抜群のスタイルと愛くるしいチャーミングな表情、出演するドラマは必ずヒットするというジンクスさえあるラブコメのヒットメーカー女優、コン・ヒョジン（43）。あまりにもラブリーな魅力を振りまくことことから「コンブリー（コン・ヒョジンとラブリーの造語）」という愛称をもつ彼女の魅力やおすすめ作品を紹介します。
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韓国女優コン・ヒョジンってどんな人？
確かな作品選びと自然な演技力で出演作は軒並みヒット！
韓国ではファッションアイコンとしても人気のコン・ヒョジュン。長い手足で着こなす、ガーリーで感度の高い着こなしは常に注目の的です。授賞式では、セシリー・バンセンなどのキャッチなブランドのドレスアップで魅力を全開。去年ニューヨークで挙げた自身の結婚式では、森の中のようなロマンティックな会場やレースをふんだんに使用したガーリィなドレスも話題に！ 公式Instagram（@rovxhyo）では、プライベートでの着こなしや、スタイル抜群でコン・ヒョジンとそっくりな愛犬とのほっこりする生活が垣間見れます。
1980年生まれ。韓国ソウル出身。身長173cm。中学3年から3年間オーストラリアに留学し帰国後スカウト。当初は抜群のスタイルを生かし、雑誌モデルとして活躍していました。1999年に映画『少女たちの遺言』で女優デビュー。ドラマ、映画出演が続き2003年のドラマ『サンドゥ、学校へ行こう！』のヒロイン役で知名度がぐんとアップ！ コンブリーの愛称が生まれた2010年『パスタ』、2011年『最高の愛～恋はドゥグンドゥグン～』、2013年『主君の太陽』、2014年『大丈夫、愛だ』、2015年『プロデューサー』、2016年『嫉妬の化身～恋の嵐は接近中～』と主演作が次々とヒットすることに。唯一無二なチャーミングで自然な演技力、作品を選ぶ確かな審美眼で、いつからか出演する作品は必ずヒットすると言われ、25年間の間に出演してきたドラマ13作品中、視聴率が20%を超えたドラマは驚異の8作品（最も低いもの12.9%らしい）にものぼるほど。なんと、共演したチョ・ジョンソクやカン・ハヌルには「人生が変わる覚悟はできてる？」と言ったという伝説も。そして、日本での知名度を更に上げたのが2019年『椿の花咲く頃』。コロナ禍のお家需要による韓国ドラマ人気で日本でも話題になりました。コン・ヒョジン演じるドンベクのクセになる可愛さ、オリジナリティ溢れる劇中のファッションは、話題を呼びドラマ初のトレンドアイテムも生む社会現象ドラマに！
プライベートでは女優のソン・イェジンと仲よし！
トークバラエティやリアリティ番組に時々出演しては、その飾らない素顔でファンが急増するコン・ヒョジン。プライベートでは、歌手のイ・ジョンヒョン、女優のソン・イェジン、イ・ミンジョン、オ・ユナ、コ・ソヨン、オム・ジウォンらと仲がよく「シンデレラ7」というグループ名で遊んでいるそう。なんと加入条件は“性格のよさ”だとか（笑）。インタビューでは「独身主義」を宣言していましたが、ソン・イェジン、ヒョンビンの結婚式ではブーケを受け取り、2022年に10歳と下の歌手ケビン・オと結婚！ そのラブラブぶりはトーク番組でいじられるほどで、夫のケビン・オの携帯の登録名は「マイエンジェル」だとか。2023年12月から入隊した夫は、コン・ヒョジンが寂しくないようにメールを予約をし、毎日夫からメールが届くとか！ そう私達が『愛の不時着』でそのロマンティストぶりに身もだえしたリ・ジョンヒョクが北と南で離れ離れになるユン・セリにやっていたアレです。独身主義を撤回し、結婚したことも納得してしまいます♡
常に第一線で活躍するコン・ヒョジンの最新作は超大作ドラマ！
デビュー当時から出演作が途切れることがなく常に第一線で輝くコン・ヒョジンの久々のドラマ出演はイ・ミンホと共演の『星たちに聞いてみて』。企画から制作まで準備期間だけで5年かけているの超大作。なんと総製作費は500億ウォン（約55億円）だとか。宇宙ステーションと地球を行き来する壮大なSFロマンティックコメディで、コン・ヒョジンは韓国系アメリカ人宇宙飛行士役。イ・ミンホは宇宙観光客の資格で宇宙ステーションに向かう使命感溢れる産婦人科医役。なんと脚本は、コン・ヒョジンとのタッグで過去2回ヒット作を生み出しているソ・スクヒャン作家。撮影は去年の4月に終了していますが、期待値が上がる一方、編集に時間がかかっているようで一応年内放送予定と言われていますが、もしかしたら2025年放送にずれてしまうかも･･･とファンをやきもきさせています。
そんな新作が待たれるコン・ヒョジンの、魅力全開の5作品を紹介します。
★ ドラマ『最高の愛～恋はドゥグンドゥグン～』
★ ドラマ『プロデューサー』
★ ドラマ『椿の花咲く頃』
★ 映画『最も普通の恋愛』
ドラマ『パスタ』
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2010年放送の熱血オラオラシェフと、一流のコックを夢見る女性のラブコメディ。人気イタリアンレストランで3年間厨房補助として働くソ・ユギョン（コン・ヒョジン）。やっと昇格しフライパンを握れる日がやってくるが、突然シェフが交代し、「厨房には女は不要」の信念をもつシェフ（イ・ソンギュン）がやってきてクビのピンチに。持ち前の熱意と根性で居座り、シェフもユギョンを認め始めるが･･･ 低音美声で怒鳴り続けるシェフ。それに負けじと男性社会の厨房で夢を叶えるために頑張る見習い女性。一見、水と油の2人がいつの間にか恋に落ちる、厨房での胸キュン展開が話題を呼んだ人気作。当初は１６話予定が予想以上の人気を受けて全20話に延長された逸話も。コン・ヒョジンは、ふわふわした雰囲気ながら1本筋が通ったキュートでハンサムな女性を熱演。正統派の美人ではないけれど、どうしようもなく愛らしいコン・ヒョジンの魅力がさく裂しています。
ドラマ『最高の愛～恋はドゥグンドゥグン～』
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クセのあるタイトルが印象的な今作。落ち目の元アイドル、ク・エジョン（コン・ヒョジン）家族のために芸能界にしがみついているが仕事がない日々。ある日、トップスター、トッコ・ジン（チャ・スンウォン）と出会うが印象はお互い最悪。エジョンに秘密を知られてしまったジンはエジョンと縁を切ろうとするが相性が悪くぶつかり合う。そのうちなぜかジンはエジョンのヒット曲「ドゥグン、ドゥグン」を聴く度にドキドキするようになり･･･ THE韓国ドラマな、いがみ合う2人が恋に落ちるドタバタラブコメディ。よくある展開ながら、作品にのめり込んで共感してしまうのは、俳優達の名演があってこそ。コン・ヒョジンのチャーミングでコミカルな演技はもちろん、チャ・スンウォンの顔芸やクセのある演技、主役2人のやりとりに時代を超えた面白さがあり、見ているだけで幸せになれる多幸感があります！ また、中毒性のあるOSTにも注目。明るいニュースが少ない今こそおすすめしたい、楽しみながらストレス発散できるドラマです。
ドラマ『プロデューサー』
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韓国で人気のバラエティ番組『1泊2日』や音楽番組『ミュージックバンク』を作るテレビ局員たちのリアルな放送業界の裏側描いた、話題作！ 狭き門であるテレビ局KBSに念願かなって入社したペク・スンチャン（キム・スヒョン）。秀才で勉強ばかりしてきたスンチャンは容量が悪くミスをしてばかり。出勤初日から『ミュージックバンク』のプロデューサー、タク・イェジン（コン・ヒョジン）に目をつけられてしまう。イェジンは同期のラ・ジュンモ（チャ・テヒョン）とサムな関係だがスンチャンはイェジンを意識し始め、更に超人気アイドル、シンディー（IU）はスチャンを気に入り･･･ 実在のテレビ局、番組が物語に登場するリアリティ溢れる演出、パク・ボゴムやイ・スンギなどの人気スターのカメオ出演も話題となり最高視聴率は17.7%を記録。気が強い女王様タイプの女性もコン・ヒョジンが演じると憎めずラブリーなキャラクターになり共感できてしまうという、彼女の演技力がいかんなく発揮され物語への没入感は高め。挙動不審の真面目君を熱演するキム・スヒョンや陽キャラを演じるチャ・テヒョンとのドタバタや先の読めない恋模様など、難しいことは考えずにシンプルに楽しめるラブコメです。
ドラマ『椿の花咲く頃』
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韓国で2019年の最高視聴率を獲得し、やっぱりコン・ヒョジン。さすがコン・ヒョジンと言わしめた大ヒットドラマ。舞台は架空の田舎街・オンサン。母に捨てられた生い立ちにコンプレックスをもつシングルマザーのオ・ドンベク（コン・ヒョジン）は、その美貌からオンサンの女性陣に煙たがられながらスナックを開く。オンサン出身の正義感溢れる明るくポジティブな警察官ファン・ヨンシク（カン・ハヌル）は、左遷され故郷に赴任しドンベクに一目ぼれ、猛アタックを開始する。そんな頃、オンサンで不穏な事件が起こり･･･ 「人は誰かの奇跡になれるだろうか？」というテーマのもと、ロマンス、サスペンス、家族愛、隣人愛と様々な要素がバランスよく絡み合い、人って素晴らしいと思わせてくれる名作。自信がないドンベクが、ヨンシクの影響で自信をもち人生をハンドリングしようと立ち上がるまでを丁寧に繊細に演じるコン・ヒョジンの可愛らしさは、物語中盤で誰もが夢中になるほど魅力的。
映画『最も普通の恋愛』
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恋愛のトキメキだけでなく、未練や後悔など苦しい側面もリアルに描き韓国動員300万人に迫る大ヒットに。婚約が破談となり元婚約者を引きずりボロボロのジェフン（キム・レウォン）。泥酔した翌日、知らない番号の誰かと夜中に通話をした履歴を見つけ、相手が職場に新しく入ってきたソニョン（コン・ヒョジン）だと知る。ソニョンは、恋に幻想を抱かない現実的な女性。出勤初日に彼氏との別れの現場をジェフンに目撃され、2人は出会って1日でお互いの恋愛観を知ることになり･･･ キュートな役柄を演じることが多いコン・ヒョジンのクールな魅力が全開の今作。クールで強気ではあるけれど、どこか憎めず思わず応援したくなるような女性像は、コン・ヒョジンの演技力と持ち前の愛らしさがあるから。恋愛のリアルなドロドロした感情に、心に響くセリフやシーンの数々。理想的な主人公同志が惹かれ合うキラキラロマンティックな恋愛ではなく、ちゃんとしていない大人の恋愛は、経験を重ねたSTORY世代なら痛いほど共感できるはず。ほろ苦い経験を思い出しながらも、最後にはまた恋がしたい。そう思わせてくれるラブコメディです。
取材／味澤彩子
