撮影とインタビューは７月の初め、都内ホテルの高層階のスイートルームにて。

この連載が始まって以来、何度かお願いをしてもなかなか願いが届かなかった村上さん、満を持しての登場に気合いの入りまくるスタッフ。いつものようにタレント様の到着時間より早く入るべくホテルへ向かっていると、マネージャーさんから「前の現場が早く終わり過ぎてしまったので、今ホテルのラウンジでお茶をしています。」との連絡。む、む、村上さんがすでに到着されてる!? !?（大量の滝汗） こちらのあまりの焦り具合を察したマネージャーさんが「こちらの都合で早くなってしまっただけなので慌てずにいらしてくだい。」と優しいお言葉、ですが村上さんをお待たせするなんて、あり得ない！！ という気持ちでホテル到着後、大慌てでラウンジ向かうと、STARTO所属の皆さまにも人気のコレクションブランドの胸元にロゴのあるTシャツにデニムで静かにアイスラテを飲まれながら、読書をされている村上さんを発見。ブラウン系にネイビーのロゴという配色がとてもシックでとてもお似合いです。ホテルの窓ガラスの奥のグリーンも手伝い、村上さんの周りもラウンジは混雑しているのに、まるで軽井沢の別荘で読書をしていらっしゃるような静寂に包まれていました。「村上さん、長らくお待たせしてしまい本当に申しわけありません。散々なスタートとなりましたが、本日はどうぞよろしくお願い致します。」とお伝えすると「いや、いや、こちらの都合ですから気にしないでください。こちらこそご馳走になってしまったようで恐縮です。」と何たる紳士。一気にハートをつかまれます。

エレベーターで高層階のスイートルームに向かう間に、十数年越しの悲願が叶った旨を熱くお伝えすると、あまりの熱量にちょっと面食らったご様子。「そんな僕ごときがお待たせして申し訳ないです〜。大分もったいぶった感じですねぇ。誰や、そんなお待たせするようなことしたのは（笑）。」と村上さん。「うちにはたくさんイケメンおるのに、諦めずにありがとうございます〜。今日は何でも言ってくださったら、やりますんで。」もう、すでにこのお言葉だけで満足してしまいそうでした。

メイクを終えタイ付きの白シャツに着替えた村上さんに、いつものように誌面を開き「年上の女性とホテルで朝を迎える的な。村上さんの最上級のセクシーでお願いします！」とお伝えすると、抵抗をされるかなと身構えていたこちらが拍子抜けするくらいあっさり「わかりました。ここに横になったらいいですか？」とおっしゃり、ベッドに向かわれます。女性カメラマンの「村上さんの最大級のセクシー、期待しています。」という念押しにも「はい。はい。指示してください。何でもしますから。」と村上さん。いつものように黄金の三角地帯の調整をスタイリストさんにお願いをすると、現れたのは薄っすらと程よく刻まれたシックスパック。スタッフから「おぉ〜。」と、どよめきが湧きます。「シ、シ、シックスパック。すごいですね。」と驚きのあまり、当たり前の言葉しか浮かばないスタッフ。「そんなもんない〜ない〜。」と村上さん。その後もカメラマンやスタッフのオーダーに応え、完璧なポーズを決められます。普段TVでお見かけする村上さんはそこには存在せず、完璧な２枚目アイドルでした。

ご自身で淹れたデカフェを飲みながらのインタビュー中、ラウンジで読んでいらした本の題名をお聞きすると、見せてくださったのはティファニーブルーに猫のイラストとはかなりギャップのある『シュレーディンガーの猫を正しく知れば この宇宙はきみのもの』／保江邦夫・さとうみつろう（明窓出版）という何とも難しい量子論の本でした。

走っても寝てもカッコいい、村上信五さんの超絶男子図鑑、本日30日発売ですので、ぜひご覧くださいませ。

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