親元を離れた娘にも美味しい食事を食べさせられる…それだけでも胸が満たされる時間に
久しぶりの家族時間に乾杯
大学の授業を終えた娘もENOWAで合流し、ディナーがスタート。大分でひとり頑張る娘に、美味しい食事を食べさせてあげられる…それだけで、胸が満たされる時間です。そして、この日の会話の中心は「野菜」。こんなにも野菜についてじっくり話す機会は、これまでほとんどありませんでした。
メニューに書かれているのは食材名のみ。息子は、今日畑で見たあの野菜たちが、どんな一皿になるのか楽しみで仕方がない様子です。目の前に運ばれてきた料理は、シェフの手によって美しく、鮮やかな“作品”となり、ひとつひとつをじっくり眺め、ゆっくり味わいます。
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ラディッシュのディップ添え
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マスカットと鯛のカルパッチョ
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この日取れた野菜を使った炭火焼
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炭火焼に使われた本日の野菜
息子の一番のお気に入りはインドアガーデンでいただいたラディッシュのディップ添え。「10皿食べたい」と美味しさに悶絶。大分で採れる魚の美味しさ知る娘はカルパッチョを食べ「う~ん」とご満悦の表情。そして、葉物好きな私のお気に入りは野菜の炭火焼き。まるで絵画の作品のような一皿に感動です。
今の時代、いつでも手軽に、何でも食べられる。とても恵まれている反面、自分が何を口にしているのかを、深く意識することは意外と少ないのかもしれません。口にするものが自分の体をつくっていること。野菜一つひとつに手をかけ、安全に育ててくれる人がいること。そして、その素材を最大限に活かして料理へと昇華させてくれる人がいること。それを知るだけで、食事はこんなにも豊かで、格別に美味しく感じられるのだと、この体験を通して、息子は実感したようでした。
娘は「一度の食事で、これだけ多くの種類の野菜を色んな味わいでいただける機会なんてなかなかない」と離れて暮らしているからこそ感じる、食のありがたみを痛感したよう。子どもたちが喜んでいるだけでなく、心に響く「何か」を感じている姿に、ENOWAに来て良かったと心から思えました。未来ある子ども達が自分の体に入れる食材に意識を向けてくれるきっかけになってくれたら、それが母親としては何よりのご馳走です。
東京へ戻る帰路「お腹は空いてるけど、今はなんだか体に良くないものは、しばらく食べたくない気分」と息子が言った言葉が印象的でした。
離れていた時間を埋めるように、さまざまな話を交わして
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全客室についている露天風呂は滞在中、何度も入りたくなる心地よさ
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和モダンを基調に丁寧に整えられた上質空間
宿泊した ENOWA YUFUIN は、約13,400坪という広大な敷地に、ヴィラを含めわずか19室のみ。敷地内には至空のサウナやスパ、ハーブガーデンが点在し、タイミングが合えば、高台から湯布院の街の上に雲海が広がる、幻想的な景色に出合えることもあります。
ボタニカルリトリートにふさわしい豊かな自然環境と、丁寧に整えられた上質な空間。広々とした客室には洗練された家具が配され、ラグジュアリーでありながら決して華美ではない、その心地よさが心にゆとりを生み、家族と過ごす時間をやさしく包み込みます。全客室に備えられた露天風呂では、娘と肩を並べて湯に浸かり、離れていた時間を埋めるように、さまざまな話を交わすことができました。
今までは特定の日に限られていた子どもとの宿泊が、3月中旬からはいつでも全世代対応となるそうです。6部屋がコネクティングルーム対応可能で友達家族やご両親と一緒になど、ENOWA YUFUIN は、また帰ってきたくなる、そんな居場所になりそうです。
緑の輪で繋がる家族の時間、かけがえのない記憶に
搾りたてのジュースで乾杯
養鶏も手がけるENOWA YUFUINの朝食は、産まれたての卵を主役にした卵料理。見せていただいた卵は、白にほんのり青みを帯びた「アローカナ」と、深みのある赤卵の「紅葉」。卵料理はオムレツと目玉焼きから選ぶことができ、料理に合わせて卵を使い分けるのも、シェフのこだわりのひとつです。
無類の卵好きの私は、青みがかった卵がどうしても気になり、目玉焼きを。子どもたちは迷わず大好きなオムレツをオーダーしました。まずは、採れたて野菜のジュースで乾杯。卵料理はもちろん、カボチャのスープ、そしてクレープのデザートまで、どれをいただいても最高。普段手軽に済ませることの多い朝食を堪能しました。
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産まれたての卵、白の殻にほんのり青みを帯びた「アローカナ」と、深みのある赤い卵の「紅葉」
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卵の黄味が大きくてふっくらした目玉焼き
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ふわふわのオムレツ
体を内側から整えてくれるような朝食。前日の余韻を胸に、心も体もゆっくりとほぐれ、心地よい一日の始まりを迎えることができました。
娘は「食も、体験も、空間も、ここに来る意味がある、そんなホテルだよね。それが大分にあるのが、なんだか誇らしい。今度はパパも一緒に、4人で来たいね」と充実の滞在を振り返ります。
ホテルを出発する際に、息子は石割さんに握手を求め、私に「また石割さんの野菜、食べたいな。おれ、野菜に対する価値観が変わったかも。ママも畑やれば?そんな簡単じゃないか」と笑いながら、すっかり石割さんの虜になっている様子でした。
ほんのつかの間だった娘と息子との時間を、ENOWA YUFUINが、かけがえのない記憶として心に刻んでくれました。
撮影/大森忠明 取材/小仲志帆
ENOWA YUFUIN 大分県由布市湯布院町川上丸尾544
電話:0977-28-8310 予約センター 0120-770-655(受付時間 9:00-17:45)
email:enowa@jpn-rsc.co.jp
https://enowa-yufuin.jp/