こんにちは、Ritaと申します。今年6月から始まったスペインの大人留学。現地ではまだあまり知り合いがおらず、自分の目で確かめながら失敗しては戻り、また進む……そんな毎日の繰り返しです。生活環境には大分慣れてきましたが、当初は戸惑いの多い日々でした。今回は、そんな驚きが覚める前に「マラガで驚いたことBEST3」をお伝えさせて頂きます!
1日の時間配分が違う!
1日24時間の時間配分が違います! スペインにはシエスタ(お昼寝)という言葉があり、その習慣が残っています。特に夏の間は、マラガでも毎日14:00~17:00は昼休みで多くのお店や企業は休み時間。一旦帰宅し昼食を取る人が多いようですが、公園で寛いだり、ジムへ行ったりと、時間の使い方は様々です。カフェやスーパーマーケットは開いているところもありますが、銀行や衣服店などは閉まり、私も15:00頃行き場を失ったことが何度もあります。
シエスタのある職場でお仕事をされている人の勤務実態は、このような感じでしょうか。
09:00~14:00 勤務
14:00~17:00 休憩
17:00~20:00 勤務
昼食は14:00から、夕食は21:00からが多く、レストランは24:00頃まで賑やかです。日照時間が長く、今の時期だと21:30頃まで日が差している為、日本より3時間程感覚がズレた生活です。以前ランチをしようと12:00頃レストランへ入ると「キッチンは12:30開始だから、それまではカフェ利用のみね!」と言われました。この夜型の生活、低血圧で朝が苦手な私には快適です!
アイスコーヒーが無い!
なんと、スペインのカフェメニューにはアイスコーヒーがありません! 日本にいた頃の習慣で、暑い日が続くとついつい「アイスコーヒーが飲みたい」と思ってしまうのですが、猛暑の時期でもアイスコーヒーはありません。街中にはカフェやバルが多く、根強いコーヒー文化がありますが、コーヒー=ホットのカフェラテ。冷たい飲み物といえば、コーラなどの炭酸飲料、オレンジジュース、水、が主流です。その為、どうしてもアイスコーヒーが飲みたい時は氷入りのグラスとホットコーヒーを注文して自分で作る必要があります。また、ホットのカフェラテもミルク量の違いで呼び名が変わり、ブラックを頼みたくてミルク無しを選ぶと、エスプレッソコーヒーが出てきてしまいます。
カフェにビーチに、大人たちが元気!
カフェの席を朝から晩まで占領しているのは大体50~80代の大人たち。彼らが仲間達と大声で話し高らかに笑い合う姿が、カフェでよく見かける風景です。「カフェは第2のリビング」「1日5回珈琲を飲む機会がある」とも言われているようで、どの時間帯でも元気に会話を楽しむ大人たちを見ることできます。また、朝のビーチは60~70代カップルが水着でくつろぐ姿が多く、夕暮れ時にはマダムたちが井戸端会議の場として海辺を利用している模様。もちろん、みんなビキニ姿です。街のどこを歩いていても、自分と同世代の大人たちのハツラツとした姿ばかりが目につきます。そんな元気な大人たちを見ることが、私の日々のモチベーションの1つとなっています!
誰一人焦る事なく、大らかでのんびり。マラガは年間300日は晴天と言われ、そんな土地柄が街全体を明るくしている印象です。歴史ある街ですが、清掃や警備も行き届き、深夜には大きな清掃車が周り、床清掃とゴミ回収が徹底されています。前夜まで溢れていたゴミ箱も、翌朝には綺麗さっぱり片付いていることに、暮らしやすさも感じます。毎日多くの発見の中で生活していますが、一度慣れると同じような新鮮な目では物事を見られなくなってしまいます。そんな日が来る前に、引き続き毎日の発見を楽しみながら暮らしていきたいです。
この記事では月2回の連載を通して、楽しい50代を過ごす為の挑戦を、読者の皆様と共有していきたいと思っております。無鉄砲な新たな人生を、一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです!
撮影・文/Rita
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