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男の子に「生理」のことをどう伝えたらいいですか?【性教育医師が教える】

同級生や家族にも、当然生理があること。どのように男の子に伝え、理解を促すか、上手なアプローチ法をお教えします。

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目次 ★ STORYライター も悩んでいました
★ これ、OK!
★ これ、実は NG!

◯ 教えてくれたのは...性教育医師ユニット アクロストンさん

みさとさん、たかおさんの医師2人の夫婦ユニット。学校での性教育の授業や全国各地での性教育ワークショップ、書籍やSNSでの発信などを通じて、性教育を身近に考えてもらうために活動中。10歳と13歳の2児の親。STORY webでの連載も好評。


STORYライター も悩んでいました

STORYライター T (44歳・息子小学4年生)
STORYライター T (44歳・息子小学4年生)
私が生理の時に体も心もつらいこと、体の仕組みなどを都度教えています。まだ理解できてはいないようですが、体育の見学をしている女子を男子特有の無知さでからかったり、経血のシミをからかったりと、とにかく女子を傷つけたりしてほしくないから、「女の子には絶対に優しくしなさい」と伝えていますが……。

これ、OK!

『私が生理の時に体も心もつらいこと、体の仕組みなどを都度教えています』

保健の授業では体の仕組みのみで、生理については男の子は特に多くは学ばないのが現状なので、日常の会話の中で、都度ママから伝えていくのがベストですね。特別なものとはせず、隠さず、当たり前のものとして、親も子も認識することが大切です。

これ、実は NG!

『「女の子には絶対に優しくしなさい」と伝えていますが……』

大切なのは「生理」は「日常生活」に「普通」にある、ということ。このように教えてしまうと、特別に注目した存在になってしまいます。さらに「女の子だから守る」という教えは、後々の思考の形成で「男尊女卑」の種を植えてしまうので注意が必要です。男女関係なく、「生理」はひとつの「成長の事象」であって、当たり前のものという認識が一番です。

撮影/嶋野 旭 取材/田路暢子、羽生田由香 ※情報は2022年8月号掲載時のものです。

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