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【40代の副業】鍼灸師の仕事に加えて、飲食にも取り組むことにした理由とは

★ 美容と健康に興味があって始めた鍼灸師の仕事ですが、
「からだの内側からのアプローチも必要と感じて飲食の経営に取り組むことにしました」

山口 桐子さん(44歳・東京都在住)
鍼灸師 KIRICO BEAUTY LAB.鍼灸院院長 兼 MISO JEWELRY代表

山口桐子さんは、実家が化粧品屋を営んでおり、お化粧を楽しくする大人の人達に囲まれて、幼いころから“美”というものを身近に感じていたそうです。

「18歳の時に地元のミスに選んでいただいたり、人前に出る仕事をしていたころ、『ニキビが治らない、痩せない、毎日イライラする、肌荒れが治らない』 など、多くの女性の根本の不安、不満を多く耳にしました」。

就職を考える時期に、手に職をと考える父親の勧めもあり、自宅でも開業できる鍼灸師の道に進んだそうです。

「美と心、体、が健康であり、根本の改善をして美肌を作りたい!! 自分を好きな女性が沢山になりいつまでも女性を楽しんでほしいという思いで KIRICO BEAUTY LAB.を駒沢に開業しました」。

鍼灸師として女性の支えとなっているだけでなく、2020年7月に麻布十番にコーヒースタイル味噌汁専門店 MISO JEWELRYをスタート。

「食は体、心、肌をつくるので、食で治療をしたい、食で美と健康に寄り添うことができると思ったからです。鍼灸治療をする前にカウンセリングを行うと、食事の改善が必要な方が多くいて、鍼灸と食は切り離せないと感じました。そこでコーヒースタイルのように、気軽に買えて、歩きながらも飲める固形物の入っていない味噌汁を約5年の歳月をかけ、考え出しました」。

山口さんの想いはひとつ。「多くの人の美と健康です。健康の先に美があります。そのために丁寧に寄り添いたい」。

山口さんの夢は続きます。

「KIRICO BEAUTY LAB.は、健康な時から、人間ドックのように管理できるようになっていきたいです。メンタル、これから起きるかもしれない病、肌の状態、を病気になる前に、診続けてあげたいです。またこれまでとは違う、病気になる前の美と健康の診療所の形も良いと思っています。

MISO JEWELRYの大きな目的は最終的には、支援の輪に広がることです。鍼灸を始めて、食からも健康になっていただきたいと思い、成功を収められたら、MISO JEWELRY1杯で、命をつなぐ支援をすることが最初からの、大きな目標です。スプーン1杯でも、栄養価は高いので、流動食しか食べられない方や、世界中の食物がなく、食べられない子ども達に届けられる道を作りたい。そのための今だと思って毎日努力しています」。

鍼灸院では一人一人の体調に合わせて施術します。お客様と話しながら、脈をとったり、手で触れたりすると、その人の体調がわかります。
「桐子先生のお陰で救われました。先生に会うと元気が出ます」。という言葉に私も、元気と幸せを頂いています。
MISO JEWELRYは、まだまだ新しく珍しいものです。まだ認知されていない状況で、時間はかかると思いますが皆さんに飲んでいただくのが当たり前にしたいです。

撮影/BOCO 取材/加藤景子 ※情報は2021年7月号掲載時のものです。

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