オーストラリア・シドニー発のオールデイダイニング「bills」に、3年ぶりとなる春夏の新作メニューが登場しました!
メニューのテーマは、billsを手掛けるレストランターのビル・グレンジャー氏の「夏の思い出」。幼少期からの自身の思い出を巡り、どこか懐かしさを感じるサマーメニューにしたそうです。ベジタリアンの母を持ち幼い頃からアジア料理が食卓に並ぶなど、多様な食文化や生活様式にインスパイアされてきたというビル氏。今回の新メニューでは、そんな経験を持つ彼ならではのアジアンテイストなプレートやプラントベースのアイテムなど多様な料理がラインナップします。
米ニューヨークタイムズ紙で「世界一の卵料理」と称されたクラシックプレート「スクランブルエッグ&トースト」のヴィーガンバージョンにも注目です。
キッチンで丁寧に焼き上げられる自家製ヴィーガングラノーラに冷え冷えのフローズンタイプのフレーバーをプラスしたブレックファストボウル。カリッとした食感のグラノーラとキンと冷えたストロベリー、ラズベリー、バナナとヘンプミルクを使ったスムージーは相性抜群。これからの暑い季節にぴったりです。
人気のオープンサンドイッチのヴィーガンメニューも新登場。卵料理にプライドを持つbillsですが、卵を口にできない人にも美味しく食べて欲しいという気持ちから、卵の代わりに豆腐をつかったメニューを開発。スクランブルエッグのように優しく炒めたフワッとした絹豆腐に、マレーシアやシンガポールで定番のチリソース「サンバル」のピリッとした辛さがよく合います。
「いちばんの大好物はチキンシュニッツェルだった」と語るほど、幼少期からチキン料理が大好きなビル氏。今シーズンのメニューには、東南アジアからインスピレーションを受けたチキンサラダが登場しました。パクチーをふんだんに使ったグリーンサラダに、ホリーバジルとカレーペーストに漬けたチキンを添え、ベトナムで定番のソース「ヌクチャム」を加えたエスニックなテイスト。香ばしく焼き上げたチキンにお好みでライムを絞って爽やかにいただけます。
ヨーロッパの海沿いの街でよく使われるムール貝をメインにした、ガーリックが食欲をそそるトマトベースのタリアテッレ。ムール貝の出汁とトマトソースがモチモチのパスタによく絡み、フレッシュな手摘みバジルが香る、夏らしい一品です。
イギリスやオーストラリアの子どもに大人気なサマースイーツ「ネオポリタンアイスクリーム」。バニラ、チョコレート、ストロベリーの3色のアイスをコーンに盛るデザートをbills風にアレンジしています。トーストしたピスタチオが入ったバニラ、爽やかなサワーチェリー、深みのあるカカオパウダーで作った濃厚なチョコレートを重ね、ケーキのようにスライス。それぞれ違う味なのに一緒に味わうと一層美味しく、見た目も可愛らしいエレガントな仕上がりです。
他にも様々なメニューがプラスされ、人気のハイティーセットもサマーバージョンにアップデート。
今回伺った銀座の店舗は、平日でもオープンしてまもなく席が埋まるほど人気の店。予約してから行くことをお勧めします。
取材/本條千春