしまうことが多々あります。例にもれず、この1足もそうなりそうです……。

<item DATE> この明るい飴色は、秋はもちろん春先まで使えるから、季節を超えて活用できます。大切に長く履けるから、結局「モトは取れる」。ブーツ[H3㎝(実寸)]¥390,500(エルメス/エルメスジャポン)
大草直子・スタイリスト、エディター。1972年東京都生まれ。「ヴァンテーヌ」(現在休刊)の編集者を務め、その後フリーランスに。今年も早いもので、あと数カ月(笑)。思い切って行ったメキシコに続き、もう一回海外に行きたい!

撮影/佐藤 彩 スタイリスト・取材/大草直子 ※情報は2022年10月号掲載時のものです。

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