今月の『スタイリスト・大草直子さんの一押しアイテム』をご紹介します!
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Buccellatiのリング
リングは、自分のためでもあると同時に、相手のため――そう、カンバセーションピースでもあったりする。「そのリング、素敵ですね」「とても似合っている」クロースな友達はもちろん、まだそれほど物語が始まっていない知り合いとの、最初のとっかかりだったりもします。
指先は、どんなタイミングでも一番目立つ人間のパーツだから、それも当然のこと。エスプレッソカップを持つ親指と人差し指、スマホに自然に添えられた中指と薬指。指をどう飾るかで、実は「自分は○○な人間です」と、確かに語ってしまうのです。
子どもの新しい学校で、セカンドキャリアをスタートした職場で。環境や人間関係が変わるタイミングに、ずっと欲しかったリングを手に入れるのは、とても理にかなっている気がします(笑)。
例えば、2019年に創業100年を迎えたイタリアのジュエラー、ブチェラッティの「オペラチュール」。製作のほとんどを、熟練のアルチザンが手作業で行う、という、大量生産の真逆にあるブランドです。
アンティークのような繊細さがありながら、身に着けると、どこか「今っぽい」。クラシカルなのに革新的で、なじむのに目立つ! ブランドのロゴのモチーフにインスパイアされたアイコニックなリングで、コミュニケーションの象徴で、願いを叶えてくれると言われる人差し指を飾って♡
撮影/佐藤 彩 スタイリスト・取材/大草直子 ※情報は2023年4月号掲載時のものです。