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Lifestyleジェーン・スー×HARUKO「四十女、しじゅう悩みどおし!」

子育てに理解のない女上司は、どう扱ったらいいのか【ジェーン・スー×HARUKOの人生相談Vol.14】

40代女性の気持ちを代弁するような明快な語り口が人気のコラムニスト、ジェーン・スーさん。新聞やラジオ、雑誌で多くの方のお悩みに答え、その胸のすくような回答には励まされる読者も多数。
一方、波乱万丈の人生経験を持ちながら、いつも前向きで飾り気がない人柄で、誰からも愛されるモデルのHARUKOさん。歯に衣着せぬ語り口で、仲間のお悩みにさっと答えてくれると評判です。
そんなおふたりに『STORY』読者の真剣なお悩みに答えていただきます!

<PROFILE>

ジェーン・スーさん

コラムニスト。TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」(月〜木11:00〜)のパーソナリティを担当。毎日新聞をはじめ新聞・雑誌で数多くの連載を持つ。『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』は、第31回講談社エッセイ賞を受賞。近著に『これでもいいのだ』。

HARUKOさん

モデル。短大時代、『JJ』にて山田明子(はるこ)の名でデビュー。以来、数々のファッション誌で活躍。’03年に結婚後、九十九里浜に移住、長女を出産。’12年に離婚。HARUKOに改名し、現在『STORY』にて活躍中。趣味はサーフィンと読書。


~ 第14回 ~

ジェーン・スーさん
ジェーン・スーさん
本題に入る前に、先日お話したセラピストが2人いっぺんにいなくなってしまった話は、美STの連載に書いた話だったんです。
HARUKOさん
HARUKOさん
すごくたくさんお仕事されていますね。
ジェーン・スーさん
ジェーン・スーさん
ちょっと仕事しすぎ。だから、いつもHARUKOさんのインスタ見て癒されています。HARUKOさんのミツバチ通信とか、お箸でカマキリをつまんで逃がすところとか見ながら、ああ、これが豊かな生活だよな、と思ってますね。そういえばスズメバチどうなりました?
HARUKOさん
HARUKOさん
だいぶ落ち着いたんですが、まだときどき現れるんです。
ジェーン・スーさん
ジェーン・スーさん
スズメバチの目的って何なんですか?
HARUKOさん
HARUKOさん
うちのミツバチを食いちぎって、お団子状に丸めて、巣に持ち帰って幼虫に食べさせるんです。
ジェーン・スーさん
ジェーン・スーさん
ひえー。そんなひどいことを。知らなかった。それは許せない。
HARUKOさん
HARUKOさん
そうなんですよ。全く。でも、これからの季節はダニに注意しなきゃいけないんだそう。
ジェーン・スーさん
ジェーン・スーさん
あんなにおいしいハチミツがとれるんだから、可愛がってあげないとですね。
HARUKOさん
HARUKOさん
はい、ほんとに。

★ 上司についてのお悩み

「産後復職して、3年。やっと子育てと仕事を両立する生活リズムが取れてきました。自分のやりたい職種で働けて仕事の面白みを感じていた矢先、人事体制の変更で新しい上司になり、今その上司の存在に悩んでいます。上司はDINKS女性。バリバリ仕事をする姿を格好いいと思う反面、この春産後復帰したママ社員に対して、『子供がいるからって甘えないで』などの言葉をかけていて、緊張が走りました。そしてその波は私に対しても。子供が発熱しリモートで仕事をする際、リモート勤務は会社の規定では問題ないのですが、上司はあまり快く思っていなさそう。もちろん仕事は楽しいので、普段は全力で尽力していますが、家族がピンチの時だけはお互い助け合いたいと思っています。でも上司はあまり他人のことをケアしたり、思いやる雰囲気を出しません。子育てと仕事の状況を理解してもらいたいけれど、なかなか難しい場合、どうしたらいいと思いますか?(M.W.さん/40歳・子供4歳/人材関係)
ジェーン・スーさん
ジェーン・スーさん
総務か、人事に報告する、それ1択です。子どもがいる社員にたいして、理解がなさすぎて精神的にきついっていう言えば、今は、人事はそういうところに目を光らせているので、呼び出して注意してくれますよ。
HARUKOさん
HARUKOさん
これからもっと仕事と子育てを両立したい人が増えるんだから、そのためにも訴えたほうがいいですよ。人事から注意されたら、その上司もさすがにシュンってなるだろうし、今の時代ってこうなのねってわからせるしかないですよね。女性の足をひっぱるのは女性なんていいますが、そのあたりはどうなんでしょう。
ジェーン・スーさん
ジェーン・スーさん
ちょっと、そこだけは主張したいんですが、「女の敵は女」は絶対にないですよ。私たちがそう思っているのは、子どものころから、そういうエンタメにさらされ続けてきたからなんです。だって、男の敵は男なんて言わないじゃないですか。男同士は競争やマウントなんてしまくっているのに、男の敵は男とは言わない。でも、女同士は仲良くできて朗らかというレッテルを貼られてきた。2級市民に見られてきたとも言えるんですよ。
HARUKOさん
HARUKOさん
なるほど。目から鱗。
ジェーン・スーさん
ジェーン・スーさん
ある種の洗脳なので解かないと。性別関係なく、敵は敵です。それにプラスして、男性に比べて女性は、娘、妻、母と、属性のバリエーションが多いですよね。男性は、息子から夫、父親になっても、会社やめなくていいし、寝る時間も起きる時間も変えなくていい。でも女性は、役割がどんどん変わってしまって、それに伴って、周囲の環境も立場もどんどん変わる。だから意見が対立したりお互いに理解するのが難しくなったりしやすいんですね。女同士というだけで分かりあえるっていう設定に、そもそも無理がある。ちょっと熱く語ってしまいました。
HARUKOさん
HARUKOさん
確かにそうですよね。私たち気づいていないけど、かなり古いんですよね。どんどん考え方変えていかないといけないですよね。

当連載は毎週金曜日配信です。
お二人に相談したいことを募集中です。storyweb@kobunsha.comまでメールでお送りください(お名前はイニシャル等匿名で掲載します)。採用された方にはQUOカードをプレゼントいたします。

撮影/吉澤健太 取材/秋元恵美

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