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弁護士・菊間千乃さん、「皆が、自分らしく生きるために― 私が国際人権NGOの活動を始めた理由」

元フジテレビアナウンサーで現在弁護士の菊間千乃さんが、日本発の国際人権NGO「ヒューマンライツナウ」の活動を始めるようになったのは、昨年の12月のこと。

「以前からヒューマンライツナウの活動は、ネットニュースなどで知り興味を持っていました。そんな折、偶然代表をする女性弁護士の伊藤和子先生にパーティでお会いしてお話をする機会があったんですね。そうしたら後日、伊藤先生が『団体に参加しませんか?』とスカウトに来てくださって……(笑)」

「5分間に一人の子供が命を落としているという報告があります」

世界の紛争地域での人権侵害に対する政策提言、日本企業の海外進出先での人権侵害の実態調査、女性の自立――ヒューマンライツナウは、様々な観点から世界で今も続く人権侵害をなくすために活動をし、多くの弁護士やジャーリストがその考えに賛同し参加しています。

「世界では、紛争や虐待、いじめや人身取引等の様々な暴力により、5分間に1人の子供が命を落としているという報告があります。本業の弁護士の仕事の傍らなので、私自身が現場に視察に行ったり、本丸の活動をすることはできないのですが、子供一人一人が当たり前に教育を受け人生の選択をできる、そんな社会の手助けをできたらと講演会をしたり、スポークスマン的な活動をしたりしています」

菊間さんが、ヒューマンライツナウに共感したのは、“人は自分自身が人生を選びとり、自分らしく生きるべき”という自らの考え方に通ずるものがあったから。

「学生など、若い皆さんに講演する機会をいただく際には、まず、“自分らしく生きよう”と言うんです。自分の人生なのだから自分の意志で選択をする、そしてその選択には自分で責任を持とう、と。親や恋人、夫、会社等、誰かにや何かに丸ごと自分の人生を委ねるのは、もったいないと思うんです。たった1回の人生。自分の意志で選択をしているという実感が持てないと、何をやっても満たされない思いが残ってしまうのではないかと。もちろん何でもかんでも自分のやりたいようにやったらいい,ということではないですよ。自分の内から沸き起こる能動的な気持ちに蓋をすることなく,それをどうやったら実現できるかしら?と考えながら,自分の人生を自分の足で歩いているという実感を持ちながら歩む方が,たとえゆっくりとした歩みであったとしても,生きがいがあるし、楽しい人生なのではないかと思います。私も、キャリアアップとかキャリアチェンジとよく言われるのですが、自分では全くそんなふうには思っていません。愚直に楽しいと思えること、自分が興味があることをやっているだけ。弁護士の仕事もそうですし、このNGOの活動もそうなんです」

あなたの心で世界が少しずつ動き始める! チャリティランに参加してみませんか?

11月20日の「世界子どもの日」によせて,ヒューマンライツナウが、2017年11月18日にチャリティウォーク&ランを皇居周辺で催します。

“自分らしく生きる”そのためのベースとなるものこそが、教育。途上国では,貧困のため労働力として搾取され、学校に行くことのできない子供たちがたくさんいます。今年の収益は,途上国での児童労働の改善のための寄付金となるそうです。

皆の心が集まることで、世界が少しずつ動き始める――そんな小さな一歩となるイベント。ぜひ、お子さんと一緒に参加してみてはいかがでしょうか。

「世界子供の日 チャリティウォーク&ラン 2017」http://hrn.or.jp/run/

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