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老舗のてんぷら名店で「ひとりカウンターランチ」! STORYライターのひとり時間=ソロTIME体験記②

「目下の楽しみは、誰の目にもとらわれずに自由とオシャレを楽しめるひとり時間」――

コロナ禍でママ友ランチがすっかり減って、今、40代は、妻でも母でもなく、自分のための「ソロTIME」を満喫中。そして、そんなひとり時間に、興味があることにトライしたりと、様々に初体験をしている人も続々!

『STORY』1月号「ソロTIMEを味わい尽くす服」を担当したライター陣5人も、「私も!」とばかりに、ソロTIME初体験へ!そんな5人の体験記をリレー形式でお届けします!


<ライター北野法子> 「ひとりカウンターランチ」してきました!

★ 名店 天ぷらと和食 山の上

こんにちは。STORYライターの北野です。

12月1日発売のSTORY1月号の企画、「目下、最大の楽しみ!『ソロTIME』を味わい尽くす服」で取り上げた、お一人様時間での過ごし方――。

今回私は、山の上ホテルの中に入っている、「てんぷらと和食 山の上」で贅沢ランチを体験してきました!

元々、一人でランチが食べられない臆病者。コーヒーショップでサンドイッチくらいなら食べられるけど、一人ラーメン?一人レストラン?一人焼肉?一人牛丼?無理無理無理〜!手持ち無沙汰というか、寂しくなっちゃって、どうしたら良いのか分からないんです。

ですが、このコロナ禍においてそんなことも言っていられず、企画から勇気をもらって、いざ出陣。大好きな天ぷらを堪能すべく、私が選んだのは、御茶ノ水駅からも近い山の上ホテルの中に入っている、「てんぷらと和食 山の上」へ。

このお店は、東京のホテルの中で、最初に1品ずつ揚げたてを提供する天ぷらを始めた伝統ある老舗なのです。古き良きホテルの中ということで、心地よい緊張感に包まれながらお店の暖簾をくぐると、明るく清潔感のある店内にちょっと緊張も和みました。

カウンターは、お一人さまばかりで「あっ、意外と一人でも心地よいかも」と思いました。カウンターでも品ある華やかさを演出してくれる、ふんわり袖の明るい色のニットワンピを着た私。今日は奮発して11,000円の真ん中のコースメニューをチョイス。

★ 食べる気満々でランチスタート

てんぷらと和食 山の上」は、季節によって食材を変え、今日はこれですと調理長の寺岡さんが新鮮な食材を見せてくれました。

すごい!新鮮!大きい!食べる前から涎が出てきます(笑)。天ぷらは塩と天つゆでいただきますが、名物の山盛り大根おろしは、デザートと見間違う人もいるのだとか(笑)。確かに見た目も可愛くて、テンション上がります。

まず最初は「車海老の脚」から。すごいカリカリ〜。いきなり幸せ(笑)。海老の旨味が凝縮しています。

次は定番の「車海老の身の部分」。家では真似できないこの揚げ方。中がレアっぽくてプリプリです〜。

「熊本の赤茄子」は噛むとシュワっと溶けてなくなるようなみずみずしさと柔らかさ。水分量が半端ない。これって本当に茄子なの?っていうくらいの驚きです。

「白魚の大葉巻き」は、白魚がピチピチしていて表現できない美味しさ!一口で食べたら口の中が火傷しそうでした(笑)。

続いては「蓮根」。柔らかいのにシャキシャキ、サクサクで、蓮根の臭みが全くありません。調子に乗ってグラス白ワインを1杯だけ頼んで、堪能しまくり。もはやさっきまでの一人カウンターのドキドキは何処へやら。すっかり常連気分です(笑)。

「甘鯛」は鱗部分だけ衣を付けず、素揚げにすることで鱗が立ち、しっとりした身とのギャップを楽しめるように工夫がなされています。鱗が美味しいと思ったのは初めてかも!どれもこれも美味しすぎて堪らない!

「金時人参」は農家へ敢えて大きくなる前の早い収穫をお願いしていて、これから大きくなろうとする人参のPOWERをぎゅっと閉じ込めた人参。先端は全く人参ぽい味はしなく、ホクホクとした甘い食感。

だんだん頭の方に食べ進めると人参の香りが顔を出し、「あっ、人参に出会えた」みたいな気持ちになる、味の変化を楽しめる一品。

「黒舞茸」は芳醇な香りが口の中いっぱいに広がり、う〜んと唸ってしまう舞茸でした。ご馳走さまです。

旬の「牡蠣」は、とにかく大きくて、水分量がすごくて一口食べると身から水分が滴り落ちてくるんです。驚きの連続。

「栗」は渋皮まで食べられ、これは本当に毎年探すのが難しいと調理長がおっしゃっていました。産地を決めてもその年によって渋皮の厚みが変わってしまい、素材そのままで渋皮まで食べられる栗を毎年探す労力と手間に愛を感じますね。

最後は大好きな「穴子」。お、お、大きい〜!大根おろしを穴子に乗せて、天つゆにさっとくぐらせていただくと、もう極上の味。

「あー、大人って楽しい!」

もうお腹いっぱいだったけど、シメの天バラ(かき揚げを崩して塩味でご飯と混ぜたもの)と赤だしのお味噌汁まで堪能し、更に追いシメで抹茶のアイスクリームでフィニッシュ。もう、今日は夜ご飯食べられない(笑)。

何だかんだで90分近く時間をかけてランチを堪能しました。

ここで使用している油は胡麻油100%。浅い焙煎の胡麻油を使用しているのでとてもあっさりしているんです。6人前くらい揚げる度に、贅沢に油を変えているそう。新鮮な油だけを使っているので、胃にもたれないんですね。

名物の”氷の冷蔵庫”も趣があって素敵。氷は自然の冷気で無風なので、食材が乾かないメリットと、溶けた氷が匂いや臭みを吸って外へ排出してくれるのだそう。

氷は、毎日氷屋さんから届く新しい氷に変えてるんですって。手間をかけても、古き良きものを変えずに維持して、昔の文豪たちもこの風景を見ていたのかなと思うと感慨深いですね。

ソロ贅沢ランチを体験してみて――

贅沢ランチって、金額の話ではなくて、そこでの会話や時間の使い方、ゆっくりとランチする余裕など、すべてを言うんですね。

「大人って楽しい。大人になるのも悪くないな」と思える贅沢な時間でした。お会計を済ませた時に、「また来ます」とついつい挨拶をしてしまった私。未経験な世界に飛び込んでみたら変わる価値観、このコロナ禍を機に一つ大人の楽しみを見つけました。

皆さんも、是非ソロTIMEを楽しんでみてくださいね。

問い合わせ先 てんぷらと和食 山の上
東京都千代田区神田駿河台1-1 山の上ホテル1階
TEL : 03-3293-2831(直通)
https://www.yamanoue-hotel.co.jp/restaurant/tenpura/

取材/北野法子

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