嚙みしめると、香りがフワッ、旨みがジュワッ、歯ごたえモチモチ。
秋の旬素材と手打ちパスタは最強のタッグチームです。
「フェリチェリーナ」は、2人のシェフが切り盛りする、カウンター13席のレストラン。通常10種類ほどのパスタが用意され、うち3種類ほどが手打ちで楽しめます。
「アンビグラム」は、イタリア各地の郷土料理から着想を得た独創的なメニューが楽しめ、定番のタヤリンのほか、キタッラ、マッケロンチーニなどの手打ちパスタ2~3種類が味わえます。
「ブォン ユミヤッチョ」のパスタはすべて手打ちで、常時10~15種類を用意。どれもオーナーシェフがイタリアでの修業時代に学んだもので、レシピも現地とほとんど変わらないとか。
「ラ・ギャロワーズ」の秋名物は、産みたて卵がポイントの手打ち麺に、鱧のアラでとったコク深いスープをからめたプレミアム・パスタです。
〈東京分〉撮影/田村浩章 取材・文/伊藤由起 〈名古屋分〉撮影・取材・文/永谷正樹 〈大阪分〉撮影/前田博史 取材・文/寺下光彦 MAP/地図屋もりそん デザイン/鈴木 徹(豊田セツデザイン事務所)
Tokyo
フェリチェリーナ
秋トリュフを惜しげもなく
たっぷり削って仕上げる
官能の一皿
キタッラは、イタリア中部・アブルッツォ地方のロングパスタで、断面が四角いのが特徴。濱本直希シェフは、小麦粉と強力粉をブレンドした粉に、卵黄を加えて作っています。これからの季節は、香ばしく焼けた秋刀魚と、数種類のきのこをサッと煮込み、秋トリュフを削った贅沢バージョンをどうぞ。¥3,000
フェリチェリーナ
東京都目黒区青葉台1-15-2 AK-3building 2F
☎03-6416-1731
(営)18:30~翌1:30、日曜~21:30(ともにL.O.)
(休)月曜(月1回連休あり)
東京都目黒区青葉台1-15-2 AK-3building 2F
Tokyo
アンビグラム
国産小麦で
作るタヤリン、
きのこが好相性!
タヤリンは卵黄の色が鮮やかなピエモンテ地方のロングパスタ。この季節のおすすめは、旬のきのこ6~8種類使った濃厚なラグークリームに、きのこのガーリックソテーをトッピングした一品です。たくさんのきのこが織りなす、重層的な旨みと食感に大満足。¥2,400
アンビグラム
東京都港区南麻布4-12-4 プラチナコート広尾1F
☎03-3449-7722
(営)カフェ13:00~16:30、ディナー18:00~23:00、土曜のみランチ12:00~14:30(すべてL.O.)
(休)日曜、祝日の月曜
東京都港区南麻布4-12-4 プラチナコート広尾1F
Nagoya
ブォン ユミヤッチョ
オーナーが現地で
感動した郷土料理を
そのまま再現
「カヴァテッリ 小イカと自家製カラスミのシチリア風」¥1,590。卵を使わず、小麦粉と水のみで打ち上げるイタリア南部のパスタ、カヴァテッリと自家製のカラスミを用いたひと皿。嚙むごとにしっかりとした小麦の味や香りが広がります。カラスミの絶妙な塩加減や 小イカの風味も食欲をそそられます。
ブォン ユミヤッチョ
名古屋市千種区内山3-1-16 第一水谷ビル1F
☎052-734-3956
(営)11:30~14:00(L.O.土・日・祝のみ営業)、18:00~23:00(L.O.)
(休)木・第3水曜
名古屋市千種区内山3-1-16 第一水谷ビル1F
Osaka
ラ・ギャロワーズ
秋の贅沢素材、
オール・スター。
弾ける香りに心が躍る
神戸や京都からも舌の肥えたドクターたちが集まる名トラットリアの、秋のキラー・パスタです。ジューシーな松茸と、この季節こそ脂ののる淡路や泉州の鱧を一度炭火で炙って、パスタにからめるひと手間で、松茸の香りと鱧のコクが目覚ましいばかり。全身に力強く、秋の贅沢感が響きます。「鱧と松茸、唐墨のオイルソース タリオリーニ」¥1,890
ラ・ギャロワーズ
大阪市西区新町1-23-2
☎06-6532-5603
(営)11:30~14:00、18:00~22:00(ともにL.O.)
(休)月曜
大阪市西区新町1-23-2