思春期の子供たちの会話に耳を傾ければ、どれも聞いたことがあるワードばかり。今回は「ママ引くわ~(笑)」「どうした急にw」を引き出して、子供に突っ込んでもらえる 「若い子ことば」を使ってのコミュニケーション術をお伝えします。
★【初級】LINEの返信で使ってみる
「あざまる水産」
ありがとうという意味。「ありがとうございます。→あざます。→あざまる」と変化を遂げたもの。「。」を「まる」と読むのが流行しており、それと「あざます」が合体し〝あざまる〟に。「水産」は語呂が良いことから組み込んだと推測されている。
「り」
了解の略語。「了解→りょ→り」とどんどん短くなっている。
「おけまる」
OKの派生語。「オッケー→おけ」に「。」をまると読んで〝おけまる〟となった。
「マ?」
マジ(本当)?の略語。
「へんふよ」
〝返信不要〟を略した言葉。主にSNSで使用される。
★【中級】さりげなく会話に入れ込んでみる
「とりま」
「とりあえず、まあ」の略語。「もうお腹空いているの? とりまそこのサンドウィッチでも食べてて」。
「ゆうて」
そうは言っても。「昨日、帰りが遅くて買物行けず。ゆうて今日のお弁当は意外と豪華だよ」。
「○○説」
もしかしたら○○かもしれない。「急いでタクシー乗ったけど電車のほうが早かった説」。
★【上級】思春期の子供をお出かけに誘ってみる
「タピる」
〝タピオカドリンクを飲む〟または〝タピオカを食べる〟という意味で使われている言葉。「今日、暇ならママと一緒にタピらない?」。
「カフェる」
カフェでお茶するの意。「今日渋谷で洋服買ってあげるから、その後スタバでカフェる?」。
「おなぺこ」
空腹を意味する「おなかぺこぺこ」を略した言葉。類語に「おなすい」や「はらへ」などがある。「もうお昼だよー。おなぺこだからピザでも食べに行こうよ!」。
イラスト/香川尚子 取材/北野法子 ※2019年8月号掲載