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Lifestyle特集

知らないうちに”する側”に!? オンナの今どき「職場ハラスメント」事情

40代が20代のOLだったころとは様変わりしているのが最近のハラスメント事情。受け手が嫌な気持ちになったらハラスメントになりうるご時世。煙たがられる存在になってしまわないよう、以下のやりがちな言動をチェックしてみてください。

◯ 教えてくれたのは…倉本祐子さん

ハラスメント対策専門家。自身のハラスメント経験を最大限に生かし、専門講師として200社以上の企業や自治体の研修に登壇。
目次 ★ やりがちなのはほぼ女性説も【マタニティ】編
★ 主婦目線の生活アドバイスが重いです【お節介】編
★ 取扱注意! いつの間にか空気が読めない人に?【モンスター】編
★ 男だから、女だからは禁句です【ジェンダー】編
★ “する側”にならないために

 


★ やりがちなのはほぼ女性説も【マタニティ】編

● お腹を見て「男かな、女かな?」手をかざして、エスパーですか?
妊婦さんは体調が優れなかったり情緒不安定なことも。赤ちゃんの性別に関しての発言は、聞く側が思っているより神経質になっています。必要以上の質問はしないほうが◎。

● 子供がいない人に「なんで?」と聞いていませんか?
40代夫婦で不妊治療をしている人は沢山います。子供がいるかどうかの話は男性にもシリアスな話です。こちらから子供の有無の理由を聞くのは控えましょう。

● あなたの出産武勇伝、聞いてないんですけど……
職場の誰かがママやパパになった日には急に先輩風をふかし、聞かれてもいないのに自分の出産武勇伝とともに、オリジナルの育児メソッドの押し付けをしていませんか?

● 無痛分娩か自然分娩か母乳なのかミルクなのかそんなに気になる?
出産したら必ず誰かが聞いていますが、どうかその人の好きにさせてあげてください。そもそも職場でする必要のない、プライベートな話ですし、控えたほうが賢明です。

● 大事な仕事は任せられないと思ってませんか?
妊婦さんだから、子供が小さいから大事な仕事はしないほうがいいし、任せてはいけないと思っていませんか? 妊婦だからと言って仕事で区別されるのは気遣いではありません。

 


★ 主婦目線の生活アドバイスが重いです【お節介】編

● 生活指導のようにアドバイス、オカンか! ?
女性社員のお昼をチェックしたり、最近太った男性社員に「奥さんちゃんと管理してくれないの?」なんて一言、お節介にもほどがあります。大人ですから好きにさせてあげてください。

● 子育ての先輩として、働き方アドバイスしてませんか?
子供が小さいうちは家にいたほうがいいよ。働いてたら可哀想……etc.。子供を預けて働いている人が多い今、職場でその発言は働くママである同僚を嫌な気分にさせます。

● 私が会社を変える!会社の世直し警察に!?
入って間もないのに、会社の悪いところを変えなくちゃなんて思ってませんか。会社にどういう立場で何を求められて雇われていますか? 新入りのあなたはまず会社に馴染みましょう。

 


★ 取扱注意! いつの間にか空気が読めない人に?【モンスター】編

● 半沢直樹も驚愕!?1つの質問に100倍返し!
「自転車通勤ですか?」って聞かれただけなのに、「私の自転車はね〇〇製でね、この前ねこんなことがあって……」と聞かれてもないことをどんどん喋り出して止まらない会話泥棒になっていませんか。

● 彼氏いる? 結婚は?ってレポーターしてませんか?
私達も昔、おじさま達に聞かれて嫌だったような。今となってはおじさま達とやっていることは大体同じです。仕事の業務には全然関係ないプライベートなことを根掘り葉掘り聞くことはやめましょう。

● 久々のお酒の席で宴会隊長してませんか?
飲み会で豹変? 久しぶりのお酒の席が新鮮で楽しいのはわかります。盛り上げようと頑張る必要はないのです。楽しくなりすぎてお酒をやたら勧めたり、デュエットの強要なんてもってのほかです。

 


★ 男だから、女だからは禁句です【ジェンダー】編

● 旦那に育児休暇を取らせる人の気持ちがわからないと思っていませんか?
今や男性も育児休暇を取ったり、育児に積極的に関わる時代。テレワークになっても子供の面倒は夫婦で交互に見るのが当たり前。育児に関わる男性にとやかく言うのはナンセンス。

● 重いものは男子に持ってもらおうと思っていない?
さっきまで男女平等を訴えていたのに、段ボールを見た瞬間、若い男性社員を呼びつけてませんか? 皆それぞれ仕事をしているので、自分の業務は自分でこなしましょう。

● 最近の女子はお茶も入れないで気が利かないと思っていませんか?
まさか未だに女子社員がお茶汲みをしていた時代と勘違いしていませんか。男性と同じように働く女子もいて当たり前ですし、女性だからお茶くらい入れるものって考え方はやめましょう。

 


★ “する側”にならないために

「年齢と共に鋼のように強くなる女性はハラスメントする側に なっても気がつかないことが。まずは自分の立場を再確認」

STORY世代の方が、子育てが一段落して再び働き出すなんてすごく素敵ですね。

女性達は家庭で男性に強い口調で物申すことに慣れ、物申されることにも慣れ、ママ友の人間関係に揉まれ鋼のように強くなっている人も多いんです。会社の人は、そんな女性に物が申しづらい

その強さがゆえに、昔はセクハラされる側だった女性がセクハラする側になっていることも

久しぶりの仕事、会社に情熱を持って復帰されていると思うのですが、まずは自分の求められている役割を認識するのが大切。 せっかく社会復帰をした職場で、扱いづらい人になっては本末転倒。会社での人との付き合い方を見直してみましょう。(ハラスメント対策専門家 倉本祐子さん)

イラスト/香川尚子 取材/片山あゆみ ※情報は2020年12月号掲載時のものです。

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