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NHK「キャッチ! 世界のトップニュース」キャスターと、蛯原友里さんが語ります 「世界のニュース」が、〝学び直し〟のきっかけになる!

これからの自分のキャリア形成、学び直し、親側のより柔軟な姿勢が必要になってくる思春期の子育てと、40代はあらゆる面において「新たなマインドセット」が必要な時。だからこそ、世界の動きが今の私たちの生活に大きな影響を与えていることや世界の様々な価値観に触れ、柔軟に自分軸で物事をとらえていくことは、とても大切。NHKニュース「キャッチ!」をきっかけに新しいリスキリングを!

世界のニュースを知ること
40代の新しい価値観を広げる
きっかけになる!

Profile モデル 蛯原友里さん
夫の家族がフィンランド人のため、フィンランドへは頻繁に行き来し、両国の子育て事情や様々な価値観の違いを実感。日本以外の国との考えの違いを受け入れながら、自分自身や子どもたちの未来について考えている。

Profile 「キャッチ!」キャスター 望月麻美さん
STORY世代。NHK「キャッチ!世界のトップニュース」のメインキャスター。報道記者として活躍。国際部・NHKWorldの記者、アメリカ·ロサンゼルス支局とワシントン支局の特派員を経験。

NHK「キャッチ!」はこんな番組です!
アメリカABCやイギリスBBCなど、世界21のテレビ局が伝える最新ニュースに日本語訳をつけて、そのまま日本へ届ける形式が今話題を集めている報道番組、NHK「キャッチ! 世界のトップニュース」。「今、世界で何が起きているのか」「何が伝えられているのか」など日本国内で流れる情報だけだとなかなか見えてこない新しい価値観がダイレクトに感じられるニュース番組です。

電気&モノの値段が高い!
国内でも感じる、
ウクライナ情勢の影響

蛯原
蛯原
今、電気代、ガソリン、食べ物……と、驚くほど物価が高騰していますよね。
望月
望月
そうですね。例えば電気料金でいうと、ロシアがヨーロッパ向けの天然ガスの供給をストップした影響などで、一時的にLNGの価格が高騰しました。これがきっかけとなって、日本の電気料金が高くなっています。食べ物でいうとノルウェー産サーモンなども、空輸の際、ロシア上空を通らず迂回することで、輸送の費用がUPして値段が上がっているんです。
蛯原
蛯原
「キャッチ!」を見ていると、ウクライナ情勢が世界全体に影響していると実感します。昨年12月に夫の実家のフィンランドに行ったのですが、チケット代も高騰していたり、普段9時間半のところ、14時間以上かかり、乳幼児連れだから大変でした。
望月
望月
大変! 現地で、他に不便を感じることはありましたか?
蛯原
蛯原
国の節電対策の影響からか、私たちの宿泊したホテルの暖房の設定が23℃より上げられませんでした。その後21℃まで引き下げられたそうで、お年寄りや子どもたちが大変。光熱費が急激に高騰していて、家賃が払えない人も増えているそうです。

 

私たちを取り巻く安全保障
「いまの時代にこんなことが起きるなんて……」と衝撃を与えた、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻。安全保障問題は私たちが安全·安心な生活を送れるかどうかに直結します。そのひとつが、北朝鮮の核・ミサイル問題。北朝鮮はかつてない頻度でミサイル発射を繰り返しています。台湾情勢も重要です。中国の習近平国家主席にとって台湾統一は悲願。「平和統一」を目指すとしながらも、武力行使は放棄しないとしていますが、仮に武力行使に出れば、地理的にも近く米軍基地がある日本は無関係ではいられないと指摘されています。いま、こうした安全保障環境をふまえ、日本は防衛費増額に動いていて、私たちの暮らしにも関係してきます。
望月さんはこう見る!

安全保障をめぐる問題と向き合わなければならないことは私たちにとって重いことです。意見が分かれる問題でもあるため、番組では多角的な視点を伝えるようにしています。たとえばウクライナ情勢では、欧米やウクライナの放送局だけでなく、国営ロシアテレビの放送内容も伝えます。「ロシアによるプロパガンダをなぜ見させられるのか」と受け止めるのではなく、ロシアではこのようなものの見方をしている、そして、それを見て成長していく子どもたちがいる、そのような世界の中で私たちは生きている、という事実をリアルに感じてほしいと思っています。

 

海外で実感した
リアル目線での日本との違い

蛯原
蛯原
そういった情勢の中でも、フィンランドは国の対策も早いと聞いています。フィンランドの政治家は他に自分の仕事があるいわゆる兼業の人も多いそう。普段は国民と同じ生活をしているからこそ、リアルに危機感を感じてGOが早いという声をよく聞きます。
望月
望月
実際に北欧では政治に対する信頼度が高いというデータもあります。
蛯原
蛯原
出産時にベビーBOXかお金が支給されたり、高校までは学費も学校の備品代もかからないので、税金が高い分、国民に平等に還元される仕組みになっています。
望月
望月
格差を減らし、平等な教育を実現しようとしていますよね。男性の育児休業取得率も約80%と高いですよね。

 

子どもたちをSNS社会の負の側面からどう守る?
イギリス·ロンドン北部に住んでいたモリー·ラッセルさんは、14歳だった2017年、自ら命を絶ちました。その後、モリーさんがSNS上で自傷行為に関連した投稿を多く見ていたことが判明。イギリスBBCは、亡くなる前の半年間、モリーさんがインスタグラムに1日に120回もアクセスし、合わせて11,000以上の画像に「いいね」していたと伝えました。自治体が任命した専門の調査官は、「SNSが使うアルゴリズムによって、モリーさんが求めていなくても大量の画像や映像などが提供された」と指摘。イギリスでは現在、18歳未満の未成年がインターネット上で有害な情報などを見られなくするようサイトの運営会社に義務づける法案が審議中で、議論にも影響を与えるとみられます。
望月さんはこう見る!

SNSの負の側面が前面に出たとても痛ましい出来事。皆さんも、子どもがどのSNSを使い、どのような情報に接しているのか、心配になりますよね。自死の原因を徹底的に調査する姿勢や、議会での法案の審議など、イギリス国内の取り組みから日本は学ぶものが多いと感じます。また、アメリカ企業が開発したオンラインゲームに、子どもの個人情報を保護者の同意なしに収集したり、ユーザーが意図していないのに課金されるような仕組みがあったりした問題が、各国のニュースで報じられるなど、ネット社会の負の側面に苦心している様子が日々見受けられます。

世界で教わった
「アグレッシブ」より
「アサーティブ」な女性像

蛯原
蛯原
私は英語が苦手だったので子どもには、世界中に友達を作って、たくさんの人とコミュニケーションが取れるようになってほしいと思っていて。望月さんが、英語に興味を持たれたきっかけは?
望月
望月
ハリウッド映画好きの父の影響で、漠然と海外に憧れがありました。大学時代、夏休みを使ってカナダで5週間、語学研修に参加したのですが、世界中から集まった人たちが自己流でも積極的に英語を話そうとする姿に刺激を受けました。恥ずかしがってたら損しちゃうから必死!NHK入局後、アメリカに駐在していた時もですが、海外では自分の意見を求められることが多くて。当時、尊敬していた女性に教わったのが、「アグレッシブ(攻撃的・挑戦的)じゃなくてアサーティブ(はっきり主張する)であれ」ということ。自分の意見を主張することになれていないと、アグレッシブになりがち。相手の意見を尊重しながら落ち着いて自分の意見を述べる。やわらかくも芯がある。そんなアサーティブな女性になりたいです。

 

AI最新技術とどうつきあう?
企業の問い合わせ対応などとして広く使われるようになった、AIのチャットボット。皆さんも利用したことがあるかと思いますが、今その最新技術として注目を集めているのが、AIとの対話ソフト「ChatGPT」です。質問を打ち込むと、まるで人間が書いたような自然な回答が返ってきます。提供しているのは、AIの研究開発を行っているアメリカのベンチャー企業「オープンAI」。ソフトには、大量のデータを学習することで、回答をつくることができるAIのモデルが用いられています。一方、この「ChatGPT」について、フランス2は今年1月、警鐘を鳴らす報道をしました。なんとこのソフトに法律の宿題をさせると、学生の回答より高い評価を得られることもあるということ。今後、自分で学習せずにAIにまかせるようになると心配する声が上がっているほか、犯罪にも悪用される恐れがあるのではないか、と伝えています。
望月さんはこう見る!

インターネットで検索すれば知りたいことが見つかることはいつしか当たり前になりましたが、「ChatGPT」がすでに身近にある若い世代や子どもたちにとっては、私たちとはまた違う当たり前が生まれるのだと実感させるニュースでした。「ChatGPT」を開発したベンチャー企業には、アメリカのIT大手、マイクロソフトも投資。また、グーグルも新たな対話ソフトを開発するなど、開発競争が加速。AIの進歩は目覚ましく、新たなツールに乗り遅れることへの危機感を抱くとともに、どのように利用していけば良いのか、それぞれの意識が問われていると感じます。皆さんは、子どもに「ChatGPT」を使わせますか、それとも、使わせませんか? かく言う私も、回答のあまりの正確性に、当日のスタジオでは「キャスター解説の原稿を書かせたい」とコメントしてしまったのですが……。

世界のニュースを知ることが、
これからの自分の
ミライを切り拓いていく力に

望月
望月
7歳の息子さんは今、どんなことに興味があるんですか?
蛯原
蛯原
国の名前や国旗が好きで、突然、「世界で一番小さな国はど~こだ?」ってクイズを出してきたりします(笑)。ママは何でも知ってると思っているから、私も必死! 家族で「キャッチ!」を見ていますが、世界のニュースをその国の目線で伝えてくれるので、息子の興味を拓くきっかけや、親子のコミュニケーションになっています。
望月
望月
子どもの興味に種をまくという意味でも「今、世界で起こっていることと日本が繫がっている」という感覚や、多様な価値観を知ることが大切なんだ、という視点が育まれていくといいなと思います。
蛯原
蛯原
それって、子どもにいちばん伝えたいことであると同時に、親である自分たちもグローバル目線になって、価値観も柔軟になる。親子ともに成長できますよね。

 

慣習に苦しめられる女性たち
世界には、抑圧された環境の中で生きている女性たちが多くいます。アフリカや中東など一部の国では、若い女性たちの性器の一部を切除する慣習が続いています。その目的には、性行為をできないようにする、つまり、結婚前の女性のいわゆる「純潔」を維持することがあります。女性にとって健康上のメリットは一切なく、大量出血をして命を落とす危険や、精神的にも長く影響が出ることが指摘されています。慣習の根絶に取り組む団体などは、背景には「処女性を重視し、女性の行動をコントロールしよう」という男性優位の社会があると指摘しています。ドイツZDFは、国連が定めた「女性器切除の根絶のための国際デー」にあたる2月6日にあわせて、この慣習をなくそうと取り組むケニアの女性の活動を伝え、「キャッチ!」でも放送しました。
望月さんはこう見る!

女性への尊厳が踏みにじられる行為で、こうした慣習がいまも世界の一部で行われていることに愕然とします。ユニセフ(国連児童基金)などは、根絶のための活動を行っています。私たちはこうした機関への寄付などを通じて、活動を支援することもできますね。日本にはない慣習で遠い国の出来事のように感じるかもしれませんが、被害にあっているのは私たちと同じ、人間の女性です。そして、性別にかかわらず、世界には、悪しき慣習や古い価値観の中で苦しむ人たちが大勢います。私たちが関心を持ち、小さくても行動をすることで、救われる人たちがいるかもしれない、世界を変える力になれるかもしれないということを、ニュースを通じて感じてほしいと、切に願っています。

 

NHK「キャッチ! 世界のトップニュース」の
制作現場にSTORYが潜入取材!

世界の「今」をリアルに伝えるため、夜から早朝にかけて続々と飛び込んでくる世界中のニュースをダイナミックに選定して放送。 そのチームワーク&プロフェッショナルな姿勢は圧巻!

「キャッチ! 世界のトップニュース」
ここがすごい!
40分という枠の中で、海外の21の放送局の最新ニュースを放送。同じ事象であっても国内制作のニュースとはまた違った海外の視点がそのまま実感できるとSTORY世代のファンが多い。日本でこれだけ多くの海外のニュースをまとめて見られる番組はNHK「キャッチ!」だけ!

 

深夜の社会科見学!
~ニュースができるまで~

海外ニュースをピックアップし
通訳スタート

夜から明け方にかけて続々と入ってくるアジアやヨーロッパなどの現地のニュース番組を担当デスクがチェックしてピックアップ。通訳者が日本語に訳しながらニュースをリストアップしていきます。

キャスター望月さん出局
デスクと当日のラインナップを打合せ

放送するラインナップを議論して方針を決定。とはいえ、リアルタイムで重要なニュースが入ってくると、どんどん差し替えられていきます。その後、望月さんが毎日担当する「解説コーナー」 でどのニュースを深掘りするかを決定。まずは、理解が難しい海外ニュースの歴史や背景を改めて整理。視聴者は何を疑問に思い、何を知りたいのか……。悶絶しながら原稿を作成していきます。

企画の試写や解説コーナーの
コメント仕上げ

数日前から準備してきた特集企画の内容を最終チェック。さらに、海外メディアや現地の動きなど、スピーディに情報収集しながら、解説コーナーのコメントを仕上げていきます。国際記者歴が長いからこそなせる業。限られた時間の中で、同時並行でさまざまな作業を進めます。

通訳者が日本語訳をアフレコし
同時に編集作業

通訳者本人が映像に合わせアフレコを。同時に別室で編集作業が行われます。英語やフランス語、そしてロシア語・アラビア語も。経験豊富な通訳者に支えられています。

リハーサルで
流れを最終チェック

放送30分前、ギリギリまで練った「解説コーナー」のリハーサルを行います。ここは尺との闘い。放送数分前まで調整が。見ているSTORYスタッフはハラハラ!

番組スタート!

あっという間に放送がスタート。深夜から早朝までの数時間で作られた番組が即日放送されます。朝になるとアメリカのニュースも入ってくるため、バックヤードも白熱!

NHK
「キャッチ! 世界のトップニュース」
NHK総合 毎週月~金曜日 午前10:05~
※「NHKプラス」にて同時配信&見逃し配信もあります。
※新年度のタイムスケジュール

提供/日本放送協会
https://nhk.jp/catchsekai

撮影/[対談]川﨑一貴(MOUSTACHE)、[潜入取材]イ・ガンヒョン
モデル/蛯原友里 ヘア・メーク/桑野泰成(ilumini.) スタイリスト/石毛のりえ
取材/石川 恵 イラスト/loosedrawing.com

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