今年は秋も厳しい残暑予想ですが、夏から秋の季節陥りやすい「秋バテ」についてご存じですか。暑さが落ち着き、過ごしやすい日々が続いているにもかかわらず、体がだるい、疲れが取れない、食欲がないなどの症状を「秋バテ」と言います。気温差が激しい季節の変わり目は、ストレスや疲れがたまり自律神経が乱れやすくなります。
そこで、おすすめしたい食材が「小松菜」です。普段何気なく取り入れている「小松菜」ですが、自立神経をととのえる“カルシウム”や、倦怠感や疲労感を補う“鉄分”が豊富に含まれており、栄養価が高いだけでなく、さらに今年は豊作のため価格も安定し、実は近年ニーズが高まっている食材なんです。
自律神経を整えるためには、鉄分やビタミン、カルシウムが豊富な食品がおすすめです。不足すると倦怠感や疲労感の原因となるため、意識して取り入れてみましょう。
「秋バテ」にもおすすめ!意外と知らない「小松菜」のメリット
秋バテ予防に!高栄養価な優秀野菜
小松菜は、「カルシウム」や「鉄分」、「ビタミンC」「カロテン」などを多く含み、栄養素が高い食材です。とくに、「カルシウム」は100g あたり約170mg 含まれており、野菜の中でもずば抜けて多いのが特長です。また、「カルシウム」や「鉄分」は、自律神経を整えたり、疲労回復の働きがあるため、秋バテ予防も期待できます。※1
安定した価格なので節約にもおすすめ
天候不順などの影響で多くの野菜の価格が高騰している中、小松菜は比較的価格が安定しています。栽培期間が短く、様々な環境に適応できるため、天候などの外部環境に左右されにくい食材です。
また今年は、暖冬のおかげで小松菜の生育が良く、生産量が増えているため、低価格で例年通りの美味しさになっているというデータもあります。※2
「実は生で食べられる」ため火を使わず時短調理がかなう
小松菜はアクの成分であるシュウ酸が少ないため、下ゆでせずにそのまま調理して食べることができます。とくに暑いこの時期は、火を使わずに調理できるのが嬉しいポイントです。
※1 https://www.kewpie.com/education/information/vegetable/about/
※2 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000038953.html
管理栄養士おすすめ!小松菜の栄養をたっぷり摂れるリカバリーサラダ
今回お話ししてくれたのは…
管理栄養士 仁田友香(にった ゆか)さん(キユーピー株式会社 食と健康推進プロジェクト)
管理栄養士専攻大学卒業後、キユーピー株式会社に入社。 入社後は研究開発本部にて、病院施設向けの病者用食品及び高齢者向けの商品延べ100品以上の開発に従事。現在は外部と連動した食と健康の発信、また自治体向けの講演活動、資料作成等、社内外に向けて食と健康に関わる活動を推進中。
学校法人 食糧学院 学院長・医師 馬渕知子(まぶち ともこ)さん
東京医科大学医学部医学科卒業後、同医科大学病院皮膚科学講座に所属しながら同病院に勤務。その後、マブチメディカルクリニックを開設、現在に至る(院長)。平成23年には学校法人食糧学院理事及び東京栄養食糧専門学校の講師に就任、令和5年から同学院の学院長も務める。内科学・皮膚科学が専門であるが、あらゆる科と提携を結び、多面的に人間の体を総合的にサポートする医療を推進している。
サラダファーストプロジェクトは、誰よりもサラダを一番大切に考え、サラダの価値を引き出し、 おいしいサラダをお届けしたいという想いから発足。サラダの魅力で、心も体も、食生活も豊かにすることを目的として情報発信をしています。食卓にサラダがあることで、食卓が色鮮やかに、より健康的に、心が豊かになることを目指し、コンセプトに賛同する企業や専門家とともにサラダの魅力を発信し、世界の食と健康に貢献しています。
https://www.kewpie.co.jp/saladfirst/