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ポーラ化成工業の池島研究員が日本感性工学会にて優秀発表賞

株式会社ポーラ・オルビスホールディングス

聴覚刺激がスキンケア感触の感じ方に影響することを研究

ポーラ・オルビスグループの研究・開発・生産を担うポーラ化成工業株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長:釘丸和也)の池島 俊季 研究員が、第18回日本感性工学会春季大会において優秀発表賞を受賞しました。今後、商品・サービスへの活用に向け検討を開始します。

受賞者

池島 俊季 (いけじま としき) 
ポーラ化成工業 フロンティアリサーチセンター 研究員
 触覚工学のスペシャリスト。ポーラ・オルビスグループの基盤研究を担うフロンティアリサーチセンターにおいて、同分野を中心とする研究に携わっています。化粧品研究開発職を経て、2020年からポーラ化成工業研究所に勤務。趣味は読書や社交ダンス。

受賞した研究発表

「聴覚刺激が心理状態を介してスキンケア製品の触感に与える影響」 (口頭発表)
 
ヒトの心理状態が味覚などの感覚に影響することは明らかになっています。化粧品の使い心地や継続意向において触り心地は大きな影響を与えるため、「触覚以外の感覚による心理状態の変化」と「感触の感じ方」の関係を明らかにしたいと考えました。具体的には、音楽や画像を介して被験者の心理状態に働きかける試験を行い、美容液を例にその時の感触の感じ方を細かく調べました。

 解析の結果(図1)、「心地よい」「高級感」といった感情に近い言葉で表される触感と、「柔らかい」は、音や画像の有無や種類を問わず心理状態そのものに応じて感じ方が変化することが判明しました。
さらに、「なめらか」「ざらざら」といった摩擦系の感触は、音楽によって感じ方が変わりました。一方、「温かい」「冷たい」といった温度系の感触は、画像を提示したときのみ感じ方が変わりました。これは、「摩擦の感じ方は聴覚に影響され、温度の感じ方は視覚に影響される」ことを示します。音楽のどの要素がどのような影響を発揮するのかを解明することにも成功しています。

池島研究員のコメント

 今回、スキンケア製品の触感が、体験するヒトの状態や外部刺激によっても変わり得ることを明らかにしました。化粧品は触り心地だけでなく、総合的な体験が重要です。今後ますます重要になっていく化粧品の感性領域に関する研究を進めて、お客さまにより心地よく、満足いただける製品を提供できるよう邁進します。

【補足】 受賞理由について

第18回日本感性工学会春季大会優秀発表賞選考委員会による協議が行われた結果、この度の受賞に至りました。予稿の書き方や研究の目的設定、発表の方法や質疑応答等が優れ、また今後の研究の進展に期待できる若手研究者が表彰されます。なお、大会は2023年3月6~7日にオンラインで開催されました。
日本感性工学会Webサイトでの受賞者発表:
https://www.jske.org/jske/wp-content/uploads/2023/03/986c0dc841ecf9d277c5988bdf5676da.pdf  

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