展示されているのはどれもジュエリーというよりはアートピース！たとえば、ダミアーニ の創業者エンリコ グラッシ　ダミアーニ がイタリア王国のマルゲリータ王妃へのオマージュとして制作したジュエリーをルーツとする「マルゲリータ」。今回の展示では自然の美しさや砂漠の日の出の魅惑的な色合いに賛辞を捧げた「マルゲリータ デザート・ガーデン」として発表。ブラウンダイヤモンドとエメラルドが敷き詰められたベースの上に、様々なサイズのイエローダイヤモンドとダイヤモンドの花を散りばめ、トップには20.64ctのディープブラウンイエローダイヤモンドが輝きます。

目玉となっていたのは100.19ctのクッションカットのサファイアを用いた「ミモザ エターナルブルー」。サファイアの濁りがなく深みのあるロイヤルブルー、カットの美しさも圧巻ですが、それを取り囲むサイズもカットも異なるダイヤモンドを立体的に配したフレームの技法にダミアーニ ジュエリー制作の技術力を感じます。微妙に角度を変えた爪の細工やダイヤモンドのレイヤードのバランスなど、目を凝らして間近に見ても全く隙がない！ そして見た目だけでなく、指先で触れた時にも心地よいように作られていると知り驚愕。サファイアのほかにもアメシストやペリドットなどを用いた様々なミモザシリーズの展示も。

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  現在のダミアーニ ファミリー

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  会場はGallerie d’Italia （ガレリア デイタリア） 美術館

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  期間中はミラノ市内を走るトラムも展覧会のラッピングに

ダミアーニ がこれほどまで希少な石を使ったジュエリーの制作が可能なのは、創業100年、3世代に渡るダミアーニファミリーのジュエリー業界での活躍とコネクション、それを支えてきた誕生の地ヴァレンツァの職人たちの間で受け継がれている技があるから。展示会のテーマは「イタリアらしさ」。華やかなハイジュエリー誕生の奥にある家族が紡ぐ物語を想像するとジュエリー一つ一つが更にドラマティックに感じる圧巻の展示でした。

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  本店のお隣はモンテナポレオーネのランドマークミラノ最古のカフェCova

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  ソファに座ってのお買い物はVIPルームならでは

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  本店奥にあるヴェネツィアングラスブランド「VENINI」もダミアーニのファミリーブランドのひとつ。ガラスの発色が美しい、日本未入荷ブランドです。

美術館でハイジュエリーを堪能した後はミラノのお買い物の中心地、モンテナポレオーネ通りにあるダミアーニ 本店へ。本店はベージュとグレイでまとめられたシックな空間。1階は人気のアイコンジュエリーが並び、2階にはVIPルームも用意されています。商品のバリエーションも本店ならではの幅広さ、事前予約をして探しているアイテムをあらかじめ伝えておけばVIPルームでのお買い物も可能です。ミラノを訪れるチャンスがあったら是非、本店でのお買い物は特別な思い出となるはずです。