“江口のりこさんが出るなら絶対面白い!”エキセントリックな役から等身大の役まで、ありとあらゆる役柄をこなし、STORY読者に絶大な人気を誇る江口のりこさん。関西弁まじりで40代の自分ネタを話す江口さんのお話……おもろすぎです。体のことから恋愛まで、江口さんにぶっちゃけトークしていただきました。(第2回/全3回)
体はガタガタ。心は……?40代ってそんなもん
雑誌STORYでは40代を“ゆらぎ世代”と表現されてるんですね。私としては……、ゆらいでるっていうかガタガタですよね(笑)。首痛いし、足の付け根も痛いし、痛いところだらけですよ。整体通いもするくらい。疲労感も半端ないし、疲れも取れない。でもね、この前舞台終わりに、先輩に、「疲れましたね、疲れってどうやって取れるんですか?」って聞いたら、先輩に「そんなの取れねーよ。その体でやっていくしかねーんだよ」って言われて、(あ、そうか)って思いました。疲れを取ろう取ろうとするから、それが取れない! ってストレスになるわけでしょ。もう自分はコレなんだって思うとね、楽になりましたね。そりゃガタがきますよ40年以上生きてるんだから。この状態が普通っていうことでやっていかないとね。ほんとそう。
心はね、そんなにガタついてないかな? ゆらぐことはないけれど、ぼーっとしてるかも、本当に何も感じない時があるんです。ぼーーーーーーーっとして、「オイ!」って自分で言いたくなるような。ずーっとぼーっとしてる。これどういうことなんやろ。昔はここまでじゃなかったのに。ここ半年から1年くらいかな。ゆらぎ、、ではないよね。ゆらぎって、あっち行ったりこっち行ったりするんだから。私はゆらゆらしてないですもん、自分がここにいないみたいな感じ。なんなんですかね、自分でもわからないです(笑)。でも、自分のことってわからないもんですよね。しょうがない。ぼーっとして気づいた後も、スッキリするということもなく何にも変わらない。欲がなくなったってことなのかな。心の中がじーっとしているみたいな、割とそういう状態ですね。
人のことを好きになるっていいことだな
この間、たまに共演する先輩に会ったら、「つまんないよ、最近」って言うんです。元気がないから、「どうしたんですか?」って聞くと、「恋がしたいよー」って。「結局楽しいことって恋なんじゃねーの?」ってその人は言っていて、面白いなと思いました。その人は結婚して子どももいるけれど、心の中で思うのは自由じゃないですか。恋でなくても、現場にいても、面白い人がいるとワクワクしますから、それは別に男性女性関わらず、年下年上関わらずです。最近は、ドラマの現場にいる録音部の女の子がむちゃくちゃ可愛くてすごい面白い! その子にずっと注目していたら、「実は普段はお笑い芸人やってるんですー」って。いろんな人がいるんだなー、と思いました。今度またその現場、2週間後くらいに入りますけど、あの子と喋るのが楽しみ。やっぱり自分を元気にしてくれたり、楽しくしてくれるのは人だったりするので、人のことを好きになるってことはとてもいいことだなって思います。
プライベートでもソロ活女子!
普段は1人で出かけることが多いです。映画を見に行くのも、芝居を見に行くのも1人。たまに友達とご飯を食べに行ったりする時もありますけど、仕事で人と一緒にいることが多いですから、プライベートはね。旅行も1人で行きますよ。ただ最近は、母と一緒に海外に行きました。母も高齢になってくるから行けるうちに行こうかと。母は……喜んでるのかな? どうでしょうね。
ドラマ「ソロ活女子のススメ」で色々やらせてもらえて楽しかったけれど、中でも一番楽しかったのは、台湾! 海外に連れて行ってもらえてありがたい気持ちもあるし、すごく楽しかった。ご飯も美味しくて最高でした。アラフォーの夏におすすめしたいソロ活は……なんでしょう。あ! 東京ステーションホテルとか、ニューオータニもよかった! 1人でゆっくり過ごせるし、今外に出たら暑いから、贅沢に過ごすのがいいかもしれない。何もしないって、いいですよね。ぼーーーーーーっと(笑)。
衣装協力:シャツ¥170,500スカート¥171,600シューズ¥68,200/すべてMame Kurogouchi
SHOPLIST:マメ クロゴウチ オンラインストア www.mqmekurogouchi.com
撮影/河内彩 ヘア・メーク/鈴木彩 スタイリスト/清水奈緒美 取材/竹永久美子