いつもより少しだけ、まとまった自分時間ができる年末年始。話題の「韓国ドラマ」にどっぷり浸かり、一気見するのには、ぴったりの時間。今回は、今年話題になった見始めたら展開が気になって止まらない、1話目からハマれる「韓国ドラマ」4選を紹介します！
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感情を突き動かされる！韓国「ドロドロ愛憎劇ドラマ」4選
1．『白雪姫には死を～BLACK OUT』
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STORY
成績優秀で誰からも慕われるコ・ジョンウ（ピョン・ヨハン）と仲がよかったシム・ボヨン（チャン・ハウン）と付き合っていたパク・ダウン（ハン・ソウン）がある日、倉庫で斬殺され、遺体が消える。記憶がないにも関わらず「ブラックアウト（アルコールの摂取によって、酔っている間の記憶が一時的に飛んでしまうこと）」だと容疑をかけられコ・ジョンウは逮捕されてしまう。11年後、出所したジョンウは、母親（キム・ミギョン）の事故をきっかけに真犯人を捜し亡くなった２人の遺体始めるが、親友やその家族たちも何かを隠しているようで･･･
見どころ
原作はドイツのベストセラー作家。本国では、右肩上がりに視聴率が伸び、最終回前には「待てない！ 」とSNSで話題となった人気作。順風満帆だった少年がある一夜を境に、人生が狂っていく、サスペンス復讐劇。このドラマの特徴は、登場人物ほぼ全員の人柄が醜悪なこと。人を妬み、自分のことしか考えておらず、自分の行いについて罪の意識はない登場人物たち。最後の最後まで、悪魔のような殺人を犯した真犯人がわからない、ハラハラ展開。全員が犯人に思え伏線回収は大丈夫？ と思わせながらも、最後、華麗に回収していく展開はお見事です。悪魔が誰かを推測するのはもちろん、タイトルの所以となった誰が白雪姫で誰が王妃なのか、推理しても楽しめます！
2．『誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる』
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STORY
森の奥にある貸別荘を経営する中年男チョン・ヨンハ（キム・ユンソク）は、謎めいた子連れの女性ユ・ソンア（コ・ミンシ）に別荘を貸す。翌日、彼女が別荘を後にすると、不吉な予感がしたヨンハは別荘点検する。彼女が連れていた男のコを殺した形跡をみつけてしまうが、大ごとになることを恐れ、証拠を隠蔽してしまう。良心の呵責の念に苛まれて過ごす中、ソンアが再び現れる。一方、モーテルを経営するク・サンジュン（ユン・ゲサン）は、雨の中モーテルの前で困っている男性にモーテルに泊まるように促すが、翌日、凄惨な殺人事件が起こり･･･
見どころ
ドラマ全体の不穏さを盛り上げるソンア演じるコ・ミンシの憑依的な怪演ばかりに注目してしまいがちですが、話が進むうちにその哲学的な内容に、何をどうすればよかったのか、自分だったら？ と考えさせられるサスペンスホラー。「誰もいない森の奥で倒れた木からは、音がするのか。そもそも認知する人がいなかったら音ではないのでは？ 」という哲学者ジョージ・バークリーの問いかけを思わせるタイトル。事件が起きたら、認知されることの影で認知されずに苦しむ人がいるということ、そして音を故意的に無視していきついたその先には･･･ 常に周りの音（痛み）に敏感でありたい、そう思わせる稀有なサスペンス作品。息つく暇もないほどに、2つの時系列が巧みに交わり展開し、不思議な世界へといざなわれ、きっと感想を誰かと語りたくなるはず。
3.『私の夫と結婚して』
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天涯孤独のカン・ジウォン（パク・ミニョン）は、社内結婚をした夫パク・ミンファ（イ・イギョン）が投資にはまり、名義を使われ借金まみれになってしまう。更に、末期の胃がんであることも判明し、失意の中、夫と自慢の大親友チョン・スミン（ソン・ハユン）との浮気現場に遭遇。パニックになる中、ジウォンは、2人に殺されてしまう。気がつくとジウォンは10年前にタイムスリップしており、運命をかえようと決意するが･･･
見どころ
日本でのリメイクも決まった話題の復讐劇。それは、まだそこまで知名度がなかった、主要登場人物の、ソン・ハユン、ナ・イヌ、イ・イギョンが一躍人気俳優になったほど。このドラマの見どころは、俳優陣の振り切った演技。胃がん患者を演じるためにコメディ要素もある作品ながら、37kgまで減量しプロ根性を見せつけたパク・ミニョン。ヒステリックで、あざとく憎たらしい親友を狂演するソン・ハユン。実際は陽キャラなのに、暴力を振るいサイコパスなダメ夫を完璧に演じるイ・イギョン。そんな醜悪な登場人物の中で唯一の太陽のような存在であり、誠実で常に味方でいてくれるタイムスリップした先の会社の上司を演じるナ・イヌ。が生む見事なケミストリーはスリルを通りこして面白さも。復讐劇ですが重苦しさはなくテンポがよく爽快。次々と主人公の降りかかる事件にハラハラしながらも、最後どんな気持ちで終われるのか、気になり見始めたら睡眠不足必死ですが、ストレス発散はできるはず！
4.『殺人者のパラドックス』
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STORY
無気力に生きる大学生のイ・タン（チェ・ウシク）は、コンビニでのバイトの帰り理不尽な暴力を振るってきた男性を偶発的に殺してしまう。罪の意識を感じ、自白しようとするが偶然が重なりできず、証拠が消えてしまった上に、殺してしまった男性は、悪人だったことを知る。自分に悪人を見分ける能力があり、悪人であれば殺しても罪にならないのでは？ 自身の罪を正当化し殺人を重ねていくうちに、刑事チャン・ナンガム（ソン・ソック）がタンを疑うようになり･･･
見どころ
正義とは？ 悪とは？ と考えさせられるサスペンスドラマ。全8話なので、あっという間に見てしまいますが、演技派俳優達の引き込む演技力で、もしも自分の身に起きたら･･･ と考えずにはいられません。『私の解放日誌』で一気にスターダムの駆け上がり、その溢れる色気で私達を魅了するソン・ソックの色気は本作でも健在。ガムを噛む姿が罪深い･･･ 普段は透明感溢れるチェ・ウシクは、物語前半と後半では同じ人とは思えないほどの熱演。ふわふわととらえどころのなかった青年が、人相が変わり負のオーラを纏う様相になっていく過程は一見の価値ありです。そして、後半にでてくる倫理感のねじが外れた元刑事のソン・チョン（イ・ヒジュン）のいるだけで怖い存在感も見事。最近は映画で活躍し、ドラマ出演はレアな神演技は、作品内をぴりりと引き締め展開をひっぱる存在に。唯一無二な天才俳優達の演技合戦が見られる話題作！
