株式会社カネボウ化粧品
-コフレドール ベースメイク「粉」の秘密を大解剖!-
ブランド誕生から10周年を迎えたカネボウ化粧品のトータルメイクアップブランド「COFFRET D’OR(コフレドール)」は、 2018年8月17日(金)、クラシカ表参道 別邸 KEYAKIにて、ファンデーションの土台であり、その品質の差を決定づける“粉”についてフォーカスした勉強会、題して『粉塾-“粉”を学べばベースメイクが変わる”- 』を開催しました。
この『粉塾』は、ベースメイクにおける“粉”とは何かを学び、ベースメイクを選ぶ審美眼を“粉”目線で身につけていただくために開催した勉強会です。当日は、これまで多くのベースメイクのヒットアイテムを生み出してきた“粉博士”こと佐野宏充研究員、“粉ソムリエ”こと佐野章子研究員が登壇し、日本の“粉”の歴史からはじまり、ファンデーションの“粉”技術がどのように進化してきたかを独自の視点で解説するトークセッションを行いました。トークセッションでは、ブランド誕生時より、感触と美しい仕上がりに定評をいただいているコフレドール ベースメイクについて、当時のエポックメイキングな“粉”技術とともに、上質な“粉”の条件とも言える「粉トライアングル」についても詳しく説明を行いました。
さらに、著書のメイク本が累計20万部の大ヒットを記録中で、パウダーについての見識が深く女性誌などでもそのパウダーの使いこなし術に注目が集まっているヘア&メイクアップアーティストの長井かおり氏にもご登壇いただきました。ファンデーションにおける“粉”の重要性や質の高い“粉”の見分け方をお話しいただき、2018年9月1日に新発売されるパウダーファンデーション「コフレドール ヌーディカバー モイスチャーパクトUV」をもちいた「粉テクニック」が満載のメイクデモンストレーションも実施いたしました。
「粉塾」トークセッション
研究員 ベースメイク担当 佐野宏充
20年を超えるベースメイク研究のスペシャリスト
粉の個性を知り尽くし、
粉に真摯に向き合い続ける
カネボウの“粉博士”
研究員 ベースメイク担当 佐野章子
入社よりベースメイク研究一筋
ファーストタッチで
粉の特性を見極める、
カネボウの “粉ソムリエ”
日本の“粉”を進化させる技術は、世界でトップレベル。“粉”の歴史と進化について。
日本の“粉”の歴史、それは平安時代から脈々と現代に続く「おしろい文化」にヒントが隠されています。元来、冷涼な地域や乾燥した地域の多い欧米圏では、乾燥から肌を守るため“油”や“クリーム”で化粧を施す文化でした。一方、高温多湿なアジア圏では肌をサラサラに仕上げる粉が重宝されてきた、“粉”の文化といえます。中でも日本はかつて、おしろい(白粉)で仕上げた白い肌が美人の条件であった通り、 “粉”は「肌をきれいに見せるための根源」であり、 “粉”文化は長い時間をかけ、進化と醸成を繰り返してきました。
日本のキレイを支えてきた“粉”技術。カネボウ化粧品の技術が支えた、“粉”の変遷。
「色の白いは七難隠す」の諺どおり、かつての日本ではおしろいによって肌の粗(アラ)を覆い隠すような白肌が美の条件とされてきましたが、 2018年現在では、厚塗り感のないヌーディな肌がトレンドです。そんな日本のキレイの価値基準が変化するターニングポイントとなったのが、1990年代よりはじまるファンデーションの技術革新です。
1984年、時はバブル景気前夜。マットな肌で強いカバー力が求められた時代、粉体を複合化する技術でカバー素材を均一に肌の上に並べる「ラファイエ」のファンデーションが発売されたのをはじめとし、1985年には、セラミックス技術をもちいて焼き固めた粉をカネボウ化粧品が初採用し、「サンセラミィ」が発売されるなど、“粉”の技術戦争が幕を明けました。しかし1993年夏にデビューした「ナビレビュー」で時代の厚塗り傾向に変容の兆しが見え始めます。“粉”そのものを1種の紛体に複合化しコーティングする技術が開発・強化されたことで、カバー力がありながらも厚塗りに見えない、ナチュラルな肌感を叶える処方が実現しました。さらに、カネボウ化粧品が初めて採用した弾力性に富む柔らかな密着パウダー=エラスティック素材により、肌にスルっとやさしく伸びてフィットする、軽いテクスチャーのファンデーションが主流となっていきました。この頃より、ファンデーションは根本的に肌を隠すもの、という考えから、肌を自然にきれいに魅せるものというシフトチェンジが起こり、コフレドールのベースメイクとへ引き継がれていきました。
そもそも“粉”ってなに?コフレドールの「粉トライアングル」が生み出す、良い“粉”の条件
ファンデーションの粉は、大きく着色顔料 と、マイカやタルクといった体質顔料の原料から成り立っています。しかし、粉といってもその性質や品質は千差万別。コフレドールのベースメイクがその感触と美しい仕上がりで定評を得ている秘訣が、この粉との向き合い方にあります。
キレイを生み出す、良い“粉”の真髄はコフレドール「粉トライアングル」にあり!
お客様に本当のキレイを届けるために、研究員のこだわりが行き着いたのがコフレドールの「粉トライアングル」です。“粉”は、私たち人間のように、それぞれが豊かで彩りにあふれた個性を持っています。その“粉”のキャラクターを見極める審美眼の下地となっているのが、「粉資産」。先人の研究者たちが苦労して築き上げた膨大な“粉”のデータが資産として蓄積されています。そして選び抜かれた“粉”を丁寧に「粉ごしらえ(=粉体の事前処理)」を行うことで、軽い塗り心地や、厚塗りにならないヌーディなカバー力といった本質的なキレイを実現しています。また、自在に“粉”を操るカネボウ化粧品の「粉職人(=研究員)」たちのこだわりは千差万別です。研究の川上から川下までを行うカネボウ化粧品の「粉職人」たちは、各々 “粉”への興味や好奇心のベクトルが多様であり、まるで職人のようにそれぞれが“粉”の技術を切磋琢磨しています。こうした粉職人たちの個性や技術者マインドが“粉”にも反映され、コフレドールのファンデーションが生み出されているのです。
先人の研究員たちから受け継がれた、コフレドールの“粉”技術を叶える「粉トライアングル」
1.粉資産(粉の“原石”を見つけて生み出し続ける、豊富な粉データ)
カネボウ化粧品創世記、粉の原料を追い求め、先人の研究者たちは自ら山を渡り歩いたこともあるそうです。そうして厳選してきた粉の豊富な資産が、粉のキャラクターを見極める審美眼に繋がっています。
2.粉ごしらえ(お料理と同様、“粉”の下ごしらえにひと手間が基本のキ)
粉の下ごしらえには、粉そのものの形を変える、大きさや厚みを変える、複合化する、コーティングするといった様々な粉の事前処理方法があります。コストも労力もかかりますが、コフレドールは一切妥協なし!!
3.粉職人(=そば職人!?)
粉は粉職人の個性そのもの。それぞれのこだわりを持つ粉職人が集まるからこそチームとして強くなれます。
「粉塾」長井かおり氏 粉トーク&粉テク
ヘア&メイクアップアーティスト長井かおり氏 プロフィール
雑誌、広告、映像など幅広いジャンルでモデルや女優のヘアメイクを手掛ける。
著書のメイク本は累計20万部の大ヒット書籍となっており、わかりやすく、効果的なメソッドが人気。パウダーについての見識が深く、女性雑誌の美容企画でも、そのパウダーの使いこなし術に注目が集まっている。
自他ともに認める“粉フェチ”の、ヘア&メイクアップアーティスト長井かおり氏にご登壇いただき、 自分に合う“粉”を見極めるためのポイントを新商品とともにご紹介いただきました。
粉トーク:よい“粉”は指先でその感触を見極める!
「ファンデーションは全て指と指ですりつぶして “粉”の感触とやわらかさを確かめます。誰にとってもいい粉(乾燥せずにツヤが出る上質な粉)は、つぶれて指先に消えてなくなるようなやわらかい感触です。」と語る長井氏。 “粉”の感触と肌質に応じてファンデーションの塗り方を見直すだけで、自分自身の肌にマッチした肌に仕上げることができます。
粉テク: 「ヌーディカバー モイスチャーパクトUV」ならではの美肌テクニック
粉テクメイクデモンストレーションでは、「ヌーディカバー モイスチャーパクトUV」で仕上げるツヤ美肌メイクを、長井氏ならではの“粉テク”を交えてご披露いただきました。
1.魅せる“美肌ゾーン”にはたっぷりと乗せる“置きまぶし”テク!
「パウダーファンデーションを最初に塗るのは、下まぶたの広い範囲を示す“美肌ゾーン”。そこに“粉”をたっぷりと置きながら乗せるのが“置きまぶし”テク。生湿感の「ヌーディカバー モイスチャーパクトUV」だからこそ、たっぷり乗せても厚塗り&粉っぽくなりません 」(長井氏)
2.他パーツには、「サササ塗り」からの「カラ磨き」でツヤを出す!
「“美肌ゾーン”以外のパーツには軽いタッチで表面をなでるように塗る「サササ塗り」。最後は全体にファンデーションのついていないスポンジ面で、磨き上げるように塗る「カラ磨き」で、ツヤ肌に仕上げます。やわらかいパウダーファンデーションだからこそ、気になる部分には、指先に取って微振動させることで、しっとり馴染んでキレイに隠すことができます。」(長井氏)
「COFFRET D‘OR(コフレドール)」について
「COFFRET D’OR(コフレドール)」は、2007年に誕生したカネボウ化粧品のトータルメイクアップブランドです。
2018年でブランド誕生10周年を迎え、「しなやかに、ハンサム・ビューティへ。」をブランドコンセプトに、さりげないのに印象強く、自分だけの美しい輝きを引き出すブランドへと刷新しました。その時々の女性の気持ちに寄り添い、機能的で美しい色・質感の商品を通じて、一人ひとりの美しさを提供し続けていきます。
ブランドサイトURL: http://www.coffretdor.jp