シャネル銀座ビルディングの10階にあるレストラン「ベージュ アラン・デュカス 東京」がリニューアル。料理とサービスはそのままに、アートと音楽の要素を取り入れたカジュアルでエレガンスな空間に生まれ変わりました。
総料理長に就任したのは、アラン・デュカス氏のレストランで10年以上研鑽を重ねた愛弟子の上岡彰彦氏。フランス料理のテクニックを駆使しながら旬の高級食材をスマートに仕立て、極上の一皿に変貌させます。また、ル・ショコラ・アラン・デュカスのショコラを使った芸術的なデザートにも注目です。
さっぱりとした味わいの初ガツオをグリルし、バターに魚介の出汁や海苔の味を纏わせレモンをアクセントにしたソースを添えた、爽やかで春らしい一皿。
程よくさしの入った牛肉をシンプルにローストした、肉の美味しさを楽しめる料理。バターを挟みながらスライスした新ジャガイモと赤玉ねぎをミルフィーユのように何層も重ね、オーブンでじっくり火入れした一品も秀逸。
ツヤツヤのグラサージュに描かれたカメリアが麗しいデザート。ル・ショコラ・アラン・デュカスの最高級のカカオ豆から作られるオリジナルブレンドのショコラを使った濃厚な味わいです。中にはショコラのムース、グルテンフリーのビスキュイやライスパフとカカオニブなどが忍ばせてあり、食感が楽しい層になっています。
ラウンジに足を踏み入れた瞬間に目を奪われるのは、フランス人写真家アンヌ ドゥ ヴァンディエール氏の迫力あるアート作品。2022年にシャネル・ネクサス・ホールで開催された展覧会「à mains levées シャネルを紡ぐ手」で披露された、アトリエの職人たちの手にフォーカスした写真が並びます。
屋上テラスの「ル・ジャルダン・ドゥ・ツイート」のオープンはGW前頃から。庭園のような緑が癒してくれるソファーシートやカウンターで、カクテル片手に開放的で気持ちの良い時間を過ごせます。この日はシャンパン&オレンジジュースのカクテル「ミモザ」をいただきました。ディナータイムはライトアップされて一層エレガントな雰囲気になるので、銀座の一等地のルーフトップで酔いしれたいですね。
【プリフィックススタイル コースメニュー】
ランチコース ¥12,000
ランチ&ディナーコース、¥16,000、¥25,000
東京都 中央区銀座 3-5-3 シャネル銀座ビルディング10階
TEL 03-5159-5500
https://beige-tokyo.com/
取材/本條千春