オシャレが心底好き。撮影現場ではいつも目をキラキラさせ、新しいファッションの刺激を楽しんでいる蛯原さん。中でも冒険心をくすぐるSTORYスタイリスト石毛のりえさんのコーデには毎回発見があるそう。今回はお二人の対談をお届けします!
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オシャレを活性化させる起爆剤に出合えた時、すごくアガる!
蛯原
毎回、石毛さんのコーディネートには新鮮な発見があって、ついお買い取りしちゃう。マネージャーにも「またでた~、石毛買い!」って言われてる(笑)。
石毛
友里ちゃんはいつも気持ちいいぐらいに全身お買い上げしますよね(笑)。
蛯原
石毛さんとは「好き」のツボが似てるんだと思う。普段の自分の引出しにないものに遭遇すると嬉しくて。大人になると「好き」や「似合う」が決まってくる分、制服化してしまうこともあるけど、守りに入ってばかりだと一気に新鮮味がなくなるし、それだけだとつまらない。起爆剤になる好みのアイテムに出合えた時、すごくアガる!
石毛
私もよく、編集部のコーディネートチェックで、攻めすぎちゃって編集さんに「このコーデは読者が難しいです」って却下されてしまっても、めげずに撮影にこっそり持っていっちゃって、友里ちゃんにとりあえず着てもらって「ほら素敵でしょ!」って実証してもらう(笑)。2人の息子がいて、土日は動きやすかったり、洗えることが優先でなかなか好きな格好ができないから、平日に好きなオシャレを思いきり楽しみたくて。誌面でコーディネートする時も「見る分には素敵でも日常に着るのは難しそう」って思うようなアイテムを、どう料理して素敵に見せられるかに燃える(笑)、結果、その方が誌面を見た時に新鮮な発見があるし、そうやってオシャレをリードしていくことが大事かなって。
蛯原
わかる! その「チャレンジしてみよう」っていう気持ちって大事だよね。アイテム単体だけ見ると、反射的に「私には無理」って思うアイテムも、オシャレの経験値を重ねた大人だからこそ、合わせ方次第で自分のものにできる術を養えている気がする。だから撮影現場でも学びがいっぱい。いつも石毛さんにも質問攻めしちゃう。
石毛
うんうん。楽するより攻めたいよね。もちろんTPOや年齢的にもイタくならないように気をつけるべきだけど、そこは40代は自然と体に染みついているはず。
蛯原
ファッションもメークもいろいろな女性像が楽しめた方が絶対楽しいし、オシャレで落ち着きたくないもん。
石毛
新しく素敵なアイテムに出合えて、それを自分なりに上手に着こなせた時、心が満たされると思うんです。そうやって心を動かすことが、40代がイキイキいられる秘訣だと思います!
撮影/伊藤彰紀(aosora) モデル/蛯原友里 ヘア/Dai Michishita メーク/AIKO ONO スタイリスト/石毛のりえ 取材/石川 恵 ※情報は2023年5月号掲載時のものです。