ご存知の方も多いと思いますが、2016年1月から始まった「ジュニアNISA」は、2023年12月末での廃止が決定しています。払い出しに制限があったこともあり、利用者数が想定以上に伸びなかったのが理由のひとつです。昨年から、かけこみの申込も増えましたが、2023年9月末で新規申込を終了している金融機関がほとんどです。
その代わりの方法として、誌面では「未成年口座」を積極的に利用することを紹介しています。売買益等は非課税になりませんが、子ども自身が自分名義の口座で、自分のお金で運用することが可能です。
どうすれば優待が受けられる? 株式購入の基本を学びながら「わくわく投資」
誌面(P.211)の「わくわく投資」では、投資先に「『マクドナルド』『サーティーワン』『ANA』など」といった株式を選びましたが、これは3つの銘柄を同時に購入するのではなく、娘と話していずれかひとつの銘柄を選び、優待をもらえる株数を購入しようという計画です。
というのも、株式は「買う銘柄」と「何株買うか」を決めて注文を出します。銘柄ごとに決まっている「単元(最低売買単位)」というものがあり、基本的には100株単位になります。「株価×単元」で計算するので、それぞれの銘柄によって購入に必要な金額が異なります。
上記3つの銘柄を100株ずつ購入しようとすると、予算の50万円を超えてしまうので、その時々の株価を見極めながら選んでゆく必要があります。
例えば、「サーティワン(2268)」の株を100株買う場合、株価が4,145円(9/26時点の終値)なので414,500円必要です。優待内容は、会社HP上では100株〜499株所有の株主には、製品と引き替えできる「eGift(電子ギフト)」1,200円分(600円×2枚)を贈呈となっています。優待をもらえる権利があるのは「毎年6月末、12月末の最終株主名簿または実質株主名簿に記載のある株主」で、「毎年6月末の権利確定者に対し、9月中旬に、12月末の権利確定者に対し、翌年3月末に届出の住所宛に送付予定」となっています(9/26時点)。