【STORY11月号超絶男子図鑑】Travis Japan松倉海斗さん裏話
撮影は11月の初め頃、都心の景色が見渡せる都内ホテルの高層階スイートルームにて。
前の仕事先から撮影にいらした松倉さん。前の現場が長引き、少し遅れての到着だったため、エレベーターの扉が開くや否や、驚くほど素早く帽子を取って「お待たせして申し訳ありません!よろしくお願いします」と、こちらが恐縮するほど丁寧に何度も頭を下げて挨拶してくださいました。その仕草からもにじみ出る、人柄の良さ。
さらに、そのお姿もとてもスタイリッシュ。白のハイネックにブラウンのカーディガン、首元にはパールネックレス。ボトムスはブラックのワイドパンツ、足元はファッション感度の高い方に人気のタビブーツ。あまりにオシャレだったので、高層階へ向かうエレベーターの中で「パールネックレスは衣装ではなく、普段からよくされるんですか?」と質問すると、「はい、これ僕のです」と。さらに「足元のタビもさすがです。本当におしゃれですね」と伝えると、矢継ぎ早のほめ言葉が少し恥ずかしかったのか、「なんかすごい褒められた。ありがとうございます」と、はにかみ笑顔に。松倉さんが「バブ枠」と言われるのも納得の瞬間でした。
スイートに到着すると、大きな窓に広がる景色を目にして、小さく「おっ、すご!」と一言。そのままヘアメークさんに挨拶し、メークルームへ向かいます。スタッフの待つリビングまでははっきりと聞こえなかったのですが、ご自身のスマホで音楽を流し、楽しそうに談笑しながらメークが進んでいきます。
着替えを済ませた松倉さんに、恒例の趣旨説明。スタッフが「年上の女性と」と伝えるべきところを誤って「年下の女性と」と説明してしまい、すぐさまスタッフから総ツッコミが。あらためて「年上の女性とホテルのスイートルームで過ごす想定です」とお伝えすると、一瞬混乱されたのか、頭で想像をしていらっしゃるのか、少し斜め上を見ながら「年下、あっ年上の女性と」と小声でぶつぶつと反復する松倉さんにバブみ、可愛いポイントが加算されます。
最後に「松倉さん、最高のセクシーを期待しています!」とお伝えすると、軽くうなずいてベッドへ。そこからはもう、セクシーが憑依したかのように超絶クール。クール&セクシーをキープして、最高のカットを量産していきます。甘く可愛い顔とは裏腹に、手先や腕のライン、浮かぶ血管まですべてが勇壮で、いい意味でアンバランス。
スタッフやカメラマンからの細かなシャツの角度やポーズへの注文にも、ご自身でさっと微調整するプロ意識の高さ。強靭な体幹で繊細に動きをコントロールする姿は圧巻です。
インタビューでは、松倉さんのグループに対する思いや今回のアルバムへの思い入れなど、音楽面での能力の高さがひしひしと伝わり、熱く語るお姿に「本当にプロフェッショナルだな」と感じました。そんな空気のまま最後にご挨拶をすると、急に慌て出す松倉さん。「どうしました?」とお聞きすると「僕、携帯どこに置きましたっけ?」と右往左往。先ほどまでの超絶プロフェッショナルな姿から想像もつかないほどの狼狽ぶりです。結局、着替えをしたクローゼットの棚の上に置きっぱなしだった携帯を見つけ、ほっと一安心。ほんの数時間の間に、いくつもの表情や側面を見せてくれた松倉さん。その多面的な魅力の深さを改めて実感しました。
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本誌取材スタッフ:撮影/笹口民悦(SIGNO)ヘア・メーク/宇佐見順子(Jouer)スタイリスト/日夏(YKP)取材/小花有紀





















