ケリングが「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」と3年連続でパートナーシップを組み、A dialogue between Ishiuchi Miyako and Yuhki Touyama「透視する窓辺」を支援。4月15日(土)から5月14日(日)まで京都にて開催中です。
芸術や文化の分野で活躍する女性の才能に光を当てることを目的とするケリングの「ウーマン・イン・モーション」。KYOTOGRAPHIEにて開催される本展への支援を通じて、日本の芸術分野における女性写真家の認知度を向上させる取り組みを続けています。
第11回 KYOTOGRAPHIE にて開催される本展は、日本を代表する写真家の石内 都が次世代の作家・頭山 ゆう紀を選定し、対話的な2人展で世代を超えた作家同士のまなざしが交差します。石内 都は母を一人の女性としてとらえ、母の遺影を撮影した〈Mother’s〉シリーズの作品を、頭山ゆう紀は友人の死をきっかけに撮影を始めたシリーズ〈境界線 13〉と、祖母を介護し看取るまでの日々を写した最新作を展示しています。
石内 都
群馬県桐生市生まれ。神奈川県横須賀市で育つ。1979年に〈Apartment〉で第4回木村伊兵衛写真賞を受賞。2005年、母親の遺品を撮影した〈Mother’s〉で第51回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館代表作家に選出 される。2007年より現在まで続けられる被爆者の遺品を撮影した〈ひろしま〉も国際的に評価されている。 2013年紫綬褒章受章。2014には「写真界のノーベル賞」と呼ばれるハッセルブラッド国際写真賞を受賞。近年の主な展覧会・出版物に、個展「Postwar Shadows」(J・ポール・ゲッティ美術館 ロサンゼルス 2015)、 写真集『フリーダ 愛と痛み』(岩波書店 2016)、個展「肌理と写真」(横浜美術館 2017)、個展「石内 都」 (Each Modern 台湾 2022)、個展「Ishiuchi Miyako」(Stills エディンバラ 2022)、「六本木クロッシング」(森 美術館 東京 2022)などがある。作品は、東京国立近代美術館、東京都写真美術館、横浜美術館、ニューヨ ーク近代美術館、J・ポール・ゲティ美術館、テート・モダンなどに収蔵されている。
頭山ゆう紀
1983年千葉県生まれ。東京ビジュアルアーツ写真学科卒業。生と死、時間や気配など目に見えないものを写真に捉える。自室の暗室でプリント作業をし、時間をかけて写真と向き合うことで時間の束や空気の粒子を立体的に表現する。主な出版物に『境界線 13』(赤々舎 2008)、『さすらい』(abp 2008)、『THE HINOKI Yuhki Touyama 2016−2017』(THE HINOKI 2017)、『超国家主義−煩悶する青年とナショナリズム』(中島 岳志 著、頭山ゆう紀 写真/筑摩書房 2018)がある。
With the support of Kering’s Women In Motion
会期:2023年4月15日(土)〜5月14 日(日)
会場:誉田屋源兵衛 竹院の間 https://kondayagenbei.jp/
展覧会について: https://www.kyotographie.jp/