【嘘や隠し事･･･】思春期のわが子に裏切られた体験談

“子どもには噓をついてほしくない”――親なら誰しも思うこと。〈親から自立する成長過程のひとつです〉と言われてもひどい噓に直面すると、つい感情的になってしまうもの。体験談を伺いました。

食事中もひっきりなしの娘のLINE。携帯を遠くに置け、といっても聞かなくて堪忍袋の緒が切れ、時間制限を断行。以前は「LINEなくても大丈夫!」と言っていた娘が、実はTwitterも開設しているとのママ友情報。しかも私の悪口まで……二重にショック!　なんてことも！？

◯ M·Mさん(38歳)息子は中2 塾に行っていると思っていたら、先生に『親から早く帰ってくるように言われていますので、途中で帰ります』と噓の連絡をして早めに切り上げて、LINEで繫がっている友達と遊んでいた。

◯ S·Sさん(41歳)息子は中1 『寝る』と言ってベッドに入ったのに、夜遅くまで隠れて携帯でYouTubeを見ていた。なんとなく私が勘づいたので、スクリーンタイムや寝る時は携帯没収で対応するようにした。

◯ H·Kさん(39歳)息子は中2 息子が小5の頃の話ですが、いつもの友達と遊びに行くと噓をついて、実は女の子とアキバのアニメ期間限定カフェに行っていたことが発覚。塾の交通費として入れていた交通系ICの残額もゼロに。いろいろと噓を重ねていたことにとてもショックを受けました。

◯ M·Yさん(44歳)娘は小6 家に置いていた現金を勝手に使われたので、時間をかけて子どもと話し合って『やってはいけない』と伝えたはずなのに、数日後に平然と同じことをする。それが続くと〈また裏切られた……〉と落ち込みます。思春期だからという理由だけでは片付けられない発達障害なのでは?真剣に悩んでいます。

◯ S·Kさん(44歳)息子は中3 新しいiPhoneや、iPad Proを使う息子に『それ、どうしたの?』と聞くと『友達に借りた』とか、『懸賞で当たった友達がくれた』という返事。息子が通う中学は裕福な子が多いので、そういうこともあるのかな?と考えていた私が浅はかでした。昨年の冬になって、総額200万円以上も使い込んでいたことが発覚しました。本人に問いただすと、親の財布から抜いたり、親のクレジットカードでネット買いをしていたそうです。

◯ T·Kさん(44歳)娘は小6 近所の児童館で遊ぶと言っていたのに、友達に連れられて電車で原宿まで行き、お年玉のお金でお揃いの服を買ってきていた。当初、服についてはお友達からもらったと言っていたのに、学校の先生に問い詰められて発覚。とんでもない噓だな、と思いました。

撮影/森脇裕介取材/竹永久美子、奥村千草　※情報は2022年7月号掲載時のものです。