4月23日に天皇皇后両陛下主催で行われた春の園遊会にて、紫陽花を思わせるような涼やかな淡いミントブルーのセットアップをお召しになられていた雅子さま。これまでも、季節の変わり目にブルーを選ばれることがある雅子さまのパステルブルーの着こなしを紹介します。
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★ ラインで魅せるドレスは、胸元のフリルが印象的
★ 洗練された着物と帯の合わせを感じさせる和装
★ まるで双子のような、リンクコーディネートが話題に
★ エレガントなブレードのトリミングが新鮮
すらりとしたパンツのセットアップで涼やかに、ハンサムに!
雅子さまのご公務での着こなしの定番とも言える、テーラードジャケット×パンツのハンサムで知性溢れるセットアップスタイル。モノトーンのバイカラーのパンプスを長年愛用されていますが、全身淡いブルーグレーでまとめられたこの日の着こなしには、白とブルーのバイカラーのパンプスを。クラッチバッグも同色で統一感を出されています。ジャケットの襟をほんのり立たせた着こなしが、きりっとした躍動感を添えています。
ラインで魅せるドレスは、胸元のフリルが印象的
3回目となった「饗宴の儀」では、光沢のあるパステルブルーのドレスの装いで(1回目は白のローブ・デコルテ、2回目はシャンパンゴールドのセットアップ、4回目は白ベースの和装の訪問着でした)。雅子さまのすらりとしたスタイルを際立たせるシンプルなラインに、胸元のフリルのようなドレープが効いたロングドレス。お写真がバストアップで映ることが多いためか、ポイントを上半身に集められていて、フリルの他にも、3連のパールに大ぶりのペンダントが印象的なネックレスを選ばれ、優美な印象を演出されています。
洗練された着物と帯の合わせを感じさせる和装
和装となった2023年の春の園遊会では、しっとりとした天気に映える空色の訪問着を選ばれた雅子さま。着物には、流水に初夏の訪れを告げる菖蒲、そして菊が描かれ、花の絵柄の金の縁が華やかなアクセントに。帯は流形を描く着物の絵柄を締めるような、シャープな直線が際立つホワイト、ゴールド系のものを。甘く淡いピンクの帯留めが、柔らかな印象の着物と、シャープな印象の帯をバランスよく繋ぐ役割をしています。
まるで双子のような、リンクコーディネートが話題に
天皇皇后両陛下の歩みが紹介された特別な展示には、愛子さまとのリンクコーディネートでご訪問。雅子さまも愛子さまもブルーグレーで統一され、雅子さまはスタイリッシュなパンツのセットアップを、愛子さまは可憐なスカートのセットアップをお召しになり、ヘアスタイルはお二方ともシニヨンに。まるで双子のような装いが新鮮です。雅子さまのクラッチバッグは、2019年、森林総合研究所林木育種センターをご視察された時にお持ちになっていたもの、ゴヨウツツジが印象的な愛子さまのショルダーバッグは、2016年に天皇皇后両陛下との神武天皇山陵御参拝に際してお持ちになっていたものです。
エレガントなブレードのトリミングが新鮮
天皇陛下のネクタイの色とリンクされた爽やかな水色のセットアップは、2019年6月「日本芸術院賞授賞式」ご出席の際にもお召しになっていたもの。ジャケットのカフス、襟元、ポケット、お帽子のリボンにはブレードが施されて麗しい雰囲気。また、パールのピアス、ネックレスがみずみずしく、6月という季節の魅力を体現されているのではないでしょうか。
文/味澤彩子