● Huluオリジナル「パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~」Season2に出演中のディーン・フジオカさん(41歳)
ディーン・フジオカさんが演じる頭脳明晰で科学への造詣が深い警察官僚・小比類巻祐一が、天才科学者・最上友紀子(岸井ゆきのさん)、ベテラン刑事・長谷部勉(ユースケ・サンタマリアさん)とともに、最先端科学にまつわる犯罪を捜査する「パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~」。2022年4月から日本テレビ系で放送された連続ドラマの続編となるSeason2が、オンライン動画配信サービスHuluで独占配信中です。地上波をさらに上回るスケールで描かれる本作品の撮影秘話や見どころなどを、ディーン・フジオカさんに伺いました。
――ゲノム編集やクローン、不老不死研究といった最先端科学にまつわる事件を追い、その背後にある巨悪へと斬りこんでいくHuluオリジナル「パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~」Season2。今Seasonもやはり、不可解な事件に毅然と立ち向かう小比類巻のすっと伸びた背筋や丁寧な言葉遣いが、とてもスマートで印象的です。演じる際に、どういったことを意識されていましたか?
小比類巻は警察官僚であり、科学犯罪対策室の室長という責任ある立場にいることを踏まえた上で、仕事をしている時はプライベートがあまり見えないように心がけました。生活臭や個人的なカラーみたいなものはなるべく出さずに、新しい部署を作って、日々、難問に挑んでいる小比類巻の1本筋が通った凛とした感じを出したいなと思って。でも、それができたのは、1人の夫、父親、人間としての小比類巻も、ちゃんと脚本に描かれていたからなんです。プライベートな時は自然体でいられるからこそ、仕事の時はピシッとしている。そこの演じ分けは、Season1・2を通してずっと意識していました。
――私生活では、妻の亜美(本仮屋ユイカさん)を亡くした後、シングルファザーとして一人娘を育てている小比類巻。鈴木凜子さんが演じる娘の星来の前で見せる、優しい父親の顔も魅力的です。
いい父親だと思います。妻と娘のことを深く愛していて。ただ、愛ゆえに、行き過ぎてしまうところもあって、いつか科学の力で甦らせる日が来ると信じて、妻を冷凍保存する契約をしていたり、冷凍保存された妻に毎日モニター越しに話しかけていたりする。彼は、最上が言う“科学の闇”の部分のことも、自分がやっていることが他の人の目にどう映るのかということも理解している。それでも、科学の光の部分、未来への希望を信じることを選んだ人間なんだと思います。