株式会社東京裏山ワンダーランド
里山1周コースを各自で走って楽しむ 新しいスタイルのトレランイベント
東京都あきる野市・JR武蔵五日市駅前の東京裏山ベースは、2022年5月14日より、駅前から五日市の街を見下ろせる5つの低山をつないでぐるりと一周する20km(獲得標高1300m)のトレイル+舗装路の混合コース「裏山ファイブ」のマップを新たにリリースし、参加者が徒歩やランニングで各自でコースを巡りその記録をシェアして楽しめる新しいスタイルのトレイルイベント「裏山ファイブ FKT チャレンジ」を開始した。
裏山ファイブ|武蔵五日市・秋川渓谷ローカルトレイル5峰巡り 公式ウェブサイト
https://urayama-five.com/
「裏山ファイブ」は、秋川渓谷の玄関口であるJR武蔵五日市駅を取り囲むように位置する5つの低山(天竺山:301m、網代城山:330m、今熊山:505m、戸倉城山:434m、金毘羅山(金毘羅神社):468m)のピークを順に踏みながら、里山の風景や都心まで見通せる眺望、なだらかな下り、岩場の急登など変化に富んだトレイルエクスペリエンスが楽しめるよう、東京裏山ベースが2017年に設定したコース。ぐるりと1周すると距離は約20km、獲得標高は約1300mとなる。人が少ない山道を安心して走りたいトレイルランナーや、里山と低山の風景をじっくり楽しみたいハイカーにもぴったりのコース。1日で一周してもよし、数日に分けて巡ってもよし(一つ山を下るたびにエスケープも可能)。途中自販機やトイレなどもあり、全コースにわたって携帯電話の電波が入り、初心者から中上級者まで自分のスタイルで楽しめるとして人気だ。
東京裏山ベースでは裏山ファイブの公式マップを販売(550円)。マップを見ながらコースを巡るだけでも楽しめるが、さらにこの度、同じコースを各自がタイムをとりながら走ってタイムと楽しさを共有する期間限定のイベント「裏山ファイブFKTチャレンジ」も開始した。
FKTとは、Fastest Known Timeの略で、決まったコースを各自で走りそのタイムをインターネット上で共有することで楽しむ、ランニングの世界では近年人気の楽しみ方だ。
「裏山ファイブFKTチャレンジ」では、参加者はホームページから申し込みを行い、期間中に各自で東京裏山ベースからスタートする。参加費は2,500円。決められたコースのチェックポイント(5つの山頂)で写真を撮りながらコースを一周し、専用のフォームから達成報告をすることでホームページ上にタイムと暫定順位が表示される仕組み。期間終了後に期間中の公式記録とリザルトが確定し、各賞が発表される。専用アプリ等は不要で、期間中であれば何度でも挑戦できる。
同じコースを多くの参加者が繰り返し辿ってタイムを共有することで、全体の中での自分のポジションや成長を知ることができ、またコースの魅力を知るたくさんの仲間の存在がモチベーションを押し上げてくれる。
一つ山を越えるたびに東京とは思えない里山の風景や都心まで見通せる眺望などが現れ、変化に富んだコースは四季折々の風情に溢れ、何度訪れても飽きることがなく楽しめる。
裏山ファイブでは公道と公共のトレイル(山道)を通行するため、公式ウェブサイト( https://urayama-five.com/ )で「東京都自然公園利用ルール」をもとにしたマナー啓発も積極的に行っている。また、東京裏山ベースでは日本トレイルランナーズ協会・日本トレイルランニング協会作成の「トレイルランニング安全・マナーガイド」の配布も行う。
「裏山ファイブFKTチャレンジ」は、季節ごとに期間を区切っての開催。今回スタートしたのは「2022 SUMMERラウンド」で、2022年8月31日までの開催となる。参加者の1周タイムは公式記録としてホームページ上に記録・公開され、完走者には特製のFINISHERステッカーが贈られる。また、期間チャンピオンの名前とタイムは、東京裏山ベース店頭に展示される優勝カップにも記載される。
また、タイムに関わらず裏山ベースのサービスチケットやオリジナルグッズ等の景品が当たる抽選も行われ、当選者はホームページ上で発表される。
主催者からのメッセージ:
元々ここ五日市は、歴史あるハセツネカップ(日本山岳耐久レース)のスタート・フィニッシュ地点として多くのトレイルランナーに知られる場所でした。それもあって2016年の東京裏山ベース開店以来、荷物預かりサービスやシャワーを多くの方ご利用いただきましたが、その頃トレイルランナーに聞くと、向かうルートはほぼ100%ハセツネコース。私自身、2017年にハセツネに挑戦し、その面白さも十分理解しましたが、それ以外にも数限りない魅力的なローカルトレイルがこの地域のあちこちに網の目のように存在することを知る身としては、複雑な思いでした。しかも秋のハセツネが終わると、当時はほとんどのトレイルランナーは五日市を訪れることはありませんでした(!)晩秋~春までの冬季の五日市周辺のトレイルは里山・低山が明るく乾いて、最高に気持ちいいのに!
そんな中、2018年に私は当時まだ珍しかったFKT(Fastest Known Time)という遊びが特に海外で盛り上がりを見せていることを知りました。FKTとは、同じルートを各自バラバラに走ってタイムの記録を主にインターネットやGPSを介して共有する、トレイル遊びの一形態です。私はこれを競技としてではなく、「新しい遊び」と捉えました。一斉スタートで多くの人で渋滞するトレイルレースではなく、自分のタイミング・自分のペースで、四季折々のその土地の魅力を感じながら繰り返し訪れることができる定番コースを、ここ武蔵五日市エリアに作りたい。十万年前はちいさな湖だったとも言われる五日市盆地を取り囲む五つの低山ピークを繋いで一周する「裏山ファイブ」の企画は、この時に始まりました。
調査を重ねてルート案を作り何度も試走。その後、マップを制作して配布したり、協賛してくれる企業から賞品の提供を受けて抽選会をやったり、主にFacebook上で裏山ファイブの達成報告を送ってもらいそれを手作業で公開したりという、裏山ファイブの企画の原型ができていきました。合わせて、ハセツネだけじゃない五日市のローカルトレイルの魅力を発信する、レース志向ではないトレイルランニング(+α)のツアー(トレラン+買い食い、トレラン+お花見、トレラン+ハンモック、トレラン+BBQなどなど)を開催しながら、有志の仲間達と共にハセツネだけではない五日市の魅力を発信してきました。数年経つうちに、秋のハセツネが終わった後もトレイルランナーが五日市に通ってくれるようになっていきました。
2020年春から約2年間、コロナ禍で企画は一時休止。東京裏山ベースもカフェやシャワー等の機能をお休みしましたが、この間に時代は大きく変わりました。東京でありながら豊かな自然を誇る五日市~檜原村(秋川渓谷エリア)への注目度は以前にも増して大きくなりました。イベントのあり方や人々の交流・楽しみ方のあり方も、一極集中から分散型へという流れが自明のものとなり、自分らしく自由に、好きなタイミングで気軽に、自然の中で過ごす時間の価値が見直される時代になりました。私たちは、普段都市に生活し働く多くの人に、自然の中でのワクワクする小さな冒険の中に自分を解放できる機会を提供すること、手軽に、自由に、互いの楽しみ方を尊重しあって、それぞれのスタイルで楽しさを追求できてそれを自由に共有できる、そんな世界を作っていくことを改めて自分たちのミッションに定めました。
そして2022年5月、初心者から熟練者まで、トレイル(ランニング)を楽しむすべての人が自分のペースで・それぞれの感覚で楽しめるトレイル遊びの新しいスタイルとして「裏山ファイブ」をここにバージョンアップしてリスタートします。専用のアプリやGPS等は必要ありません。ぜひマップを手に、自分なりの楽しみ方を見つけて「東京の裏山」に通ってください。公式MAPをご購入いただいたり、イベント(裏山ファイブFKTチャレンジ)にエントリーしていただくことで、裏山ファイブの持続可能な企画運営をサポートしていただくことができます。協賛企業様も募集しています。ぜひ、一緒に盛り上げていきましょう!四季折々の風景とともに、東京裏山ベースであなたのご参加をお待ちしています。
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裏山ファイブ|武蔵五日市・秋川渓谷ローカルトレイル5峰巡り
https://urayama-five.com/
主催者:東京裏山ベース(東京裏山ワンダーランド)
https://ura-yama.com/
お問い合わせ
info@ura-yama.com