初夏にまず食べたいものといえば初鰹。
定番のたたきではなく、
イタリアンやフレンチにも垂涎のレシピが見つかりました。
恵比寿の路地裏にある「ビストロ間」は、季節の野菜を中心に、旬の素材をふんだんに使ったコースが人気のお店。ひと皿ごとにワクワクする演出が施されています。
「サカナバル グリル」は、その名の通り、魚介をメインにした料理とワインが、気軽に楽しめるお店。デート、女子会、どちらもイケます。
イタリアでの修業時代、南イタリアの料理に感化された「La Barca」のオーナーシェフ、飛矢和行さん。とくに魚料理は定評があり、厳選した魚介を使用しています。
大阪・本町のトラットリア「コラッロ・ゼロウーノ」の初夏のスペシャリテは、軽快なアーモンドソースなどシチリアならではのレシピを最高鮮度の鰹と一体化させた、見逃せない名作です。
〈東京分〉撮影/田村浩章 取材・文/伊藤由起 〈名古屋分〉撮影・取材・文/永谷正樹
〈大阪分〉撮影/伊藤菜々子 取材・文/寺下光彦
MAP/地図屋もりそん デザイン/豊田セツデザイン事務所
Tokyo
ビストロ間
初鰹の瞬間燻製を
野菜と柑橘のキャビアで
カラフルおめかし
薫香をまとった初鰹に、野菜や柑橘とビーフコンソメを合わせて作る“キャビア”や、エディブルフラワーを飾った、美しいひと皿。白いボールは、玉ねぎのムース、黄色いボールは日向夏とオレンジの果肉です。さまざまな種類の酸味と旨みを重ねることで生まれる、奥行きのある美味しさを楽しんで。¥4,500のコースより
ビストロ間
東京都渋谷区恵比寿1-16-33
第2ASビル1F
☎03-5422-9685
(営)18:00~21:00(L.O.)
土日のみランチ 12:00~15:00
(休)第3月
東京都渋谷区恵比寿1-16-33 第2ASビル1F
Tokyo
サカナバル グリル
たっぷり魚介のラグーに
初鰹のコンフィを加えて
ボリュームアップ!
数種類の魚介とトマトで作る定番のラグーに、旬の初鰹を加えたスペシャルなパスタ。初鰹はコンフィにしたものを最後に加えるため、しっかりとした食感が残っています。鉄を含んだ肉っぽい旨みと、ラグーのまろやかな旨みがパスタに絡む、どこか懐かしい美味しさ。「シメにひと口だけ」のつもりが、止まらずペロリといってしまうはず。¥1,100
サカナバル グリル
東京都港区六本木3-7-1
THE ROPPONGI TOKYO 1F
☎03-6441-2970
(営)17:00~24:00 無休
東京都港区六本木3-7-1 THE ROPPONGI TOKYO 1F
Nagoya
La Barca
初鰹の風味を
さらに引き立てる
香味野菜のソース
シチリア特産のナスやウイキョウ、ケイパーなど香味野菜を使ったソースが味の決め手の「鹿児島産初ガツオのカルパッチョ シチリア風ラビゴットソース」¥1,800(税別)。ソースの程よい酸味と、ベビーリーフやエンダイブなどたっぷりと添えられた野菜のほろ苦さが初鰹のさっぱりとした味わいをさらに引き立てます。
La Barca
名古屋市中区丸の内3-20-3
47KTビル1F
☎052-963-8270
(営)12:00~14:00(L.O.土・日のみ)、18:00~24:00(L.O.)
(休)月
名古屋市中区丸の内3-20-3 47KTビル1F
Osaka
コラッロ・ゼロウーノ
南イタリアの智恵。
ミントとフェンネルで、
鰹がひときわ爽やかに
シチリアで修業した若き気鋭シェフが、三重県・鳥羽直送魚介と野菜にこだわって展開し、ブレイク中のトラットリアです。鰹料理にも、まさにシチリアの智恵がぎっしり。ズッキーニを巻いて軽くグリルした鰹に、フェンネルとミントを利かせた爽やかさは、まさに初夏そのものの香りです。¥1,300(夜のコース¥4,000~)
コラッロ・ゼロウーノ
大阪市中央区久太郎町4-2-5
☎06-6210-3314
(営)11:30~13:30(L.O.)、18:00~23:00(L.O.)
(休)祝日昼、日、月1日不定休
大阪市中央区久太郎町4-2-5