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取材で学んだペップトークのおかげで、思春期の息子の反抗的な態度が減ってきた!

本誌12月号のJunior STORY企画「親がもっとも貢献できる、『ラストの声かけ』」(P.202~)では、中学受験残り90日に、親が子どもの力を引き出すためのペップトークを、その先駆者の浦上大輔さんに監修していただきました。
ペップトークとは、もともとアメリカでスポーツの試合前に監督やコーチが選手に発する短い激励のスピーチのこと。勝つためではなく、実力を出しきるための声かけの仕方で、結果は後からついてくるという考え方。浦上さんのお嬢さんも中学受験時にペップトークが功を奏し、受験前まではD判定だった学校に見事合格されたというご経験も。

いま現在、中学受験に臨む小学5年生の息子への「プッペトーク(=ペップトークの対義語で、子どものやる気を削ぐ言葉)」に悩む担当ライター竹永、この企画をきっかけに意識改革をしました。

わが家では、息子のやる気と健康を害する言葉のオンパレード

「そんな態度なら、もう受験やめなさい!」
「塾を休みたいなんて、気合いが足りない!」

息子を応援し、鼓舞するつもりが、やる気を失わせ、徐々に体調も崩してしまうように…。私自身も感情的になっているので、後から冷静に考えて後悔する始末。このままで中学受験を乗り越えられるのか? と不安にもなりました。この悪循環を断ちたいと思っていた矢先、浦上さんからペップトークをうかがい、そこに答えがあるように思いました。

ペップトークは親の気持ちも冷静にしてくれる!

中学受験期は、本当に難しい時期です。子どもはプレ思春期を迎え、そして自分自身も加齢のせいかイライラが収まらない時期なのかもしれません。

私は普段の生活の中で、息子の「できていないところ」ばかりに目がいってしまい、言い合いになってしまうことが度々ありました。

ペップトークの考え方は、①まずは子どもの状況を受け入れ【受容】、②子どもの「できていること」を肯定し【承認】、③子どもに「してほしい行動」をイメージしてもらい【行動】、そのうえで④背中を押す【激励】、という流れ。それを学んだことで、私も今までは減点方式だったものが、〈いま、できていることは何か?〉と観察するようになり、息子の見方も変化。目先のことにとらわれず、〈息子にどう成長してもらいたいか〉を考えて言葉にすることにより、劇的に対応方法が変わり、それにより、息子自身の反抗的な態度も減ってきました。

息子の勉強に変化が出始める…

例えば、“宿題が大変でやる気を失っている場合”。
今までは「早くやりなさい」と一蹴していたものでしたが、最近では…。

「そうだよね、宿題多くて大変だよね」【受容】
「この量、しっかり毎回頑張ってたの偉いね。だから一問一答もスラスラ解けたんだ!」【承認】
「ちょっと付き合うから、どこが大変なのか教えてよ」【行動】
「一緒にやってみよう?」【激励】

――こんな声かけに変えてみました。
おそらくいつもの5倍くらい時間かけて話してます(笑)。
でも、今までは私の厳しい口調に、息子は反抗的な態度や言葉で返し、不毛な戦いが起こるだけで得るものは何もなく、時間も無駄に過ぎてしまっていたのが、ペップトークのコミュニケーションで結果的にはトータルの時間は短縮され、息子もやる気を見せるようになってきました。私のわざとらしさが息子のツボに入るらしいです(笑)。私自身も後味の悪い思いがなくなり、親子ともに良いコンディションになってきました。

いつもの癖は治らない。トレーニング必須です!

ただ、毎回このようにうまくいくとは限らず、私も仕事が忙しい時には息子にぞんざいな扱いをしてしまい、今もなお〈やってしまった…〉と思うことはありますが、これを、なんとか中学受験の直前にやらかさないようにしたい!
そのためには、常日頃から子どもの応援団としてのトレーニングを積まなければいけないと思っています。中学受験って、親は一緒に伴走しているから(ともすると追い抜いている?)、自分の成功体験みたいになりがち…。しかも合格だけを目標にしてしまうのも危険かもしれません。

“子どもがどれだけ自分の力を出し切れて、受験をやって良かったと思えるか?”

ペップトークを通して、私のゴールが変わりました。
でも、なにもこれは中学受験に限らないことですね。
どんな時でも子どものいちばんの応援団として背中を押して上げたいです。
今はとにかく毎日、子どものがんばりを観察!

浦上大輔さんはYouTubeでもペップトーク発信中。お役立ち情報があるかも!

取材/竹永久美子

STORYライター・竹永久美子 中3女子と小5男子の母。スーツ一辺倒だった外資系医療営業から専業主婦時代を経てライターに。”いまを思いっきり楽しむ!”をモットーに、ファッション・美容・ヘルスケア、あらゆるジャンルの新しいものに挑戦する6年目ライター。JuniorSTORYでは、思春期の子を持つ親としてなにが正解か? 取り巻く社会が変わる中で親も変えるべきことを学び、発信している。

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