星野リゾートといえば、ラグジュアリー路線の「星のや」、温泉旅館の「界」、アクティビティの充実した「リゾナーレ」など、さまざまなラインアップで私たちの旅を楽しませてくれますが、みなさんはその中に「OMO(おも)」というホテルブランドがあることを知っていますか?
「OMO」は、その土地の魅力をディープに体感することができる新感覚の都市型ホテル。ここでは、「界」や「リゾナーレ」とはまた違ったOMOならではの楽しみ方や特徴をお伝えしていきたいと思います。
今回は、昨年の7月にオープンしたばかりのOMO5函館の魅力をご紹介。函館の新鮮な海の幸や夜景、歴史ある街並みと「OMO」ならではのディープなご近所を楽しみ尽くせる、函館旅の拠点にぴったりなホテルです!
★ コンセプトは「百二十%ハコダテ」!
★ 王道からディープまで、街を丸ごと楽しみつくす!
★ お風呂から朝食まで…ホテルに帰ってからも楽しめる! 充実の施設
OMOブランドには4つの魅力があります!
①その街に精通したスタッフたち
ガイドブックに載っていないような観光スポット、お店の最新メニューやスタッフのおすすめが描かれた“Go-KINJOマップ”と街を知り尽くしたスタッフ“OMOレンジャー”が街の楽しみ方をご案内。
②その街をテーマにした客室のデザイン
快適さや利便性を追求しつつ、その街ならではの工夫を凝らしたコンセプトルームで、部屋に帰ってからも楽しめる。
③その街の観光をスムーズにする“OMOベース”
“OMOベース”は、カフェ、ロッカー、マップなど、旅に便利な機能が詰まったパブリックスペース。宿泊者は24時間自由に利用できるので観光の拠点にぴったり。
④その街ならではのローカルリズムナイト
ラウンジやイベントで、その街ならではの魅力を感じられ、旅の夜を盛り上げてくれる。全国9施設のOMOで展開中。
OMO3…気軽な旅にぴったりなベーシックホテル
OMO5…その街の魅力とデザインを感じられるブティックホテル
OMO7…食事とスペシャルファシリティも楽しめるフルサービスホテル
エアポート…フライトの前泊や後泊に便利なエアポートホテル
コンセプトは「百二十%ハコダテ」!
道内屈指の観光地である函館に満を持してオープンしたOMO5函館。函館駅から徒歩約5分の古くからの繁華街に面していて、観光の拠点にぴったりなだけでなく、函館の新たな魅力を発見できる新感覚のホテルと話題です。
函館といえば、三方を海に囲まれて豊富な漁場を持つことから、四季を通じて新鮮な海の幸に恵まれている港町で、函館山から眺める100万ドルの夜景を一度は見てみたいと思っている人も多いと思います。また、江戸時代末期に開港し、日本で最初の国際貿易港として発展した長い歴史があり、歴史的建造物や異国情緒あふれる街並みも見所のひとつとなっています。
OMO5函館のコンセプトである「百二十%ハコダテ」には、そんな王道の観光はもちろん、地元民に愛され続けている市場や屋台村など、まだまだ知られていない魅力や楽しみ方で函館を味わい尽くしてもらいたいという思いが込められているんだとか。
王道からディープまで、街を丸ごと楽しみつくす!
「Go-KINJO」で他にない街歩きを体験
「Go-KINJO(ごーきんじょ)」は、ホテルから徒歩圏内での新たな発見や出会いを通して、街に溶け込むことをサポートするOMOブランドのサービスなんです。“OMOベース”と呼ばれるパブリックスペースにある「ご近所アクティビティ」と“Go-KINJOマップ”で構成されていて、ディープな街歩きを提案してくれるのが魅力。
レンガの柱や漁火(いさりび)、ステンドグラスの照明など、ホテルにいても函館のレトロな街並みを感じられるパブリックスペース“OMOベース”
「なまら満足! 朝の自由市場 専門店めぐり」で海鮮を堪能!
OMOには、街をこよなく愛するご近所ガイド“OMOレンジャー”なるスタッフがいて、ガイドブックには載っていないご近所の情報を集めた“Go-KINJOマップ”を作成したり「ご近所アクティビティ」で街を案内してくれます。
OMO5函館の「ご近所アクティビティ」は、函館で約70年の歴史を持つ「はこだて自由市場」で函館の海鮮をディープに楽しむツアーが人気。市民の台所として地元の人やプロの料理人が仕入れに来る市場で、“OMOレンジャー”による案内のもと、その日の一押しの魚介を店主に聞いたり、捌きたての新鮮な魚介類を特別に味見できたりします。市場の方たちの優しい人柄を感じながらコミュニケーションを楽しみ、各店舗で食べ比べをしながら安心してお買い物できるのが嬉しいですね。
鮮魚店や青果店など約40軒が立ち並ぶ「はこだて自由市場」
移動も観光もスムーズ!「函館ぐるぐるフリーバス」
「函館ぐるぐるフリーバス」はOMO5函館の宿泊者限定の無料周遊バス。旅先で意外に悩むのがレンタカー問題だったりするので、無料周遊バスのサービスはかなり魅力的! しかも停留箇所が、「はこだて自由市場」、ベイエリア、元町エリア、函館ロープウェイ、五稜郭、と主要な観光スポットへ直接アクセスすることができるので、滞在中にすべてのスポットを巡ることもできるそう。
バスはOMO5函館を起点として約1時間ごとに周遊。ディープな街歩きも王道の観光も思いのままに楽しめちゃいます♡
ラッピングがかわいい♡ 宿泊者限定の「函館ぐるぐるフリーバス」
お風呂から朝食まで…ホテルに帰ってからも楽しめる! 充実の施設
旅の疲れを癒してくれる源泉かけ流し温泉
宿に帰ってからのお楽しみといえば、やっぱり温泉ですよね。冬旅ともなればなおさらです!
OMO5函館の大浴場は源泉かけ流しの温泉で、泉質はナトリウム塩化物強塩泉。鉄分を含む茶褐色の湯が特徴で熱が逃げにくい泉質なので、体の芯まで温めてくれるんです。露天風呂の壺湯で寛いだり、ドライサウナ、ミストサウナで汗を流したり、ゆっくりと旅の疲れを癒すことで充実した1日の終わりを過ごせそう。
源泉かけ流しの琥珀色の湯
温泉の後は「海灯りの湯上がりラウンジ」で一杯♪
夜の函館といえば函館山の夜景が有名ですが、イカ釣り漁船の漁火も名物なんだそう。
そんな漁火をイメージしてライトアップされた屋外の空間で、夜のひとときをまどろむことができるのが「海灯りの湯上がりラウンジ」。
こちらのスペースでは、ご近所にあるジャズ喫茶のマスター厳選のジャズレコードを聴きながら、ご近所さんのお酒とおつまみをセレクトしたオリジナルの晩酌セットを楽しむことができるんです。
優しい灯りと心地よい音楽に包まれながら、旅の醍醐味でもある非日常を体感できそう……。
函館らしさ満載のメニュー!「OMOカフェ&バル」
パブリックスペース“OMOベース”内にあるカフェ&バルでは、函館を感じられるグルメに出会えます。海鮮出汁を贅沢に使った「HAKODATEチャウダー」、いずれも地元で長く続けている冷菓店とレストランのコラボ「まぜまジェラート」、北海道ならではの「〆パフェ」など、ネーミングだけで美味しさが伝わってくるラインナップ♡
街歩きの合間のカフェタイムや、湯上がり後に寛ぐナイトタイムなど、シーンを問わずに使えるところが心強いですよね!
OMO5函館のオリジナルメニューが楽しめる「OMOカフェ&バル」
目にも鮮やか!!海鮮が贅沢に並ぶモーニングビュッフェ
函館のエリアは朝食激戦区と言われるくらい、朝食ビュッフェに力を入れているホテルが多いそう。そんな中でもOMO5函館のビュッフェは、他にない感動を味わえる仕掛けが詰まっていて、朝からテンションを上げてくれます。
朝食を提供する「OMOダイニング」の中央に構えるのは、五稜郭をイメージしたライブキッチン。そちらでは5種類の海鮮メニューを目の前で仕上げてくれるので、出来立て&アツアツが食べられ朝から贅沢気分が味わえます。好きな具材をたっぷり乗せて作る海鮮丼やお寿司、昆布や蟹を贅沢に使った出汁を活かした潮ラーメン、阿部商店の元祖いかめし…など。せっかくなら全種類食べたいので、夜中の間食を控えて万全の体制で挑みたい♡
函館の街を象徴するダイニングのインテリアや五稜郭をイメージした星形の器、食文化を活かした新鮮な海鮮が並ぶ朝食ビュッフェに朝からワクワクが止まりません。
客室のお勧めは函館を味わえるコンセプトルームがお勧め!
OMO5函館の客室は12タイプもあって、旅の目的に合わせて選ぶことができます。中でもお勧めなのが、函館の街に溶け込むように滞在できるコンセプトルームの「デラックスルーム」。壁には函館山のロープウェイや夜景が描かれていたり、海色のソファ、街灯りをイメージしたクッションやレンガ調のカーペット、と客室にいながら街歩きをしている気分が味わえるんです。
またキッチン付きの「OMOハウス」は、地元のグルメをテイクアウトして楽しんだり、家族やグループでの長期滞在にもぴったり。
お部屋に帰ってからも函館気分を満喫できる――そんなこだわりが散りばめられたお部屋で過ごす時間が、旅の満足度を上げてくれること間違いなしです!
OMO5函館は函館駅から徒歩約5分と立地が良く、観光地を巡る無料バスのサービスもあって、函館観光の拠点に最適なホテルだと思いました。またOMOならではのホスピタリティも充実していて、メジャーな観光地だけでなく、新しい函館の魅力も知ることができるので、初めての方にも再訪の方にもお勧めです。
ホテル内のいたるところでも函館を感じさせてくれるOMO5函館。ぜひチェックしてみてくださいね!
取材/木村まい