STORYwebのFortune内にあるボイジャータロットのコーナーを担当している《編集R/原 里奈》が、これまでに行ってきた対面セッションを振り返ります。
愛し合って結婚したのに、いつからか、何かをきっかけに夫婦の愛が覚めてしまったり、日常生活を続ける中で家族の関係がギクシャクしてしまったり……それは誰にでもあることではないでしょうか。
堂々巡りに嵌まったマイホーム購入問題。いつしか夫との間に隙間風が……
――M・Sさん(38歳・女性)
マイホームを購入するにあたり、どうしていいかわからなくなって相談に訪れたM・Sさん。第一候補の物件は、夫婦2人にとってはちょっと高い。第二候補の物件は、立地も価格も間取りもすべてが現実的。
彼女としては、第二候補は今まで思い描いてきた夢のマイホームとはかけ離れたもので、ありえない。でもご主人は第二候補を推している……。
その2軒を巡って夫婦の会話は煮詰まり、そのうちご主人は家の話題を避けるようになったといいます。
彼女が引いたカードは、Set back。
セッションの中で、彼女がマイホームに望む条件を話してもらいました。
「誰もが羨む名前の街がいい。東京タワーが見えるところがいい。広いリビングがある家がいい。テラスや庭でゆったりと食事ができる物件がいい……」
実際に口に出していくうちに、彼女はちっぽけなプライドにこだわっていたことに気づきます。自分が情けなくなってきて、涙がこぼれそうに。
「私が本当にマイホームに求めるものって……?」
そこはもう一度、冷静になって理想をSet back(後退)させて考えることが必要。
その後、彼女は、夫婦がいつまでも仲良く楽しく住める家を求め、再びゼロからリサーチ。結果的に2人が十分納得したうえで別の家を見つけて購入しました
「人生でいちばん高価な買い物をするにあたり、私はボイジャータロットのお陰でやっと目を覚ますことができたのかもしれません」
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