「美のカリスマ」君島十和子さんは50代になってもますます輝きを増して美しい!どんな40代を過ごしたのか、その体験から得たことを”後輩たち”に向けお話ししてくださいました。
40代は女性として変化の多い10年。先のために準備をしておくことが大切
40代は仕事もしていましたが、子育てを中心に家庭に軸足を置いていました。上の娘がティーンエイジャー、下はまだ小学生で年齢の違いもあって、それぞれに向かい合ってじっくり子育てしていましたね。
体の変化も感じはじめる時期ですが、まだまだ無理が効いちゃうんですよね、40代って。頑張ればなんとか乗り切れちゃう。でも無理をし続けると、必ずしっぺ返しがきます。変わり始めたところで、私は「ホームドクターを探す」、「信頼できる皮膚科医を探す」、「年1回人間ドッグを受ける」という3つのことを実行しました。そのおかげで、40代では体を客観的に見ることができたので、そこからどうしたらいいかがわかりました。何かが起こってから探すのでは気持ちに余裕がないし、そこですぐに見つかるかどうかわかりません。まだ何も起きていない状態から準備をしておくことが大切です。
また、ママ友には「子どもが中学生になって子育てがひと段落したら仕事したい」と思われている方がたくさんいらっしゃいました。これも同じです。落ち着いてから動き始めるのでなく、目標時期があるのであればその前に準備を始めることです。
年上のママ友による「親の介護」や「体の不調」話も、そのときの自分に関係ないから、と聞き流すのではなく、そういったリアルな声はきちんと聞いておくべき。先輩の声はとても貴重。だから頭に入れておいて、できたらきちんと考えておくと安心です。
なんでも「先に動いておく」、「準備しておく」ことがとても重要だと思うので、40代から意識して動いておくと、とても快適な50代が過ごせると思います。
撮影/杉本大希 ヘアメイク/黒田啓藏(Iris) 取材/見学裕己子